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2018年12月 4日 (火)

ブラックブレット

2014年のラノベ原作アニメ。アニメだけで話は終わらず、現時点でまだ続いてるかはわからない。これらの情報は見始めてから知ったこと。

とりあえず、最近はあんま身構えず、「とりあえず再生してみよう」って感じで見始めて、

 ダメなら10秒で停止する。

それなりなら1話分見て、さらに良ければ続きも見る感じ。例えば、

・はたらく細胞 1話でほぼ十分だったけど、一応間を置いて2話目も視聴。やっぱ微妙。敵の顔が鳥山先生っぽい。

・金田一少年の事件簿 懐かしくなって見ようと思ったけど、
※氷菓でミステリー寄りになっていたので
 OPの途中で「やっぱ無理っぽい」と思って停止。

・ムヒョとロジーの魔法律相談事務所 OP最初2秒で「キャラが無理!」と停止。ジャンプ系は僕の中で二極化だな~。

・メイドインアビス 以前Fauさんにマンガをオススメされたような、、、違ったら失敬。アニメは、曲が英語だったり、雰囲気がどことなしか「シュナの旅」っぽかったり、
※つまりはジブリっぽかったり
しつつ、キャラデザインがイマイチしっくりこなくて1話で停止。メカなところはかっこいいけど、全体的にしゃらくさい感じ。僕はもっと媚びてる方が好きなのだ。
※「媚びてる」って書くけど、実はソレが嫌いではないという

・・・

そんな感じでつまみ食いしていた中のひとつが、この「ブラック・ブレット」。「ブレット」って、最初「パン?それはブレッド」って感じだったのだけど、どうやら「弾丸」の方らしい。

ザックリとあらすじを書くと、

なんかバケモノに襲われた近未来、襲われた者は死ぬか、寄生が50%を超えバケモノになるか。寄生された女性から生まれるのは必ず女の子で、遅かれ早かれ死んでしまうのだけど、実はその子達はバケモノ達と戦う戦闘力を有しており、民間の警備員?傭兵?と組んで戦ったりする。ちなみに警備員が使う特殊な弾丸が「黒い」ことからこのタイトルに。

これを意訳すると、

 10歳のロリと男子高校生の主人公がペアでバケモノと戦う話。

ロリ:エンジュの方は、もう狙いすぎなくらい狙いすぎなツインテで、主人公:蓮太郎のことが大好き。他の連中は彼女たちが死んでもいい道具のように扱うが、蓮太郎だけは違ってて、、、

まぁこの主人公の男の子が普通にイケメン。正義感がとても強く、マジメで顔もいい。所属する事務所の社長:キサラは同じクラスメート?の女子高生(ツンデレ巨乳)で、水面下で両思い。

あんま知らないアニメーションスタジオだったけど、作画に関する不満はない。強いて言えばモンスター関連のデザインがやややっつけ気味ではあるけど、大局には影響もないし。

キサラも蓮太郎のことを好いているが、気持ちは表に出さない。そこまでラブなエッセンスは全面に押し出されてはいないものの、エンジュは普通にかわいく、キサラのライバルも蓮太郎大好き。一番偉いっぽい人が綺麗な女の子だったり、装備をあつらえてくれる人も女性だったりと、

 密かにハーレム展開。

言い換えれば、蓮太郎以外の男性陣にはろくなヤツが居ず、とてもわかりやすい。「主人公以外の野郎はみんな悪いヤツ」で、「女子はみんなイイ子」みたいな。
※「イイ子」とは言っても最初は当然のように殺しに掛かってきたりするけど

現在7話くらいまで視聴しているが、

 かなり面白い。

クリス評価では★★★。あともう一押しあれば7点もあり得る内容で、言ってしまえばとてもジャンプ的でもある。

 友情、勝利、やや努力?

