B The Begining
毎度おなじみのネトフリ動画なのだけど、今回はいつもと違う見方をしてみた。というか完全にたまたまだったのだけど、やってみて「そう言うのもいいかもな」と思った次第。
起動した直後にそのまま決定ボタン連打
DTVとかだと、直前に見ていた作品の続きをそのまま再生したりするのだけど、ネトフリは違う。一番上にあるプッシュされている動画が問答無用で始まる。タイトルもジャンルも、それがアニメか実写か、邦画か洋画かもわからない状態で始まる。
もちろんある程度は僕の好みに則した物がそこにセットされてはいるので、最低限大嫌いという可能性は薄い。が、言っても機械が勝手にやっていることである。ジャストミートの可能性も、そう高くはない。
まぁジャストミートではなかったが、、、
ボチボチは楽しめた。
クリス評価で言えば★☆ってところ。一切情報がない、、、まさに最初しばらくはホントにアニメか実写かもわからないレベルの情報の無さたるや、ある意味潔しというレベルだったのだけど、それでも3点の価値を見いだせたというのは、まぁホントに悪くなかったという話。
ネットフリックスオリジナル作品で、「1stシーズン」という相変わらず途中で尻切れなのか、これで決着が付くのかわからない表記。つか、完結なら完結と書いてくれた方がずっとスッキリ気持ちよく見始めることが出来ると思うのだが、、、
ちなみに話は12話くらいでおしまい。気持ちよくキリの良いところで終わってくれるので、それを気にして見るのを躊躇う必要はない。ただ、
強いて言えば、続けられなくもない終わり
※ささやかに伏線撒いての終わり
ではあったけど。
まぁ気にするほどのことはないかな。
主人公は、名うての天才刑事、、、だったが、7年ほど現場を離れていて、唐突に復帰。雰囲気は無精髭に長身。年齢はやや上だが、ある意味ガリレオの湯川先生的な側面があり、ミスを犯さないタイプ。
ヒロインは若い同僚の刑事で、つまりは悪いヤツが残酷な殺され方をしてる事件の捜査から話は始まる。つか平行してその殺してる側、現場に「B」のイニシャルを残して行くことから、「キラーB」と呼ばれる殺し屋も描かれ、翼が生えたり手が剣になったりという、SFチックな描写も差しこまれる。
世界は「王立の都市、、からちょっと離れた町」って感じで、文明的には、車もバイクもある世界。
てか、ぶっちゃけいろんな作品のエッセンスを適当に混ぜ混ぜして、体裁整えてみました、と言う感じで、とにかく雰囲気でゴリ押しはしてるものの、
いろんなことがスゲェわかりづらい。
このわかりづらさはもしかして、、IG?と思ったらまんまとビンゴ。監督は知らない人だったけど、プロダクションIG節というか、
煙に巻く感じ?が凄い。
で、見ていて感じたいろんなエッセンスというのは、先に挙げた「ガリレオっぽさ」だけでなく、
・シャーロックのような知的さもあり
・ドラゴンタトゥーの女みたいなサスペンスタッチでもあり
※場面的にも雪のシーンが多く、意図的かと思える類似性を感じた。真偽はわからないけど
・どことなしか大きな組織が絡んでる雰囲気は東のエデンみたいでもあり
・子供達の施設とかって設定は、007慰めの報酬っぽかった
※Mが死んじゃうのってソレだよな?
ともかく、終始何かしらの既視感に囚われながら話が進んでいく。
作画のレベルはIGらしいそれなりのレベルで、女性の作画も、際だって悪くない。まぁ特筆するほど魅力的でもないけど。
正直僕は、物語の結末を予測する能力がそれほど高くない。特に推理小説を読み慣れてる人とかとサスペンスドラマなんぞ見たりすると、
隣人には当然のように犯人を把握されつつ、僕一人チンプンカンプンだったりする。
ただ、本作に関しては、、
「こいつ悪そう・・・」
ってのがそのまま正解してしまい、何ツンだろ、
逆につまらない
みたいな?たまたま投げた石が当たっただけなのかも知れないけど、それでもやっぱ意図せず当たることが必ずしもプラスに働かないケースもあるわけで。
そんなこんなで、最後まで見終えたので、どうしてもラストで盛り上がることも出来ず、あと要所要所で差しこまれる殺陣のシーンとかも、なんだか取って付けたような気がしてしまって、そこまで高い評価にはならなかったって感じ。
絵が及第点なのと、売れ筋の寄せ集めとは言え、がんばってまとめようという努力は見えるので、決してつまらなくはない。ただ、オススメできるかと言われたら、正直そこまでじゃないかな。
エロマンガ先生やデビルマンCRYBABYのが全然イイ。
まぁいきなり見た作品としては、十分当たりだったとは思うけどさ。
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