亜人(デミ)ちゃんは語りたい
ネットフリックスのアニメ。既に放送は終了している。全12話。
ラノベが原作なのかマンガ原作なのかはわからないけど、絵柄的には可もなく不可もない感じで、割とキャパが大きい雰囲気。
あらすじ的には、
亜人(デミヒューマン。劇中では「デミ」と呼称)が社会に存在を認められた世界。での学園物。
亜人の種類は、10話まで視聴した時点で、バンパイア、雪女、デュラハン、サキュバス。つか序盤でそれだけ出てあとはそのメンツで進んで行く感じ。
物語の中の亜人は「突然変異種」で、親や兄弟も同種ということはなく、普通の日本人。
主人公は彼女(バンパイア、雪女、デュラハン)が通う高校の生物担当の教師で、自身の興味もあって亜人の研究(悪意はなくかなり好意的)もしていた、推定年齢20代後半の推定恋人無し推定未婚の推定身長183cmくらいの男性。サキュバスは同僚の先生で、
これがまさかのハーレム展開。
まぁ露骨に好意を見せているのは、デュラハンの子と、サキュバスの先生だけなのだけど、
とてもかわいらしく愛らしく、同時に凄く変。
バンパイアの子は、バカで明るく、双子の姉妹は普通の人間。国から毎月「飲むための血液」が支給され、人を噛んだこともない。強いて言えば、妹の服の袖を噛むくらい。ニンニクも食べるし、十字架も平気。太陽の下でも灰になることはないが、疲れやすくなる、、というかへこたれやすくなる。鏡にも普通に映る。キバはあるが、
ほぼ普通の女子高生。ただし正義感も強く、とてもイイ子。
雪女の子は、この高校に来る前は寒い地方の田舎に住んでいて、特にそれを意識することもなかったが、こっちに来て「自分のせいで周りの人間を凍り付かせてしまうのでは?」と懸念し、同世代の子から距離を置いていたが、
この子も至ってイイ子。
涙や汗が氷の結晶になること以外は、別段熱いお風呂も入るし、吹雪を起こしたりも出来ない。序盤はかなり内気だったが、先生が「心配することない」ことを諭してからは、かなりアクティブなオタ気質を顕現させ始めた。
デュラハンの子は、ある意味一番「見慣れない」。僕らの知ってるデュラハンと言えば、
・馬に乗ってたりする
・鎧を着ていたりする
・頭は無い場合もある
みたいなイメージだったけど、彼女の場合はほぼ常に「自分の頭をだっこしてる」状態で、見るのも聞くのも食べるのも「頭が担当」。ただし、感覚や食道は「無線リンク」していて、たとえば胸を突かれると顔は赤面したりするし、自宅以外でトイレに行くのも、頭がないととても苦労したりする。
※体だけでは周囲が見えないので
頭が良く、爽やかで、直接告白したわけではないが、友達たちは彼女が先生のことを好きなのを知ってる。ちなみに世界中に3人しか居ない。日本には彼女ひとりしか居ないと言う設定。
もちろんイイ子。
そして一番最高なのが女教師のサキュバス。
サキュバスは「催淫」という能力があり、触れた者だけでなく、近づくだけで十分エロさが伝わってしまう。それを利用して悪事を働く輩も多いが、この子はとてもマジメで、
誰にも触れられないように、始発で学校に行き、ヒマだから掃除をし、帰りも終電間際で、さらに寝ているときは無意識に催淫能力が発揮されてしまうので、集合住宅(アパートやマンション)にも住めず、一人寂しい山小屋のようなところで生活している。駅までの徒歩移動が涙を誘う。
色恋にも当然のように興味はあるのだが、相手が自分のことを好きになってくれたとしても、それが催淫の効果なのか、純粋に自分を好きになってくれたのかが判断出来ないことをとても気にしていて、
はっきり言ってとてもウブ。
でも周囲からは容易にエロい目で見られるし、、、。
先生は、とても研究熱心でマジメなので、「スゲェエロい!」と思っていてもそれをギリギリまで表に出さず抑えて接した。
それが彼女のハートにズッキュン!
デュラハンちゃんが先生のことを好きだと話した時、自分も好きだと激白したり、雪女ちゃんとマンガの趣味がガッチリ合っていたり、
とてもカワイイ。そしてエロい。
そんなこんなでついつい10話まで一気に見てしまったわけだけど、2ndシーズンもないし、教頭先生が「嫌な感じで見てた」ので、ラストに向けて一波乱有りそうな気配はするものの、
現時点での評価は★★★☆。大変結構なお手前。
唯一名前のある男子生徒「佐竹」も、たまにしか出ないけどとてもいい味を出しているし、ズバリ好みか好みじゃないかで言えば、
大変好みな作風だと断言できる。
たぶん全話見終わった後、お気に入りの回を数回見直すのは間違いないだろうな~。つか先生がそもそも凄くイイ人なのがイイね!そりゃ惚れるわって感じ。
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ウィキペ見たら、マンガ原作で、2018/5/18現在で6巻まで出ているらしい。1STシーズンは4巻までの内容だったようなので、2期は期待薄。でも逆に言えばアニメの続きは2冊分は少なくとも出ていることになる。
制作はまたもA1Pictures。手堅いなぁと思いつつ、悪い気はしない。今度の休み古本屋に行ってみようと思う。
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