さらに「スカウター」とも言える「傭兵ランキング」みたいなものがあり、最初2万人のうち12000位くらいからスタートして、「1000番台かよ、、」とか言ってたのに、見る間にガンガンランクを上げていく。「そんな安易でいいの?」と言うところも無くはないが、わかりやすいと言えばわかりやすい。ナメック星にてジースの「俺たちが勝てるわけはなかったはずだ、、、」が僕のドラゴンボールで一番好きなセリフだが、

 「98位だと、、、」

みたいなのも、お約束だとわかっていてもニヤリとしてしまう。

ネタバレを控えるなら、
※既にそこそこしちゃってるけど
イイ感じの秘密もあり、ワクワクも刺激される。

直接的なエロ描写はないし、10歳はガチロリなので、そこをどう捉えるかによって評価はかなり変わってくるかも知れないけど、自分的には「あざとい」と思いつつもやっぱりけなげだし、蓮太郎やキサラの子供たちを見る慈愛に満ちた視線も嫌いじゃない。

嫌なヤツが出てこないわけではないが、サクッと失脚させてくれたし、声優関連での不満も一切無い。

OPもEDもさほどピンと来るほどではなかったけど、EDは「やなぎなぎ」が歌っていて、なんかちょっと得した気がした。
※ただしSuperCellではない

ともかく、つまりは「ラブ要素、ロリ要素のあるハーレム系バトル物」と言ってしまえばそれまでの話ではある。ただ、

 それが大好きな僕が見るのに、何ら不都合はない。

笑いはそれほど多くはないが、蓮太郎は別段暗いわけでもないし、エンジュもかなり明るくとてもイイ子。性格的にもしゃべり方的にも、「現実には絶対居ない」という点で見れば、これは紛れもないファンタジーなのだが、

 それはラノベの大半に言えること。

これを現実世界にスライドして考えるようなオタも居まい。

ともかく、アニメが途中で終わってしまうことだけは確定しているのが残念。あと原作がしっかり完結したかどうかも知らない。

現時点では割と明るく前向きな展開が多いので、見ていてとても癒されるのだが、最終的にエンジュを含むロリッ子たちが「ハッピーな結末」を迎えられるとは正直思えないのが一番辛いところかな。逆に言えば、「アンハッピーな結末になる前にアニメがイイ感じに終わってくれればいいな」って思うほどだよ。

・・・

今回からラノベ系アニメに関してヘキサグラム的な「俺評価」を書いていこうかなと思う。もちろん忘れたら書けないけど。5段階評価で、MAX5最低0。つまり実は6段階評価。

・ストーリー 4 先が見たくなる

・作画 4 必要十分。ちょっぴり甘め。でもキサラのスカートのデザインは好き

・キャラ※声優 4 かなり立ってる。良くできてると思う。

・曲※OPEDBGM 2 記憶に残る曲はない。がジャマするほどでもない

・全体的な好み 4 見終わったら下がってしまうかも、、、

計18点。特にキャラの好みは、人に寄ってかなり差が出そうだけどさ。

-------------

最後まで見て評価が激変。9話くらいまではダークサイドな展開もなかったのだけど、そこからメキメキ下っていって、
※まぁ予想出来なくもなかったけど
最後は、

 「そんなそぶり今まで一度でも見せてたかぁ!?」ってなくらいに急降下。

最終評価は★★とむしろ大きく下がってしまう感じに。

何だかんだ言っても僕はハッピーエンドが好きなのだ。物語を紡ぐ上で、、もしくは構想段階からこうなるのは作者の中で決定事項だったのかも知れないが、

 そこまでの緩やかな空気が一変してしまうのは、正直ガッカリ。

その点ソードアートオンラインの方が、キャラがブレず、後味がいい。その差が凄く大きい気がした。

この感じは「Re:ゼロから始める異世界生活」にも通じる感じで、つまりは「見ている僕はガマンしない」と思った。作品のファンでも作者のファンでもなく、ただ漫然と楽しむためにアニメを見ている自分は、そこにある裏切りを看過出来ない。

 つまらなくなったら簡単に嫌いになってしまう。

前半の勢いが強かったので、結局最後まで見ることが出来たけど、もしこれが2クール24話だったら、途中で止めてしまったかも知れない。

おもむろに見返した9話が、イイ感じに幸せで満ちていて凄く癒されると同時に、「ホントに同じアニメかよ」と言いたくなる最終話を思って憂鬱な気持ちにもなった。まぁ続きをノベルで買う必要が無くなった分、サイフには優しかったけど、、、

 やっぱ結構残念だったな。

てか作者に何か良くないことがあったのかなぁ。

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