CROSSCODEほか
年末に買ったSTEAMのアプリで、遊んでなかった最後の1本。主人公が女の子で、日本語ローカライズはかなり丁寧ではあるものの、キャラデザインは正直バタ臭く、萌えとはかけ離れている。
ゲームシステムは「神々のトライフォース」にかなり近い。見下ろし型のアクションRPGで、マップ上の仕掛けを解いて先へ進める感じ、新たな装備で行動半径が「広がっていきそう」な感じ、移動速度を含めたテンポはゼルダより今風にハイテンポになっていて、その面でのストレスもほぼない。
ゼルダと違うのは、デフォルトで飛び道具があり、それを絡めた仕掛けも豊富。また経験値によるレベルアップシステムも「あるっぽい」が、経験値稼ぎが出来るかどうかは今のところ未確定。
会話シーンがとても多く、ともすれば冗長に感じることも少なくない。左右にバストアップのキャラ絵が出る時もあるが、デザイン的に日本向けでないこともあり、さらにスクリプトの洗練さも、ゼルダには遠く及ばないため、「アクションだけでなくしっかりとした物語も描きたい」という欲張りな気持ちが、逆にゼルダとの完成度の差を露呈してしまった感がある。
あといくつか気付いたことと言えば、、、
・世界観がSFなこともあり、BGMにファンタシースターオンラインっぽいものがあった。嫌いではないし、他のBGMも悪くない。
・ボス戦は迫力もあり、とても重要なこととして「難し過ぎない」。1回死んで次余裕でクリア出来る感じが心地よく、このままの感じで最後まで行けば、モチベも途絶えずにクリア出来るかも知れない。ここは作り手がどこまで「エゴに走らずにいられるか」がポイントになると思う。ついつい難しくしたがるから、、、。
・ショットを使う手前、RBボタンを頻繁に押させるのが、多少違和感があると言えばある。が、アサインを切り替えることも出来るので、微調整したければ出来る。
・「ゴロン」つまり回避があるが、残念ながら回避後に硬直が入り、ゴロンを繰り返すことで結果僅かばかり高速に移動出来ると言うわけではない。ムジュラとかとは違う。
・アクション系フィールドの完成度は、難度も含めとても高いが、ゼルダと違って広大な街があったり、会話可能な、ある意味存在価値の薄いNPCが多いので、「ゲームをしたい!」と言うモチベを、がっぷり四つで受け止める感じではないのがちょっと残念。ストーリーそっちのけで、探索探索さらに探索、と言う遊び方は出来ない。
・エリアの繋がりは、序盤故にまだ固まってないものの、一箇所ポータルが集まっているところがあるので、そこから各地へジャンプしていく感じになりそう。ボリュームがどの程度あるかはわからないが、操作系の完成度が高いので、パズル面やアクション面など、高難度のものが用意されても、十分楽しめるだけの器はあると思う。もっともそれらも、
「作り手のバランス感覚次第」
ではあるけども。
・マップも一応あるが、正直アバウトすぎてあまりピンと来ない。画面が切り替え移動なので、把握はし辛くないし、マップ内に「開けられなかった宝箱のアイコンを置くことが出来る」反面、最初から「未開封の宝箱として表示するようにしてくれていれば」何も問題なかったんじゃないの?とも思った。
・・・
プレイする人は少ないと思うし、爆発的な魅力は、キャラデザインとスクリプト周りによって、正直ない。ただ、とても遊びやすく、難度も(少なくとも序盤は)かなりイイ感じなので、「神々のトライフォースみたいなゲームが遊びたい」という衝動には、かなり応えてくれる内容だと思う。1500円の価値はあるかな。現時点での評価は★★☆。
●ヴィクターヴランその2
長男とマルチで多少遊んでみたけど、昨日は無事「パソコン操作側」でもマウスカーソルが表示され、普通に動かすことが出来てた。
