ピクサーの話
昔はかなり「スゲェ会社」というイメージがあったけど、最近さほどでもない。というかドリームワークスのCGアニメの方が好きだと確信してたりもするのだけど、改めてリストを見てみたら、
むしろ嫌いだということに気付いた。
何となく順を追って見る。
・トイストーリー
マイナスの溜めの塊。見終わったあと泣いた気もするが、そんなことよりイライラした記憶の方が遙かに大きい。ロッテントマトが「2」と共に100%なことにビックリする。個人的には0点の記憶しかない。今見ると印象は変わってるのだろうか。
・バグズライフ
良くも悪くもほぼ記憶にない。見たような気はする。
・トイストーリー2
マイナスの溜めにさらに磨きが掛かり、僕の中の記憶では、
「3」は絶対見ない
そう誓った気がする。当然のように僕の評価は0点以下だが、これもロッテントマトで100%だったんだよな。まだ「ピクサー」をピクサーとして認識してない頃。
・モンスターズインク
ピクサーをピクサーと認識し、印象が180度変わった作品。嫌なヤツが居ず、女の子がかわいく、全体的にみんな善人で、とても居心地が良かった。予告の段階からかなり面白そうだと思っていたけど、結果全く裏切られなかったな~。
・ファインディングニモ
なんでディズニー、ピクサーはこうまで嫌なキャラを出すのか不思議でしょうがない。ロッテン99%も意味がわからない。見ていて「スゲェイライラ」した。あの人間の子供なんてサイコ以外の何者でもないし、ドリーの記憶力の悪さもイライラしかしない。ちなみにピクサーで最も売上が高かったのは「ファインディングドリー」なのだけど、
これほど見に行こうとか、借りてこようという気にならなかった作品もない。
てか、売上で言えばモンスターズインクの続編のユニバーシティも結構上の方だったけど、ぶっちゃけ理解出来なかったというか、まぁ前作が良かった分二作目に対する期待が高かったってことなのかも知れないけど。
ニモも嫌いだったな~。商売柄グッズを売ったりもするけど、「これは絶対長続きしない」と思って、かなり早い段階で手を引いて正解だった記憶があるわ。
・Mr.インクレディブル
結局好きなのはピクサーではなく、その監督なんだということを実感した作品。本作の監督ブラッド・バードが好きなのであって、ピクサーが好きなわけじゃないと。てか前も書いたけど、インクレディブルの最大のポイントは、奥さんが旦那が浮気したと思って乗り込んできた時、死んだと思ってた奥さんに問答無用でハグしてくる旦那の純真無垢なところだと思う。僕は「嫌なヤツ」が嫌いなだけで、「悪いヤツ」は嫌いじゃない。本作の悪役はまさに「悪いが嫌なヤツじゃなく」、ストレスを溜める場面がとにかく少なかった気がする。
余談だけど、僕のブログで一番最初にレビューしたのがこの作品だったんだよね。
・カーズ
これもマイナスの溜めがウザい。日本の成功文法を「努力友情勝利」とするなら、そこには「負け裏切り立ち直り」はない。アメリカ映画はとにかく「負け裏切り立ち直り」が不可欠かのごとくちりばめられていて、それが絶対的に好きになれないんだよ。
そんなの無くても楽しいものは作れるから。塩を入れなくてもスイカは普通に美味しいから。
一回負けてどん底まで落ちてから復活するのが面白いってのは、単なる思い込み。それが好きな人も居ていいと思うけど、
オレは大っ嫌いだね。
・レミーのおいしいレストラン
主人公が途中で少し調子に乗るので、そこはガチで嫌い。でもクライマックスが素晴らしく好きすぎて、「繰り返し再生したシーンランキング」では、トップ10に入る勢いで好き。さすがブラッドバード、アイアンジャイアントの「ラスト良ければ全て良し」を本作でも貫いている。てか、前半1時間は残りの人生で見ることはないだろうな。見るなら彼女がバイクで帰宅するところから。それで十分だ。
・ウォーリー
スゲェ好き。嫌なヤツが居ない。ピュアなヤツばかり。最高。善人最高。ノーストレスノーバッド。イヴも好きだし、船長も好き。ゴキブリを何より愛らしく描いた作品だと思うし、エンディングロールも好き。てか、
隙がない。
これがニモの監督とは思えない。ただ、実写の「ジョンカーター」の監督と言うのは、(今知ったけど)わからなくもない。ジョンカーターも悪いヤツは居るけど嫌なヤツは居ない作品だったからな。
・・・
僕の知るピクサーはここまで。ここから先の、「カールじいさんの空飛ぶ家」は、興味がなかったわけじゃないのだけど、
年寄りメインの映画は実写でもアニメでもどうも好きになれない
大抵の場合「死と隣り合わせ」だから。
トイストーリー3は当然見ないし、カーズ2は最初の5分で寝てしまった(DVD借りたのに)。メリダとおそろしの森は、大島優子の評判がイマイチ悪くて見そびれてしまって、パートさんに「一作目と同じくらい面白かった」と聞いて期待して見た「ユニバーシティ」の酷さに、
もうピクサーはダメだ、、、と烙印を押した。
そのあとの、インサイドヘッド、アーロと少年、ファインディングドリー、カーズクロスロード、リメンバーミーまで全て興味ゼロ。完全シカト。
しかし、、、
8月1日公開予定の、「インクレディブルファミリー」は、期待せざるを得ない。
なぜなら、
ブラッド・バード監督だから!
普通に楽しみ。映画館にも行くつもり。てか、バード監督の作品だと、「トゥモローランド」だか言うのが見てないのだけど、正直「見た方が良いのかなぁ」と揺れている。
ジョージ・クルーニーが嫌いだから見てないのだけど。
つかジョージ・クルーニーって何か、鼻につく顔してない?終始ドヤ顔というか、謙虚さが一切感じられないというか。ジャン・レノと同じくらい嫌いだわ。まぁ作品によって凄く良い役をやったりするのかもだけど。
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ディズニーって、ディズニーランドもキャラクターグッズも凄く人気があるIPだと思うけど、ぶっちゃけキャラクターとして魅力があるのと、映画として面白いことは、全くイコールじゃないんだよな。ウォーリーのキャラクターグッズなんて、ほとんど無かったし、売れたって話も聞かないし。
でもウォーリーがピクサーでは一番好き。ワンシーンだけなら、レミーの「イーゴが万年筆落とすシーン」が一番好き。
インクレディブルファミリーも楽しければいいな~。てかバード監督もっと撮ればいいのに。ミッションインポッシブルゴーストプロトコルも、MIシリーズで一番好きだしな~。
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