READY PLAYER ONE 3Dブルーレイ
明日だと思ってたら今日届いた。よく調べたら今日(22日)で合ってたのだけど。
気合いを入れてVRを装着。迷わず日本語×3Dで視聴開始する。
僕は48歳で記憶力には大いに劣化が見られるお年頃だが、本作に関して言えば、かなりの部分を覚えていた。それほど集中して見ていたし、そもそも印象が異常に強い内容だった。隙が無く、テンポが良く、派手でメリハリがあり、何より面白かった。
だから、今見直してもきっと一回目ほどは楽しめないのもわかっていたし、ブルーレイを買ったのも、「自分が初めて買う3D映画は、コレしかない」と思ったからに過ぎない。
見始めて間もなく、「スクリーンの大きさ」を最大に設定し直し、
※ちなみに一旦PSボタンでPS4のメニュー画面に戻って、設定→周辺機器→PSVRから切り替える。動画再生中のメニューの画面設定では、「VR画面そのものの大きさ」は切り替え出来ないので注意
久々「超大画面」で視聴した。
ちなみに「超大画面」というのは、
画面が超デカイ
という意味で、具体的にどの程度かと言えば、
しっかりピントを合わせて観ることが出来るのは画面中央三分の一ほど。
右から左まで観るには、結構な角度で顔を動かさなければならない。これはVR経験のない人向けの話だが、一見頭にマウントするゴーグルを見ると、「頭を動かしても映像もそれに伴って付いてくる、具体的には、寝転がってもうつぶせになっても、見える画像は同じ」と思うかも知れないが、VRの画面は、「テレビ上部に設置されたセンサーにヒモ付けされていて」、頭の角度を変えることで「そのまま見える場所も変わる」。つまり普通に大画面のスクリーンを間近で見るような感じになる。
そうすることで損なわれる情報も当然ある。画面全体が見渡せないわけだから、例えば字幕表示の場合、特に右上や左上の情報は把握し辛くなるし、ピントが合うエリアも狭いので、細かな部分も見づらくなる。
しかし、その対価も大きい。
特に映画の内容を覚えていて、ましてやそれが2Dでの視聴であった場合、
超大画面の3D映像というのは、なかなかに新鮮でインパクトの強いものになる。
つっても「PS4」であって「PS4PRO」ではないので、解像度も低いし、正直そこまで美麗に見えるわけでもない。ぶっちゃけてしまえば、
迫力だけはあるけども
という映像だ。
・・・だがそれでイイ。
・・・それを求めていたから。
レースシーンの情報量の多さ×PS4の処理限界×視野の狭さ×解像度の低さから導き出される答えは、
何がなにやら全くわからない!
でもそれでいいのだ。これは援護でも擁護でもない。僕のポテンシャルを置いてけぼりにする迫力こそが、この3Dブルーレイに求めていたことだし、この映画に最初にハートを鷲掴みされた瞬間でもあった。
「瞬きが惜しい」
そう思える展開に、思わず口が半開きになる感覚。そしてその直後、笑みへと変わる感覚。
やっぱり面白い!そして凄い!
ただ、伏兵だったのは、
思っていた以上に脳に負担が掛かる
と言うこと。ぶっちゃけ1つ目のカギを手に入れる頃には「ズキズキ」しまくっていて、このまま続けたら最後にはゲロでは済まない体調不全の世界へ導かれてしまっただろう。仮想ではない現実世界の方で。
なので、しぶしぶそこで一旦再生を止め、しばし普通にネットフリックスでアニメを見たりゲームをしたり。
どのみち画面見てるんなら同じじゃね?
とも思うが、順調に回復。ちょっとホッとする。
その数時間後に残りを見たわけだけど、
要は「VRが重かったから」かも知れない。
またほどなくして頭痛に苛まれたが、両手で支えながら見始めたら頭痛が治まってきた気がした。
代わりに今度は手が痺れてきたが。
「何もソコまでして見るもんなの?」そんな声が自分の奥底から沸いてくる思いもしたが、
それこそが3D映画だと思うし、もっと言えば、
当時映画館で上映していた3D、及び4DXの画面より、確実に大金画面で見ることが出来る幸せの対価だと思う。
そしてそれは十分に割に合う。
気持ちいいシーンではワクワクし、コミカルなシーンでは声に出して笑い、カッコイイシーンでは思わず手を叩く。疲労はしても退屈はせず、世界の居心地の良さを感じ、、一回目に見損ねたところをがんばって見つけるのがとても楽しい。
正直日本語吹き替えより日本語字幕、つまり英語音声で見た時の方が楽しかったので、もし初めて見る人にはそちらをオススメしたいが、声優はアイロックという悪役一人を除いて違和感はなかった。アイロックはなんか、もとのセリフが軽かったのがマイナスに作用しちゃった感じかも。
・・・
3Dブルーレイでの映像は、劇場で見る3D映画よりインパクトはあるものの、
※具体的には「奥行き感だけでなく、飛び出してくる感」もかなりある
いかんせん解像度が低く、映像としての情報密度が低い。さらに体にかなり負担が掛かるので、もし見るなら、一度普通にテレビ画面で見てからがオススメ。
ただ、正直3D同梱版(3Dと通常のブルーレイ2枚組)に5600円を払う価値があるかどうかは、かなり人によって評価が変わるところかも知れない。僕は「どーーーーしても見たかった」ので後悔はしてないが、
ぶっちゃけ初めて見るなら、通常のブルーレイで99%楽しめる。
3Dは残り1%を上乗せする程度かなって思った。
クリス評価は★★★☆。映画としての面白さはもっと上だけど、いかんせん身体的ダメージが大きすぎて、100%で楽しめなかったのが残念至極だわ。
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余談だけど、結局キティちゃんもマッハGOGOGOも見つけられなかった~。まぁ3Dだとそう言った情報は特に見つけづらくなるから、また日を改めて通常のブルーレイで探してみることにする。
あと、たぶんもう3Dブルーレイを買うことはないだろうな。ジジイにはなかなかキツいわ。前編アトラクションの映像みたいな贅沢さはあるけどね。
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