災害のこと
あんま暗い話はしない人だけど、こうも災害が多いと触れたくもなる。ちなみに今朝北海道で地震があった。被災した方、運が悪かったとしか言いようがない。状況に抗った方が、、わずかでも好転されたことを願います。そして自分もそうありたいと。そうあって欲しいと。
災害と一言で言っても、種類は様々。思い浮かぶ限りで言えば、
・地震 倒壊、土砂、津波、液状化
・台風・風 暴風、竜巻
・台風・水 高波、冠水、河川の氾濫
・雷
・火山 火砕流、火山灰
他は、水不足、原発放射能汚染、ウイルスとか?
住んでる地域によって可能性の大小は大いに変わる。火山が近くに無ければ火山の被害はないし、山の上なら津波もない。映画の中の話でもない限り、「どこに住んでいても全滅する」ほどの災害は、今のところ僕の知る限りではない。隕石とか、太陽フレアみたいな。
ぶっちゃけ僕は専門家ではないし、ただ自分のことを考えるのが精一杯なので、もし自分ならどうするか、と置き換えて考えて貰えたら、、まぁ考えることに意味があるのかどうかもわからないけど。「想定以上」の事態に陥ったら、結局どうしようもなかったりするし。
ただ、それでも何も考えないよりは危機感を抱くきっかけになるかも知れない。杞憂に終わればそれで御の字なのだ。
●地震 怖さ10/10
とても怖い。と言うか、僕が経験した一番大きな地震は、大阪出張中、ホテルの8Fくらいに寝ていて震度5の地震に遭ったとき。慌ててズボンを履き、靴を履き、サイフと携帯を持って非常階段のプラスチックで覆われたスイッチを押し破り、大急ぎで一階まで駆け下りた。
なかなか冷静では居られないものだな、と思うが、それでもパンツのまま階下へ降りる事はしなかった。
「そうすべきだったかも知れない」のだが。
人間一番大切なのは、大抵の場合自分の命だ。お金とか「ズボン」とかも大切だが、死ぬのとパンツいっちょの姿を人様にさらすことのどちらがいいかと言われたら、僕は後者を選ぶ。死ぬのと、大阪で無一文になるのとどっちがいいかと言われても、後者を選ぶだろう。命と携帯電話でも、無くすなら後者の方がいい。
結果は結果でしかない。きっと多くの被災され、命を落とされた方もまた、僕と同じ局面で、きっとズボンを履き、サイフと携帯を持って逃げようとしたのではないか。お年を召された方や赤ちゃんとかは別として、分別のある大人が、なかなかパンツいっちょで大慌てで家を出ることは出来ないのではないか。
それで命を落とすとは思ってないから。
杞憂や笑い話で終わるならそれでいいのだ。「終わらないことを想定できるかどうか」。「自分が死ぬかも知れない境界線」は、誰も教えてくれない。自分で計り、自分で判断し、自分で行動するしかない。住んでる家が崩れて押しつぶされるほどの地震が来ないと誰が保証してくれるのか。割れたガラスが絶対来ない場所、安全な場所がどこにあるのか。
僕の住んでいる場所や仕事場は、海抜ほぼ0mくらいだ。そして津波の警報が来て、自宅まで到達するまでの時間は約5分。高台に逃げることはまず無理だろう。
せいぜい2階や、そこから屋根の上に上ることくらい。近所に3階建ての家もない。
下手に逃げようとして車ごと流されるよりは、2階で神に祈る方がよっぽど延命率は高い。僕の知識では、
車より2階の方が高さは高い。
液状化は、「なってみないとわからない」ので、どうしようもないが、とりあえず対策のしようがない。せいぜい地震直後に車を少しでも高い場所へ移動しておくくらいしか出来ることはないかも知れない。自店にしても自宅にしても、「出来る準備」があるわけじゃない。
土砂災害に関しては、幸い近所に山があるわけじゃないので、「降ってくる」方は考えなくて良い。だが、
足元が崩れる可能性は大いにある。
ただこれも、「もし崩れるとしたらどう準備すべきなのか」がわからない。対策の「練りようがない」のだ。崩れるとき、自宅前の道路の方が安全かも知れないが、逆に何かが倒れてきたり
※例えば電柱とか、家の壁とか
足元のアスファルトが割れたり、隣接する河川が氾濫するかも知れない。
せいぜい、1階より2階の方が安全かも
ってくらいだ。
それ以上に怖くて心配なのは、地震の揺れで、部屋の中の本棚やらレゴやらが倒れたり降ってきたりすることだ。特に僕は枕元に高い本棚があるので、
これが知らずに倒れてきたら、僕は死ぬ。
というか、「ひと思いに殺してくれれば」まだ救いがあるが、中途半端に頭3分の1だけ削られたりとかは勘弁して欲しい。てか3分の1削られたら即死か。
それでも倒れないように養生する準備をしない。愚かであると思いつつも出来ない自分が居る。
それはなぜなのか。正直よくわからない。
ただ面倒なだけなのか、「倒れてこないと思ってるわけじゃない」のに、「倒れてこないと思ってるわけじゃないと口で言ってるだけで、ホントは倒れてこないと思っている」のか。
