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2018年11月 9日 (金)

鑑定士と顔のない依頼人

のっけから愚痴だけど、今日は仕事が疲れた~。てかネタのストックもなく、最近またアニメガッツリ見ててエクスヴィアスのボスに挑むテンションになりきれない。今日は丸二日分くらい仕事したわ。

オリエント急行殺人事件以来、何かミステリーが見たくて探していたのだけど、「ミステリー」で探すと、これでもかと言うくらい「海外連ドラ」がヒットする。ハマればそれもタップリ楽しめるのだろうけど、今の僕はサクッと2時間で犯人を教えて欲しい気分。もちろん当たり外れはあるから、何シリーズも続いてる海外連ドラの1話の方が、
※特に1話は気合い入れて作ることもあり
楽しめる可能性は高いのだけど、、、

 まぁ見始めた。

主人公ヴァージルは、オークションで「MC※この言い方でいいかはわからない」を勤めつつ、自身も審美眼の持ち主である初老の男性。地位も名声もあるが、独身でかなり気むずかしく、会場に仕込んだ知り合いと結託して、特に価値の高い品を低価格で落札させ、自らのコレクションを増やすと言う裏の顔も持ち合わせていた。

そんな折り、ある女性から電話が掛かってくる。

「自宅の屋敷にある数々の骨董品を売りに出したいのだけど、ぜひともあなたに鑑定をお願いしたい」

ヴァージルは秘書を装いその電話を無下に扱おうとするが、再三の依頼にしぶしぶ屋敷を訪れる。しかし彼女は不在で、連絡もない。ヴァージルは携帯電話を持たず、事務所へ連絡したが、誰も出なかったと言う。彼女は交通事故に遭い、やむにやまれぬ事情で、出迎えることが出来なかったのだ。

 しかし、そのあともずっと彼女はなんやかんやと理由を付けて、会おうとはしない。しかし、勝手に鑑定は進めて欲しいと言う。

その不躾な態度にヴァージルは業を煮やすが、あるとき依頼人のクレアが、「広場恐怖症」で、人に会ったり
※使用人すらも彼女に会ったことがないという
家の外へも出られない病を患っていることを知る。

それと平行し、ヴァージルは屋敷から、奇妙な機械の部品を見つけるようになる。知り合いの修理屋に持っていくと、どうやらそれはかなり価値のある「オートマタのパーツ」であることがわかる。部品を集めつつ、鑑定を進める内に、ヴァージルはどうしても彼女を見たくなり、帰るフリをして物陰に隠れ、ついに彼女の姿を目にする、、、。

 ・・・そんな話。

ここまででも結構濃度の高い設定と謎めいた雰囲気が立ちこめているが、重要なネタバレはしてないつもり。と言うか、ミステリーのネタバレなんてものは、

 人によって全然温度が違う。

僕が書いた内容だけでも「とんでもないネタバレだ!」と言う人も居るだろうし、「トレーラー見ればもっとずっとヒドイネタバレしてるよ」と言う人も居るかも知れない。

ともかく、

 これで興味が沸いたのなら、この時点で見ることをオススメする。

これ以上はどうしても「濃度の濃いネタバレ」を「含めがち」になってしまうと思うから。

ただ、あえてもう一言だけ付け加えるとするなら、

 僕にとっては、ホントに「ミステリー」だった。

とにかく最後の最後まで見てもイマイチよくわからなかった(^^;。その後ネットで解説を探して目を通してようやっと「ああなるほど!」と思ったレベル。つまり、見終わったときはぶっちゃけあんまスッキリせず、評価も特に高くしづらい感じだったのだけど、ネットの解説を読みつつ劇中を思い返していくと、

 見る人の理解力、回数を重ねることでより深く見えてくる繋がりなどで、本作の評価は全然変わってくるな、と。

それを踏まえ、クリス評価は★★★。やっぱりわかりやすいとは言えない話だったので、僕個人としてはそこまで強くは楽しめなかったし、最後まで見てガッツリ溜飲が下がるということもなかった。ただ、

 オッパイが出たので、ソコは加点要素(1点分)

つまり、実質5点くらいの満足感がある映画だったな。
※洋画でイレギュラーなオッパイが好きな人には特にオススメ。「アデル」とかが好きな人なら特に特に。

以下ネタバレ、、、

軽く改行。

正直「解説を読んだ話」みたいなものなので、

僕の感想というのとをちょっと違うかも知れないけど、、、

まぁそれはともかく。

ちなみに見てない人は読まないで欲しいかな~。ホント悪い作品ではないので。もし自力で全てを理解出来てたら、

 8点もあり得る

くらいの作品だったと思うし。

・・・ってことでネタバレ感想少々、、、

 ハッピーなところで見るのを止めてもよかったかな~って思った。

ヴァージルとクレアは、イイ感じの恋仲になる。年は離れているが、クレアの彼を思う気持ちは、「100%偽りとは言い難い」レベルに見え、解説サイトを見ても、最後彼に「ある種の嘲笑」を投げた、知り合いの仕込みや修理屋と違って、クレアの気持ちは明かされないまま終わった。

 そこに望みを持ちつつ、さらなるどんでん返しで再びヴァージルの元へクレアが戻ってきてくれることを祈ってしまう。

確かに、みんなを騙して名画を収集していたことは「悪い」し、そこに「応報」があるのは、当然という気もする。登場人物の行動は全て無理がなく、理由があり、結果こうなってしまったことも、「自業自得」と見るのもわからなくもない。がしかし、

 僕はラブストーリーが大好きなので、「その部分」にスポットを当てて物語を見たくなってしまうんだよな。

まぁそうは言っても何十年も誰とも会わずに家に引きこもり続けるのは、「ちょっと無理があるよなぁ」とは思ったけどね。「その割にはしゃべりが達者だな」と。

余談だけど、解説サイトとかでも「ネタバレなし」の部分で、

 最後にどんでん返しがある

みたいな記述を割とよく見るけど、「それ自体がネタバレ」と言うことは、書いてる人は気付かないんだよな。「ミステリーなんだから当然最後どんでん返しがあるのは言っていいでしょ」って思うかも知れないけど、僕的にはそれは聞きたくない、見たくないかなって思ったな。

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