ソードアートオンラインIIほか
昨日の今日なのだけど、台風やらエクスヴィアスのアプデやらで忙しく、結果続けてアップするハメに・・・。
結果既に全50話を視聴済み。
※「I」25話+「II」25話
発行部数が1000万部以上なのも頷ける。ある意味ラノベの金字塔的な作品だった。ラノベアニメとしても必要十分に面白く、1シーズン25話×2という構成も頷ける。
※普通は12話か13話だから、実質4シーズン続いてるようなもの
「多人数参加型VRオンラインゲーム」という縛り以外は、特に自由に、文字通り羽根を広げて空を飛べる世界であったり、FPSばりの銃火器を用いた対人戦であったり。元は「現実世界に戻れない」という大きな枷を持った世界観だったが、主人公とヒロインの現実世界をも貫く関係性、そこから膨らませた現実世界での物語など、
特に読者、「売る為に客ウケを最優先で一つの世界に固執する」ような作りではない
ところが、特に精力的かつ新鮮で、正直言うと最初の世界、最初の二人の関係、あとエルフではない「現実世界の本人を模したアバター」の居る舞台が、「一番好き」だった自分としては、いささか物寂しい気持ちになったりもした。
※最初の世界をクリア後、II終了までさらに二つの世界をクリアする
でもそれこそがより多くのファンの心を掴み続けている「作者も読者も飽きない物語」なのかな、と思ったり。
オーバーロードやまおゆう、異世界魔王と奴隷少女のように、主人公はそこまで圧倒的な力を持っていると言うわけではないが、だからと言って「本物のゲーム※表現が難しいがPS4とかのゲームのこと」みたいに、「あり得ないことは出来ないというわけではない」。具体的に言えば、主人公だけ移動が速かったり、反応速度が早かったりする。
でもそれで面白くなるなら何ら問題はない。
というかむしろ、そのさじ加減がとても上手い。強さのバランス的には「ダンジョンに出会いを求めるのは・・・」の主人公のような強さと言えるかも。
※弱い時があるわけじゃないけど
物語を構成する要素が多く、そんなヒロイックな主人公と、めちゃ魅力的でかわいい(ルックスより性格が)ヒロインのラブラブ展開、かなり濃いダークサイドの悪役の強さとキャラ付け、サスペンスタッチであったり、ミステリータッチであったりのメリハリや、巨大なモンスター討伐の共闘、仲間との絆なんかは、かなりジャンプっぽい。「努力」の要素はないけど。
IIから始まる対人FPSっぽい世界も、3話でIの主人公が出てきてから爆発的に面白くなり、仕事と飯以外、「倒れるまで見る」レベル。この辺はキャラ立てが上手いとしか言いようがない。犯人捜しの伏線回収もキレイだったし、
まぁFPS編のヒロインとは、そこまでイイ感じにならなかったのが物足りないと言えば物足りないけど。
てか、そのラブラブ要素もとても本作の強い魅力なのだけど、ざっと書くとこんな感じ。
・アインクラッド編 最初のヒロインアスナとゲーム内で結婚してしまうほど相思相愛。「キリアス」最高。
・アルヴヘイム編 アスナが囚われの身となって、今度は血の繋がらない「とてもおっぱいが大きい」妹と共闘。妹はお兄ちゃん大好きっ子だけど、恋仲にはなれない悲恋の話。
・ガンゲイルオンライン編 スピンオフが作られたFPSの世界観による対人戦のストーリー。ヒロインシノンとは、戦友以上の関係にはならず、恋愛感情が表に出るようなエピソードもなかった。てか、「そっちの要素」を全面に出すより、「ゲームを通じてリアルなプレイヤーを殺す」という犯人を突き止める本筋に注力した感じ。十分過ぎるくらい面白かったから問題はない。
・エクスキャリバー編 原作では次のマザーズロザリオのあとに位置するけど、アニメは時系列に沿ってここに差し込まれたショートストーリー。特筆するヒロインは居ない。
・マザーズロザリオ編 主人公がキリトではなくアスナになる外伝。でもヒロインは別に居て、ユウキという、なんだか「男の娘」みたいな女の子がメイン。ただ、物語はかなり重く、
ラストで号泣した。
