最近のウチのブログについて
僕のブログは、主にゲームの話題が多い「ゲームブログ」と受け取られがちだけど、実際はそれに限らない。自分がハマってるものや見聞きした物、食べた物など、「自分が書きたいことを書く」ブログだ。だから、その都度読者様の層は変わったりするし、温度にもムラがある。
みんなが傾注してることに僕も倣うことが出来れば、読んでる人は居心地の良さを感じるだろうけど、アイドルやラノベなど、「入りにくいこと」に傾いてしまうことも、実際のところ避けられないのだ。なぜならば、
今の僕が楽しいと感じることがそこにあるのだから。
言い換えれば、僕が楽しいことがあるのなら、釣りだろうと鉄道だろうと、全く新しい自分の趣味を広げていくこともやぶさかではない。何度も書いてるけど、
要は「内側に入るか否か」なのだ。
世にある趣味と呼ばれるものの大半は、それが楽しい、面白いと思ってる人が居るから存在する。ハタから見て「え?意味わかんない」と思っても、その人の経験や環境、育まれた価値観によって、「明確な価値と意味」を持つのだ。それをたまたま理解し、共感出来るなら、、、その内側に飛び込んでいけるなら、語られる言葉は輝きを放つし、単純に読んでいて楽しいものになる。
でもそれは、強制されたり無理をして自分を変えるものではない。先に書いたように、あくまで「経験や環境」によって土台、土壌が作られなければ、種を植えても気持ちよくは育たないからだ。まぁ中には短時間で芽が出て膨らむ「強い力の種」もあるけど。
※たとえるなら「ポケモンGO」や「君の名は」みたいな、ブランニューでも大多数に訴求したコンテンツ
僕がいくらラノベやラノベ原作のアニメを楽しいと言っても、それを理解し共感するのは、ぶっちゃけ容易じゃない。エクスヴィアスのネタが多いけど、それとてやってない人からしたら「早く次のゲームに移ってくれ」と思うかも知れない。でもそれは、
「違う人」「違う人生」なんだから、しょうがないのだ。
「読んで笑えるマンガ」ひとつとっても、歩んできた過程が違うのだからズレてしまうのは無理からぬ事なのだ。社会人として波風立てないことを当然のマナーとする大人なら、そこで適当にお茶を濁し、場を取り繕うかも知れないが、
オレはそんなウソはつきたくない。
面白いと思う事、楽しいと思う事、美味しいと思う物、綺麗、かわいい、かっこいいと思う感性は、それぞれが違ってて当然だし、「共感して欲しい」という気持ちは、所詮はエゴでしかない。だがそれは同時に、コンテンツを否定されることが人格そのものの否定には繋がらないということを、強く主張する。自分が好きな物を好きになってくれると嬉しい気持ちになる。でもそれを嫌いだとかつまらないと思われても、それがそのまま自分自身の評価や、その人に対する価値の否定にはならないと僕は思う。
フックするところを引っ張ればいいのだ。
そうは言っても錯覚しがちではあるのだけれど。
・・・
さっき、うしろゆびさされ組の「うしろゆびさされ組」を聴いた。僕はこの歌が大好きなのだけど、しばらく長い間誰が歌っているのか忘れていた。思い出そうとした時「高井麻巳子だったかなぁ」くらい。「OK グーグル」とスマホを呼んで、「うしろゆびさされ組って誰?」と訊いたら、「ほぼ ほぼほぼ たかいまみこ と いわいゆきこ です」と。androidなのに!?
ああやっぱそうだったのか。秋元康の奥さんだったか。
・・・スゲェいいよな。
この歌は、新沢基栄原作「ハイスクール奇面組」のアニメ版の主題歌だが、ハイスクール奇面組とは、つまりはブサイクでいわゆるイケメンとは対局に当たるメンバーが織りなすコメディだ。その中で、ヒロインのかわいい女の子は、その奇面組のリーダーに「惹かれる」。
※恋心ではない、、、と思ったけど、明確な恋心だったかも
当時はかわいい女の子がブサイクに惹かれる理由を深く考えもしなかったし、作者自身その方が「受けがいい」と思っていただけかも知れないのだけど、この歌の歌詞を何度も聴いて、そして歌っていたかわいい女の子が、作詞の秋元康、、、決してルックスが二枚目でも運動神経が良いわけでもない、軽く太っている男性に、「自分から告白し、結婚した」ことを重ね合わせていくと、
いろんなパーツがしっくりとかみ合う感じがする。
歌詞の中にあるフレーズには、
♪趣味が悪いねと まわりの友達は言うわ
だけど 愛はいつだって 答えがあるわけじゃない
というのがある。うしろゆびさされ組でこの歌を歌った高井は19歳。年齢的には色恋の十や二十は経験していてもおかしくない頃だ。そしてこの3年後、彼女は芸能界を引退し、秋元康と結婚する。二人は今でも仲の良い夫婦だ。もちろん子供も居る。
愛はいつだって 答えがあるわけじゃない
もしかしたら秋元康はもっと前から高井のことが好きで、その気持ちを上手く伝えてその気にさせるためにこの歌詞を書いたのかも知れない。そんな邪推も出来なくはないが、重要なのは今二人が幸せであるということ。離婚の多い芸能界。ましてやアイドルグループのプロデューサーが、そのメンバーと結婚なんて、当時のファンの気持ちを考えたら、「大炎上」間違いなしの大事件だったはずだ。
でも二人は幸せになった。それが全てなのだ。
それがかっこいいのだ。
・・・
僕は多分秋元康に強いあこがれを抱いているのだと思う。
※いや別に自分の奥さんがブサイクだから高井麻巳子が羨ましいと言ってるわけじゃないよ?ブサイクなのは僕の方だし
♪自分を騙せない だけど
だけどそんな生き方が なにかにこぼれてゆくわ
自分の中の揺るがない部分。ごまかせない部分。それはきっと、伝わる人には伝わる。伝わって欲しい人に伝われば、それでいい。
これからも、僕は書きたいことを書いていくつもり。
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