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2018年8月28日 (火)

冒険はたった一度

僕はRPGを基本一度しかプレイしない。繰り返し遊んだタイトル、数年空けて再度プレイしたタイトルも無くはないが、基本的には最初のプレイを最後のプレイとするつもりで、全身全霊を込めてプレイする。もちろん「それに値するタイトル」は、だが。

全身全霊を込めるというのは、例えば「稼げるところで限界まで稼いで先へ進む」であったり、「カジノで一番高い賞品を貰うまでがんばる」「レアドロップが出るまで粘る」など様々あるが、正直それらは二度目のプレイでも概ね達成することが出来る。特に経験値稼ぎに絡むものは、二度目の方がより効率よく稼げる分、初見時とは別の楽しさを得ることが出来たりもするし。

そう言う意味では、複数回プレイするタイトルというのは、つまりは「稼ぎの効率が向上する可能性が高い」タイトルとも言える。そしてその楽しさは、

 数字の楽しさだ。

 知識を活かす喜びだ。

知ってるからこそ得られる楽しさ。でもそれは「冒険」とは違う。冒険とは、未開の地、未知の世界へ踏み込む行為であり、誰かから攻略法を聞いて臨むボス戦ではない。

 なので、僕にとってのエクスヴィアスは、冒険ではない。

研鑽と思考を、先駆者のパターンにフィッティングさせつつ、答えを探し、結実させる。人によってはそれを「作業」と思うかも知れないけど、自分には十分それで達成感が得られる。

ここで言う冒険とは、「もう二度と出来ない挑戦」のこと。効率で向上しない。簡単に達成出来ない。クリア後のデータをセーブし、(画面の録画をしてなければ)二度とそのシーンを見ることもない、唯一無二の「オレの物語」。

何でそんなことを思ったのかと言えば、昨日ふと、「ゼノブレイドクロス」のことを思い出したから。

WiiUでリリースされたゼノブレイドクロスは、タイトルこそ似たシリーズもあるが、世界は完全にオリジナルで独立していて、今のところ続編の予定もない。岩田社長が生きていた頃の最後のビッグタイトルと言った内容で、そのボリュームと「世界の深度」は、全盛期のFFシリーズにも劣らない。

当時はまだ任天堂のネットコミュニティである「ミーバース」も生きていて、ネットその他でのコミュニケーションも平行しつつその世界に染まり続けていた。

何と言っても「山登り」に関する思い出は、他に例を見ない。本作では、物語を進めることで主人公たちはロボットを手に入れ、さらにその先では空を飛ぶ術を得る。なので、もし頂をその足で踏みしめたいと思った場合、順路をたどればいつかは、ある意味容易に叶う。特に「空が飛べないうちに到達した」からと言って特別な報酬があるわけでもないし、誰に求められるでもない。同時期にプレイしていた友人は少なく、他の誰もチャレンジしてなかった。つかネットでも数えるくらいしか、、、。

しかし、その達成感の大きさは、生涯のゲーム人生において10本の指に入るほどだった。もう一度やれと言われてもとても無理だろうと思う。数時間セーブとロードを繰り返して、数々の難所を越えていく。角度をこうすれば、視点をこちら寄りに、、、時には先人の知恵ではない、全く別の登山ルートを見つけたこともあるし、奇跡のジャンプとも言える不自然な挙動で難所を越えたこともあった。

念のために言うけど、「そもそも出来るように作られていると作り手が公式に言ってるわけじゃない」。だからこそ特別な報酬は用意されてないし、そもそも「特別じゃない報酬」だから大したモノは貰えない。文字通り、

 そこに山があるから登る。

何度も諦めようと思いながらも、そのたびに奮い立たせてリトライする。と言うか僕は性格的に「あまり諦めようとは思わない」人なのだが、そんな僕に、それも何度もそう思わせるほどの難所、、、

 大冒険だった。

本作にはそう言ったポイントがいくつもあったが、ついぞ最後まで登り切ることが出来なかったところもある。
※そこは先人達も到達したかどうか定かではないところ
それでも何度も何度もジャンプを繰り返し、ロードを繰り返す。

 たぶんもうやらないだろうと思うからこそ、その瞬間に集中する。

 ・・・その先にある景色が見たいから。

つか「景色」って、空飛んで同じの見ればいいじゃん、ってのとは違うぞ?念のため。

たぶん、マリオメーカーとかで作られた「超高難度の面」をクリアしたときとかでも味わえるたぐいの達成感だろうとは思う。思うのだが、やはりあからさまな殺意や不条理なバランスというのは、僕的にはNOだ。わがままなようだけど、自分には自分にあった目標があるし、そこを目指したいかどうかがとてもとても重要だから。

乱数の果ての達成感、レアドロップのゲットも、状況と確率によっては「二度は無理」なものもある。それもまたひとつの冒険かも知れない。

 FF12、ナブディスのイージスの盾と、PSO、フローズンシューター

この二つ、特にイージスの盾は、話を進めれば普通に買える。だからここで粘る必要は一切無い。でも、

 ここで手に入れる満足感は、ここでしか得られない。

文字通りプライスレス。てかそう言う言い方で言えばフロシューの方は「それを目指してがんばるに値する強さがある」ので、「二度目」もあるかも知れない。まぁ僕にはなかったけど。

・・・

「冒険」というのは、とてもかけがえがない。特に僕みたいに石橋を叩いて渡るタイプの人間には、成長しきる前に進めて、辛勝を繰り返すプレイを由としないし、負けることは、時間や、ゲーム内での報酬などを無に帰す「無駄なこと」である場合がほとんど。だからこそ、そうした即物的な目的のためではない、「自分の満足だけのため」の努力・労力は、よほどのことがなければ「欲することがない」。そこが希有であり、

 一期一会の挑戦だな、と思う。

そして、だからこそその状況に身をゆだねることが出来るシチュエーションに巡り会うと、

 心の奥底に震えが走る。

「これはそう言う場所なのか」と。怖れ、緊張、不安と、ささやかな期待。そんなことは滅多にないからこそ、

 そんな大冒険が出来るゲームにまた出会えたらいいな、と思う。

・・・

ちなみに、スケールは一気に縮小するが、ミニゲームのたぐいも「二度としたくない」ものが多い。ナンバリングFFに特に多いが、最高ランクの報酬は、その時点で手に入るレベルを大きく凌駕しているものも多く、「取らなきゃ進めない」という強迫観念に苛まれつつ地道に繰り返したりする。個人的に思い出深いのは、

 FF9(たぶん)の、雷を避けるヤツ。

あれは最後の最後までコンプリート出来なかった。というか一番上から二つ目レベルでももはや人間の反応速度を超えていたように思う。何か特別な法則性がなければ、クリア出来ないんじゃないか、みたいな。
※おぼろげな記憶では、間隔を計って「そろそろ」という頃合いを見計らってボタンを押す、みたいな、「見てからじゃ遅い」で二つ目をクリアしたような、、。ともかくそこまでの「7」や「8」のミニゲームは諦めずがんばれたが、あれは折れた。

 今調べたらクリアしてる人はクリアしてるんだな。単純に僕の反射神経がへたれだっただけか。

ともかく、ああいうのは(人間として、プレイヤースキルの経年劣化も含め)もうやりたくないし、やろうとしても無理だろうと思な~。

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