熟睡してるとちょっとの揺れでは起きられない。自分は比較的「起きる方」だと思ってるが、そんなのは「死んでもそう言えるのか」って話だ。倒れるのを防止するアイテムを買って、準備した方が「間違いなく良い」。「間違いなく」だ。
一応非常用持ち出し袋はかみさんが玄関に用意している。というか地震の際はまず飛び起きて部屋のドアを開ける。閉じ込められるのが一番良くないからだ。あとは、
もしこのまま揺れが極度に大きくなったらどうしようか、、、
を考えるが、
それを今考えておく。
もし極度に大きな地震が来たら、
・スマホだけ持って大急ぎで家の玄関まで行く
・持ち出し袋を持って玄関を開ける
・外が安全か中が安全か状況を見て判断する
→家が崩れそうなら外、家が崩れそうもなければ中の二択
・外に逃げる場合は、とりあえず車に乗って、避難所を目指すが、その場合「家が崩れそうなレベル」だったわけで、車で移動出来るかどうかも怪しい。ただ、歩いて移動するよりは行動半径が圧倒的に広がるし、「もし家が倒壊するレベルの地震なら、津波の可能性もある。さらに家が倒壊して2階に逃げられないなら、最寄りの学校など高い建物まで逃げることを考えるほかない」。
家が崩れるなら、車で学校を目指す。津波情報とかは考えない。
・家が崩れないなら、ひとまずサイフや充電器など、持ち出す優先順位の高いものを持ち、テレビを点ける。テレビが点くようなら情報を集めるし、点かないようなら「ヤバさ」が高まる。スマホで情報収集しつつ、とにかく津波がどのくらいの時間で到達するかを調べる。地震の場合は、
家屋の倒壊>津波>それ以外の災害
だと思う。
持ち出すべき物が何なのかはわからないが、こういう震災の話を聞くと必ず、
ソーラーバッテリーを買っておきたいと思う。
・・・少々調べてみたところ、オキニのANKERは2万円ほど、他評価が高いRAVというところのが8000円弱で、値段の差は供給ボルトの差?ただ、本体に蓄電機能があるかないかも違いで、別途外部バッテリーを用意する必要の有無にも関わってくる。
晴天でなければ充電出来ないものも多く、多少不安はあるものの、とりあえず「持っている」という安心感、保険のために、ひとつ買いたいと思う。かみさんの誕生日プレゼント(orクリスマスプレゼント)にでもしようかな。
●台風
大きく分けて「風」か「雨」かがあると思うのだけど、これも環境によってどちらが怖いか変わる。風通しが良く、古い木造に住んでたら当然前者だし、水はけが悪く周囲の地形より低い場所、さらに最寄りの河川がしょっちゅう危険水域まで達するようなところで商売している僕などは後者。
台風基礎知識として、「大きさと強さ」がある。
・大きさ 無印、大型、超大型
・強さ 無印、強い、非常に強い
以前は「小さい」という単位があったが、それによって油断させる可能性があるということで、途中でそれが「無印」に変更になった。一見するとこれは「無印の台風=小さい台風」もしくは「弱い台風」ということになるのだが、昨今の台風で軒並み見かける風速値、50メートルとか60メートルとかの数値は、その昔はほぼ存在しなかった。1958年には石原裕次郎主演の「風速40米」という映画が撮られたほど、
あり得ないはずの数値が、今当たり前になっていたりするから。
それに、「超大型で非常に大きい」の先の規格がないということは、「超大型の中でも大きい」や「非常に強いと言っても、ホントはそんな表現は生ぬるい」ということも在りうる。また、前回の20号のように、イレギュラーに長く伸びた雨雲を携えて来るケースも生まれていて、
これまでの常識や知識が通じにくくなってきているきらいはある。
ただ、そうは言っても自分自身に降りかかる可能性で、特に懸念警戒する必要があるタイプを知っておくことは無駄じゃない。それによって為すべき準備も違うだろうし。
僕の環境で恐ろしいのは、
風の強さより大きさ、そしてその台風の速度。
台風の速度は海上から上陸後、一気に加速することが多い。ただ、ときたま時速15kmほどの低速で「上陸せずに本州と平行して移動してきたりする大型のヤツ」がある。これがホントに怖い。上陸して加速しない。大型だからずっと雨を降らし続ける。するってぇと、
自店の真横の道が冠水し、全然水が減らない。
ちなみに直近では2日の日曜にも冠水したらしく、僕はたまたま大阪出張中で、さらに雨も降ってなかったので、電話で聞いたときは「またまた~」と茶化したもんだ。本人たちは大変だっただろう。
今のところ床下床上浸水の経験はないが、
※自店が出来て25年
ヒヤリとすることは頻繁にある。治水工事をして欲しいと思う気持ちも強いが、逆に言えばこれまで大丈夫で、
もし本当にダメな時が来たら、生半可な治水工事では無駄
かも知れない。最寄りの河川が氾濫したら、どのみち数センチの土嚢に意味などないのだから。
それでもプラスチックのL字型で防水処理をしたり、新聞を隙間に詰めたりはする。どれほど効果があるかわからないし、やる必要など全く無い程度で済むかも知れないが、
