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2018年8月 1日 (水)

ゴジラ2 決戦機動増殖都市ほか

アニメ版ゴジラ。「1」である「怪獣惑星」を見た時からうすうすそんな気はしていたが、どうやら三部作らしい。つまり「2」は、途中から始まって途中で終わる。コレだけ見てもなんのこっちゃ全然わからない作りになっている。

ポリゴンピクチャーズは、シドニアの騎士を作ったところ。キャラデザインやメカデザインはまんまそれに通じていて、そちらの雰囲気が好きな人なら、ひとまず入り口は入りやすい。

ゴジラとは言っても世界観は結構未来で、ドクターストーン以上に年月の経った地球(2万年?)に戻ってきたら、ゴジラが居て困った困ったと。てか、

 一体しか居ないゴジラを理由に「地球圏を離脱する!」とか。

たかが身長300mのゴジラが、どれほど広範囲をカバー出来るんだよって感じではあるが、まぁそれは言っちゃダメなのでしょう。時速60kmで世界各地の大都市をひとつ残らず壊しながら渡り歩く様とか、

 もはや滑稽?てか何で正確に都市の位置を把握出来る?そもそも、ゴジラってヒマラヤとかマリアナ海溝とかも登ったり降りたり出来るわけ?

まぁ「消えることがない大型の台風」だと思えば、警戒せざるを得ないモノなのかも知れないけどさ。

てなわけで、完全に前作の続きで、前作のラストで「やっと倒したどーーー!」からの「デケぇヤツキターー!」、さらに「主人公死んじゃったーーー!?」の続き。一切プレイバックがない辺りはむしろ潔いとすら思う。

 見たのがそこまで昔じゃない僕でも、一切全く覚えてないわけだけど。

今回の話は、前作で死んじゃった主人公が実は原住民に助けられて死んでなかったってところから始まり、その原住民の武器がどうやら2万年前に対ゴジラ兵器として造られた「ナノメタル製メカゴジラ」が、そのプログラムのまま2万年間機械的な増殖を重ね、

 都市へと成長していた!

って流れになっていく。ネタバレだけど、まぁあんま面白くないから気にするな。

最初「メカゴジラ」というキーワードが出た時は、相当にテンションも上がったのだが、いざ見てみればそれはただのガレキの山に過ぎず、顔とかも視認出来ないレベル。ともかく、そいつをプログラムしなおしてゴジラを倒す為の「巨大なワナ」を造り、「2なのに」最終決戦という流れ。

 もちろん倒せませんよ?「2」ですから。

特に不自然なところもなく、「ああこれはフラグだな」と思った通りに展開。ナノメタルは都合良く何でも造ることが出来て、未来っぽい展開としてはアリかな、とも思うのだけど、

 なんだろ、何が悪いんだろ、決定的に「面白さがない」

迎撃都市をどんどん構築していくところとか、最新鋭みたいな飛行型ロボットが出てきたりとか、ゴジラ自体のルックスも悪くなかったりとかしてる一方で、結局その都市が「強いことを示唆する演出がない」「ロボットに必然がなく、これも別段強さを示すエピソードがない」。

 ただセリフで「1体で300体分」と言われても、逆に萎えてしまう。全然そんな風には見えないから。

原住民とのやりとりで使われる「古めかしい言い回し」も、実際はただわかりづらいだけでめんどうだし、「某他の怪獣」の存在を示唆されても、結局出るのは「3」でしょ、ってことになってしまう。あと、

 やってることはかなりヱヴァっぽいのに、音楽が今ひとつ盛り上がりに欠ける。

ぶっちゃけヱヴァのBGMに差し替えればもっと盛り上がるんじゃないの?等という作った人の気持ちを踏みにじるような感想すらこぼれてしまう。ごめんなさい。

クリス評価は★。絵的な迫力はあっても、それがかっこよさ、気持ちよさ、面白さに繋がっていない。とりあえずフラグだとは言えキスシーンがあった点は評価するけど、安易にヒロインを殺しちゃうとことか、断じてオレ好みとは言い難い。あれで「えー死んじゃうのーー!?」なんて思わない。「はぁ」って感じに失速するくらいのもんだわ。