移動速度UP系のカードや、「ゴロン」の回避距離が伸びるカードなどを装備することで、よりテンポよく回れるようになってきたし、今後もそこを強化出来ると思うとちょっとワクワクする。「ソーマブリンガー」でガンガン高速移動してたのを思い出す。
レベル16になって、「合成」が使えるようになったので試してみた。合成は、、
・ベースに3つの素材を混ぜる
・ベースなしで、同レベルの箱3つでも合成可能。その場合は、1ランク上の箱が出てくる。
・白箱→緑箱→オレンジ箱という感じにランクが上がったが、オレンジ箱からは当然オレンジ武器が出てくると思い込んでたら、
まんまとカードだった。
もちろん効果はそれなりに高い物だったが、それ以上に驚いたと言うか気付いたことは、
マルチプレイ時は、コモン以上のレアアイテムは「プレイヤー全員に配られる」と言うこと。
合成した人だけでなく、一緒にプレイしている人も貰えるし、戦闘で手に入れたアイテムも同様。つまり、「アイテムの取り合いは実質ない」。強いて言えば回復アイテムが拾った人しか手に入らないとか、お金も同様とかあるけど、大局に影響はない。
その結果、宝箱が貰えるミッションを二人がそれぞれクリアすることで、その宝箱を使った合成が、「実質倍のペースでやりやすくなる」。当然博打要素が高いため、出てきた物に失望することはありえるが、それでも序盤からハイレアなアイテムを狙いやすくなるのは楽しい。特にレベルアップ時の選択肢に宝箱がある場合で、さらに他の二つが微妙であるなら、迷わず宝箱を集めていこうと言う気になる。
強いて言えば、オレンジ箱も3つ集めればさらに上の箱になるのかが興味深いが、それも含めてモチベに繋がってると言える。
ただ、問題があるとすれば、出てくる装備やカードが、今の自分のレベルに則した物である可能性があると言うこと。わかりやすく言えば、
凄く強くなってから開けた方が、圧倒的に強い武器やカードが出ると思われる。
弱いウチに開ければ、あくまでその時点では強いかも知れないが、「あまり長期的に使い続けられないモノ」が出てきてしまうかも知れない。まぁその辺は「良いジレンマ」として受け入れる感じではあるかな。
・・・
ノーダメージで50匹討伐、みたいなシビアなチャレンジは、報酬も緑箱だったりして魅力的。でも当然それは難しいし、現時点で既に長男と僕の実質的な強さには差がないので、多少進めたところで、そのシビアなミッションを余裕でクリア出来るほどには強くなれない感じはする。まぁ全てのミッションが容易にクリア出来すぎるよりはいいかな、とも思うけど。
隠しエリアを探すのも、「三角飛びが出来る」という、フィールド型ハクスラとしては極めて珍しいシステムにより、「ちょっと楽しく」仕上がっているし、
普通に(フリーズせずに)起動してくれれば、普通に楽しめる佳作ゲー
って感じではあるかな。前回評価したか覚えてないけど、フリーズ抜きにすれば★★☆くらいってところ。
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10本買って、概ね遊んでみた。
※唯一ワンショットだけは長男のプレイを横から少し見てただけだけど
その中で、個人的に一番面白かったのは「ゼロレンジャー」ただし、日を空けたらガッツリ難しく感じるようになっていて、つまりは老化によるプレイの劣化を如実に感じてしまったりもした。
他は割とドングリの背比べが3つ。ヴィクターヴラン、クロスコード、イコノクラストは、どれも軽く遊ぶにはちょうどいいゲーム。ジャンルも、ハクスラ、ゼルダ、メトロイドと分かれているので、興味が在れば買ってもそれなりに満足すると思う。
ホントはリターンオブザオブラディンをガッツリがっぷり四つでクリアまでがんばりたい気持ちもあるのだけど、正直難し過ぎると言うのが本音。ちょっと悔しいかな。
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