ジオストーム
休日。午前中を浪費してしまったので、午後からは多少なりと有意義に過ごさなければと、軽い危機意識とともに外出。目的は、
マンガ、映画、お菓子
・・・何と有意義なのか。まぁ有意義の定義は人それぞれか。
TSUTAYAのカード期限が切れて久しいが、ネットフリックスばかりでは本来僕が大好きだった、
お金が掛かっていて、派手で、そこそこ新しい映画
を見るのは難しい。スクリーンを見に行く選択肢も無くはないが、テレビをあまり見ないので今何をやってるかも知らない。もっとも、世の中の48歳のどれほどが今やってる映画に詳しいのかわからないが。
と言うことで借りてきた一本。
主演も監督も覚えてないが、前回来た時、「4本借りる映画があったら借りよう」と思った中の一つ。
「天候系ディザスター映画」は、デイアフタートゥモローや2012、コアやアルマゲドンとかもこれに入るかも知れない。パッケージに、
これはC級じゃないオーラ
が出てた。ディザスター映画は、お金を掛けたビッグバジェットなタイトルも作られる一方で、PS2レベルの安易なC級CGを使った映画も枚挙にいとまがないのだ。
果たしてその予想はイイ意味で裏切られた。
これは、ぶっちゃけディザスター映画ではなかった。迫り来る人知の及ばぬ災厄、地球規模の大異変、天災をなんとか食い止めよう、避けよう、もしくはそこから逃げようというタイプの映画ではなく、
結構サスペンスな内容だった。
既に準新作になっているので多少のネタバレをしても許されるかも知れないが、とりあえずネタバレに気をつけつつ、あらすじと感想を書くとするなら、、、
数多の天災を人為的に食い止めようと、人類は地球の大気圏外に無数の「気象操作衛星ダッチボーイ」を配備し、それを巨大な国際宇宙ステーションで管理。台風が発生してもそれを消滅させたり、干ばつが発生しそうになると雨を降らしたりして、事実上の気象災害から免れたかに見えた。が、ある日砂漠の中に300人の死者とともに凍り付いた村が見つかり、立て続けに香港でも超異常気象が。システムを設計したジェイクは、感情的になりやすく、弟であるマックスに立場を追われる羽目になるが、この事態を収拾するには彼しか居ないと再びダッチボーイへ向かうことに、、、
つまり、元はと言えば天災ではなく人災。人間が神をも恐れぬ所行で天候を操作しようとしたから、「しっぺ返し」を食らうことになる、、、
これ以上はネタバレなので自粛。
つまり、
自粛する程度には面白い映画だった。
クリス評価は★★★☆。
主演のジェラルド・バトラーはそれほど好きな俳優ではないが、またも僕の大好きな菅生隆之さんが声優をつとめるエド・ハリスも出てきて、ヒロイン格の女優さんも初めて見たけど結構美人。ただ、
声優は正直微妙、、、と思っていたら、
まんまとブルゾンちえみだった。
そう言うことをしちゃダメだよなぁと思うのだけど、
※ジェイクは上川隆也、マックスは山本耕史。ジェラルド・バトラーはいつもは他の声優だったと思ったけど、まぁそこまで悪くはなかった。マックスも
結局お金を使った映画は、少しでも話題を載せたくて俳優に声優をやらせるんだな、と。
愚か者が、、、。それによって映画の質が下がってしまうこととかお構いなしなのだ。死ねばいいのに。
まぁエド・ハリスを菅生さんにやって貰ってるのは最低限の良心か。
ヒロインは大統領のシークレットサービスで、弟マックスの婚約者。災害の規模が大きいだけあって、
※「ジオストーム」とは地球規模で複数の台風が重なってさらに大きな台風になるヤツ、、、のことらしい
脇を固める設定もかなり丁寧かつイイ意味で大げさ。
また、宇宙ステーションや災害映像、小物のひとつに至るまで、CGの質は極上レベルで、調べてみたら「インデペンデンスデイ」「インデペンデンスデイリサージェンス」の制作脚本も手がけてる監督だった。
※あとエメリッヒゴジラも
映画館で見ても全然元が取れるレベルの映像表現は、「知らなくて損した」って感じではあったけど、まぁ死ぬまでに見れたからヨシとしよう。
過度な期待をせず、「ディザスターっぽいサスペンス映画」が見たい人なら、100人中98人は損したと思わない内容だと思う。特筆して嫌なヤツも居ないし、撮れ高も非常に高いし。
以下ネタバレ。少し余談を挟みつつ、、、。見るつもりの人はここから先は読まないように!結構オススメだから!!
主人公ジェイクの娘役がなかなかにかわいい。タリタ・ベイトマンというウィキペにも載らない子だが、潘めぐみの声優もフィットしていて、見ていてとても安心感があった。てかもっと明るい場面で顔を良く見せて欲しかったな。
・・・
ハッピーエンドでよかったーーー!!
僕はあまり先読みとか得意じゃないので、途中まで誰が悪いヤツなのかよくわからず、でもきっとこの人だろうな、、、という人をジェイクが糾弾する方向に進んでからの、、、
勘違い!
とても良い。てか大統領役のアンディ・ガルシア、スゲェ久しぶりに見たのに、全く歳が変わってない見た目で、かつ悪役にピッタリ。エド・ハリスとどっちが悪役なの!?みたいな?
婚約者サラも、「かなり」美味しい場面が多く、本来シークレットサービスの未婚女性は結婚してはならない、みたいなルールがあるにもかかわらず、
※実際あるかどうかは知らないよ?
ド派手はカーアクションのあと、大統領から直々に「(マックスと)結婚しろ」と言われる流れはメチャ痛快。
地味なところでは、奥さんと別居してるジェイクも、特に目立って奥さんに嫌われてる描写がなかったのもよかったし、娘もとても懐いてて、
無駄にマイナスの溜めがないのも良かった。
密度がかなり高く、ディザスターシーンのクオリティも相当なものだったが、ぶっちゃけ2012やデイアフター・・・と比べ、そのディザスターの渦中にメインキャストが居ない展開だったのは残念。正直これではどこか「対岸の火事」という感じが拭えない。
ともかく、総じて見応えのある良作だったのは事実。では逆になぜ7点止まりなのかと言うことになるが、つまりは、主人公や弟、婚約者たちの「生死の境目」が、あまりピリピリしなかった。何て言うか、心のどこかで、
「どうせ助かるんでしょ」
と言う気持ちと、
「頼むから助かってくれ!」
という気持ちがぶつかり合ってしまって、「助かってくれ」一色にならなかったのが結構残念だった。ジェラルド・バトラーって、どこか「余裕がある顔」してるんだよな。その辺がハリソンとは違う感じ。悪くはなかったと思うけど。
宇宙ステーションの所長を務める女性もイイ感じだったし、
※絶対書いておきたいと思うレベル
ラストシーンも嫌いじゃない。
てか映画館に言ってたら8点か下手したら9点の映画だったかもな~。
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コメント
クリスさん、皆さん、おはようございます。
ジオストーム、見てはいませんが、劇中歌かエンディング曲にB'zのダイナソーが使われてたと思います( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: | 2018年10月 4日 (木) 08時50分
↑名前入れ忘れました
投稿: KC | 2018年10月 4日 (木) 11時49分
名前無くてもKCさんだってすぐわかりました(^^。B'zのネタと言えばKCさんですから!てか、
(どの曲か)全然わかんなかったですけど!
日本の劇場公開版だけってことはない、、、ですよね。てか歌が入ってる曲あったかしら?
投稿: クリス | 2018年10月 4日 (木) 22時29分