徒労に終わるならその方が良いのだ。
自宅の方は、2級河川の真横に建っているので、「氾濫の直撃」を食らったらひとたまりもない。ただ、箇所によっては水がそのまま土手の下へ逃げてくれるかも知れないと甘い考えもしていた。
こないだの大雨のテレビを見るまでは。
結局氾濫したら「土手の高さ」など意味はないのだ。「一帯が丸ごと水に浸かってしまう」のだ。必要な物を2階へ移動すべきなのか、じっと耐えていれば収まってくれるのか、
氾濫した川の近くに居た経験がないので、怖さや緊張感にリアリティがない。
家を建てるときに1階部分は全て駐車場にしようとも思わないし、そもそも高めの床で作ろうとも思わない。出来ることは、
今もし決壊するようなレベルの大雨が降ったら、自分はどうすべきかを考えておくこと
くらいだ。
・・・どうすべきなんだろうか。
テレビは移動出来るとは思えないが、移動しようと思えば出来る。水に浸かって困るのはゲーム機やパソコン。命より大切な物はないが、命の次の次くらいに大切な物はあるかも知れない。家ごと流されたらどうもこうもないだろうが、「家は流されないが床上浸水はする」というレベルもあるだろう。2階へ運び上げるのに掛かる時間と、決壊してから浸水するまでの時間。
パソコンは最優先か。
ゲーム機は現状そこまで遊んでないし、テレビを運ぶのは想像以上に大変で、「それを運ぶ時間で何往復も出来る」とするなら、諦めた方が良い。パソとHDDにはそれなりの歴史も詰まっている。あとは、非常持ち出し袋とか、充電器とか、
ネコとか?
さすがにその時外をほっつき歩いていたら、さすがに見捨てるな。いつもここにいる、ってところがあるわけでもないから。もっとも、台風が近づいてきたら家から出さないだろうけど。
ともかく、何より重要なのは、
命>その他
臆病なくらいがちょうどいいとも思う。言っても沿岸にそこまで巨大な防波堤が築かれたわけでもないし、まぁ死ぬ時は死ぬんだろうけど、
死なないで済んだかも知れないラインで「死なない側」に居たいとは思う。
●その他
火山は近くにないし、雷は「意識する」くらいしか出来ることがない。とりあえず自宅には避雷針が無く、特に近くに大きな建物もないので、落ちるときは落ちる。サージによるダメージを抑えるための装置や装備は一切してない。
もし落ちて、命は無事、でも電化製品は全滅
という状況になったら、まぁ諦めるしかない。一言で言えば、
落ちないように祈る、それだけだ。
-------------------
「明日は我が身」かなぁと毎度思う。いつまでも「対岸の火事」で居られないような気がしてきている。ソーラーチャージャーだけは何か買おうと思うけど、何かアドバイス等あればお願いします。てか条件が結構あって、
※○が多いほど欲しい機能
・蛍光灯や曇天でも充電可能○○○○
・USB2ポート以上○
・2アンペア対応○○○
・最低限の防水○○○○
・防塵○○
・DCなど他の機器への充電端子付き○
・軽量小型○
・充電機能付※20000アンペアくらい?○○
→家庭用電源からも充電出来ればなお良い
・ケーブル付○
・ネットの評価が高い○○○
・価格は2万円くらいまで
ズバリ曇りとか蛍光灯とかで充電出来ないってことは、「快晴なら出来るけど晴天では出来ない」って可能性があるってことだと思うので、特に重視したいところ。いつも晴れてるとは限らないし、屋外に居続けるのもキツいだろうし。
これと最低限の防水機能は欲しい。小雨程度で使えるというより、「ちょっと濡れただけでもう壊れちゃう」のは勘弁して欲しいというレベル。もちろん水の中に入れて充電したいわけじゃない。
コンセントが使える環境があるかないかわからないけど、事前に充電しておければ、「安心感」が全然違う。一緒に充電済みのバッテリーを別に用意しておく手段もあるので、そこまで優先順位は高くないかもだけど。
基本はスマホ用。あれば間違いなく心強いが、ぶっちゃけ上記の条件をほぼ全てクリアしていなくても、「持っているだけで安心感は得られる」。使わないで済むならそれに越したことはないからね。6000円か7000円くらいのANKERかRAVのヤツを買おうかな。さっきも書いたけど。
・・・追記
もう少し調べてみたけど、結局曇りとか蛍光灯で充電出来たとしても、その速度は著しく遅く、
満充電まで2週間
なんて表記を見たりすると、どうもこうもないな、と思ってしまう。結局晴れの日にしか充電出来ない、が充電するときは外部バッテリーも複数一緒に充電して、それを活かすというスタイルが一番被災時には有効なのかもと思った。
あと、今は震災直後なので、基本売り手市場。買うとしても半年くらいおいてからの方がかしこいだろうな、と。もちろんその半年の間に東海大震災が来たら、大きく深く後悔することにはなるんだろうけど。
| 固定リンク
コメント