●この素晴らしい世界に祝福を

探せばもっと出て来るのだろうけど、、、ラノベ原作のアニメで2ndシリーズ以降が作られている作品は少ない。だったら「作られているものは相当面白いってことか!?」と、目に付いた「2」がある本作を見始めた次第。

これも「異世界はスマートホンとともに」と同様に、最初に現代人の主人公が死んでしまうところから始まり、「何かひとつ持っていく」というところまでも同じ。違うのは、スマホのように特別待遇がなく、普通の人間のままだということと、

 持っていくモノに、目の前の女神を指定したこと。

とても人間味のある女神と共に、低レベルの冒険者となるが、スマホと違って非常にみすぼらしく、情けない暮らしを続けていく。納屋で寝泊まりし、日々アルバイトで生計を立て、時たま冒険に出てもさしてドラマティックな展開があるわけでもない。増えていく仲間も「全く」強いとは言えず、

 スマホとは全く違い過ぎるが、キャラは悪くない。

メインが4人とそこまで多くない分掘り下げも丁寧で、主人公の性格もスマホより人間味があって、親しみやすい。作画はドングリの背比べで、印象的には似た印象を受けはするが、

 サクセスストーリーというわけでは断じてないので、結構情けない。

それをヨシとするかどうか。

ただ、スマホが「1st」でちょうどよくお腹いっぱいになったことを鑑みるなら、「このすば」は2ndシーズンが作られてもいいかな、という空気ではあった。とは言っても魔法科高校の劣等生やエロマンガ先生と比べたら、、、比べられるレベルでは全く無いが。

クリス評価は★。ちょいちょいストレスのあるシーンは飛ばす。「爆裂魔法」の詠唱のセリフがクソ長くて毎回飛ばすし、「このすば」というアイキャッチもイラっとする。意味がわからない。なぜその世界からわざわざ阻害するようなことをするのか。作ってる人の頭が悪いのか、僕がこの世界の住人として相応しくないのか。

ただ、今は割と暇つぶしの「どーでもいいアニメ」を求めているので、一応2ndの3話くらいまで見てるって感じ。やっぱ2ndまで続いたからって必ずしも傑作なわけはないわな。

●魔法少女まどかマギカ

以前同級生に勧められたアニメ。1話を見終えて、

 そう言えば昔も1話だけは見たような気がするわ

と「見終えてから気付いた」が、それ以上に、

 シャフト&新房監督であったことにビックリ。

それなら最低限のクオリティは維持されていて然るべきだな、と思うと同時に、

 なのになぜ当時1話しか「見なかった」のかという疑問も浮かんできた。

で、その理由は簡単にわかった。

 キャラが嫌い。

あのボヤけたような輪郭の、パッと見どれも同じような顔に見えるキャラが、生理的に好きになれなかった。1話の途中15分ほどで「そろそろ終わらないかな」と進捗バーを確認したり、さらに20分過ぎにも「もう終わってもいいけど」と再度バーを確認。つまり、僕にとって「見るに堪えない」話だった。

 念のために言うけど、好きな人の好みや評価を汚すものじゃない。

AKBの指原を見て「なんでこんな子が!?」と思うのと同じ理由。韓流の男性スターを見て「なんでこの顔で!?」と思うのと同じ理由で、僕はまどマギのキャラが全く受け付けなかった。なんだか見ていてイライラしてしまうというか、、、とにかくストレスなのだ。

なので僕の評価は0点である。世界中が最高だと言っても、そんなことは関係ない。たばこを嫌いな人に、一番美味しいたばこがどれほど素晴らしいかを説くようなものだ。

 まぁちょっぴり残念ではあるが。
※たばこの話じゃないよ?

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