泣かせる話は、正直そんなに好きじゃないのだけど、ここまでこの世界に「長居してる」と、自然と受け入れて勝手に盛り上がってしまう。
実世界での展開もとても重くて、よっぽど早送りしてしまおうと思ったけど、
※アスナのママンがキャリア組で、今のキリトたちと同じ学校から転校させようとする感じ
ママンの言葉が、とても本物っぽい。
ただ嫌なヤツという感じじゃなく、悪いヤツということでもない。娘を心配する「フリ」ということもなく、だからこそとても手強い。
上手く着地してくれてホント良かった。
ちょいちょいキリト×アスナのラブラブな場面が出てきて、ほんわかした暖かい気持ちにさせてくれるのもとても良く、、、てかそこがなかったらここまで見続けてなかったと思う。つまりはメインはラブストーリーとして楽しんだ感じ。
IIの最後は「何か先に続くかも」な、引っ張る終わり方ではなく、キレイにロゴが出て終わるので、とても気持ち的にスッキリ出来た。てか、
ラノベアニメでああいった「完全な終わり方」をしてくれたのは、本作が初めてだったと思う。
重たいシーンも結構あるので、繰り返し見るのは「Iの10話」とか一部に限られるとは思うけど、作画、キャラ、脚本、展開など、多角的に良くできていて、十分過ぎるくらいの傑作だったと思う。
※でもやっぱ好み的に微妙だったりはするけど
RPGを舞台にしたアニメが嫌いじゃなければ、最初から最後までの50話全て、見る価値があるオススメ作品だと思うな。長男よ、オススメしてくれてありがとう。面白かったぜ。
蛇足だけど、劇場版みたいなのもあって、それはほぼほぼダイジェストで、見る価値はほぼない。でもこの世界が好きになっちゃったら見ざるを得ない。見るタイミングは、アルヴヘイム編が終わったところ、つまりIのあとがベスト。それでもクリス評価は☆くらいだけど。
※本編は★★★☆くらい
●異世界魔王と奴隷少女の召喚なんとか
最終話を視聴。SAOと比べると随分ヌルくてユルい終わり方で、まぁ「ラノベらしい」と言えばラノベらしい展開だった。
絵もキャラも嫌いじゃなかったし、面白いところも何度かあったけど、後々心に残るかと言われたら、答えはNOだろうな。
●オーバーロード3rdシーズン
次週最終話。なんか大量虐殺して、興ざめ。作者が迷走してる感じを受け、実際のところこの展開で人気があったとは思いにくい。作画もかなり質が落ちていて、とても残念。
●学園黙示録ハイスクールオブザデッド
何となく見始めたややエロの学園物。作画監督やキャラデザが田中将賀で、
※SAOの作画監督も彼
そこそこ期待していたのだけど、動きのあるシーンは必要十分でも、展開がいささか強引というか、「しっくり来ない」。保健の先生の危機感なさ過ぎ、主人公が決断力なさ過ぎ、ヒロイン魅力薄、サブヒロイン精神にやや難、デブもイマイチ、、、。
キャラデザインは田中さんぽくないというか「何か古い感じ」で、見た目の魅力も薄め。過度なパンチラも1話で食傷気味だし、なんだか残念。サブタイトルの見せ方が妙に凝っていてかっこいい。
●ブラックラグーン
現代の海賊?運び屋?イマイチよくわからないけど、マッドハウスなので見始めた。
が、2話を見終えたところで、視聴終了。
ハリウッドのアクション映画をアニメにしたような雰囲気なのだけど、何かこう、面白く無い。キャラに魅力を感じない。緊張感もない。何が合わないのかわからないけど、僕には合わなかったな。
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SAOのスピンオフ、ガンゲイルオンラインオリタナティブがアニメ化されていて、ネットフリックスにあるけど、こちらは原作が違うので過度な期待は禁物。登場人物も違うみたいだし。でもたぶん見ちゃう。てか、
ホント、僕が知らないだけで面白いアニメ(や映画)ってまだあるんだな、
ってシミジミ思ったよ。
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