メグザモンスター
原題「THE MEG」。トレーラーを見た直後から、「超面白そう!」と期待し、発売日もチェック。「1/9」。あまつさえ「ちょっと前にレンタル開始になることってあるよな?」と思い、1/7にTSUTAYAへ行くと、まんまと棚ががら空き。
「何か入る予定があるんだろうけど、まさかね、、、」
見れば「アントマンVSワスプ」の文字。そして、
その隣に「THE MEG」の文字が。
超見たい!てかREADY PLAYER ONEの時も相当期待していたけど、「面白そう」という期待値だけならむしろこっちのが上だったかも知れないレベル。
そもそもクリーチャー物が大好き
ジェイソン・ステイサムも大好き
めちゃお金掛かってそうなのも期待大!
「ワールドウォーZ」の時に学んだことだけど、ぶっちゃけゾンビ映画とクリーチャー映画は、基本お金がない人が、コストパフォーマンスの高さに期待して取るジャンルだ。だからあまり大手は手を出さなかったし、稼げる俳優が出ることもそう多くはない。ジョーズもアナコンダも、公開当時はまだそこまでメジャーな俳優ではなかったはずだ。あとサム・ワーシントンも。
ともかく、それがここまで「大物」で釣りに来てるとなれば、そりゃもう釣られまくり揺れまくりだ。ただ、
期待が過剰になった状態で、もし借りられないなんてことになったら目も当てられない。
絶対に借りたい。絶対すぐ見たい!
DVDでこういうことはあまりないが、僕は油断しない男なのだ。
何本入荷予定ですか?→24本の予定です
通常だと何時頃入りますか?→だいたい昼頃には入ると思います
一気に無くなることってありますか?→土日だと十分あります
OK。明日来ます。
たかがサメの映画にそこまで、と思うのは自由。ただ、そう言う人は得てして借りたい時に借りたい映画を借りられないだろうし、人気ゲームを発売日に買うことも出来まい。
翌日(つまり今日)、昼休みにTSUTAYAへ。
1時過ぎ。24本中5本ほどが貸し出し中になっていた。
たぶんこのペースでは僕が帰宅する夜8時までは持つまい。良かった。油断しなくて。
まず、一切ネタバレの無いところで感想を書くとするなら、、、ってこれがサメの映画であることはもう書いてしまったが、これはトレーラーでもわかること。そもそも「メグ」とは、「メガロドン」のことであり、つまりは古代の巨大なサメが現代に蘇りました系(<実際そうかどうかはわからない。メガロドンがまぁそう言う扱い)だって話。
ともかく、ネタバレ無しの感想を書くとするなら、
一言、「期待通りだった!」
クリス評価は★★★☆。てか映画館で見てたら9点もあった。惜しいことした!普通に大満足。普通に面白く、普通にドキドキしたし、普通に驚いたし、ワクワクしたし、ハッピーエンドに不満もない。強いて言えば、スタッフロール後にワンカット欲しかったと言えば欲しかったけど、それはこの手のクリーチャー映画に付きものだから僕が期待しただけで、話自体はキレイに終わっている。ゴジラじゃないから最後に「まだ生きている・・・」みたいな感じを出す必要もないし。
監督が誰かもわからなかったし、ヒロインの名前も思い出せなかったが、スタッフロールを見てこれが「ジョン・タートルトーブ監督」作品であることを知る。てか以前もそれはチェックしていたはずだが、完全に忘れていた。そしてこの監督が何を撮った監督だったのかも、、、。覚えていたのは、
この監督の作品で凄く好きだったのが絶対あったと思う。
・・・そりゃあったはずだ。
タートルトーブ監督は、僕が数年来ずっと「一番好きな映画かも」ランキングで1位だった「魔法使いの弟子」の監督だったんだから。
他にはクールランニングや、ナショナルトレジャーの監督でもあり、とにかく「エンターテイメントの方向性」が僕好みの監督だということだ。あと女性の好み(ヒロインの撮り方)も。
そんなヒロイン:リー・ビンビンは、どっかで絶対見たことがある、でも思い出せなかった子。てか、
年齢45歳ってマジか!?びびりすぎてちょっと漏らしたわ。
それならステイサムの相方にもなれるって感じ。てかぶっちゃけ劇中での雰囲気年齢は29くらいで、
※8歳の娘が居ると言う点でも、親父役の年齢が60歳くらいに見えた点でも
まさか45歳(撮影当時だと43歳?)の「お姉さん」だとは思いもよらず。
ちなみに「見覚え」は、ちょっと前に見たネットフリックスの「ガーディアンズ呪われた地下宮殿」のヒロインだった。他にもバイオハザードVや、トランスフォーマーロストエイジ、ドラゴンキングダムなんかにも出てた。
ジン・ティエンほどかわいくはないけど、キレイで十分盛り上がれる面構え。「キスシーン」が無かったのが残念ではあるものの、
※「人工呼吸」はさすがに回数に入らないだろ<ネタバレ反転。
娘役も含めてとてもイイ感じにまとめてたのが良かった。
娘も相当かわいくて、日本で言えば「全盛期の芦田愛菜」のよう。映画は中国とワーナーブラザーズの米中合作っぽかったので、「今旬の子役」として起用したんだろうな、と。
正直その点では一抹の寂しさもある。一昔前なら「日米」で作っていたようなコンテンツを、中国資本のとんでもないお金の掛け方で、きっちりと大物として通る作品に仕上げてきたことが、、。
ま、面白かったから何でもいいけど!
ステイサムのハゲが進行してるなぁと思ったり、クルーザーにしても海洋基地にしても、深海探査船やらグライダーと呼ばれる海中ボート?にしても、
いちいち完成度が高すぎ。
メカ好きも「目の保養」になるレベルで、舞台も次々と変わり、見てる者を飽きさせない配慮に満ちている。実は「メガロドン」を題材にした映画は他にもいくつもあるが、そのどれもが「D級」ってくらい質が低く、正直最後まで見続けるのが苦痛なものばかりだったのだけど、
こっちのメガロドンは、掛け値無しの「本物」。
CGっぽさはほぼほぼ感じさせず、
※唯一感じたのは「犬」くらい
クリーチャー物と言うより、「エンターテイメント大作」という方がむしろしっくり来るくらいの贅沢さだった。そう、
とにかく撮れ高の塊のような内容だった。
物語が一段落して、「ああこの面白い映画もあと少しで終わっちゃうのかな、、、」と全体の進捗を確認した時、
まだ半分かよ!ナンツー嬉しい誤算!!(^^!
実際の尺は113分と決して長尺な映画ではなかったのだけど、それだけハイクオリティな映像を出しまくってくれた&余分なカットを極力シェイプしてくれたおかげで、スゲェ楽しいんだけど、盛りだくさんで満足出来る内容に仕上げてくれてた。
ウィキペを見たら、制作費と宣伝に3億4千万ドルくらい掛かったらしく、5億3千万ドルくらい稼いでるみたいなので、
いろいろホッとして納得しつつ、タートルトーブ監督の肩書きに傷が付かなくて良かったって思った。
てか初週末の収益予想2000万ドルが、実際は4500万ドルも叩きだしてたとかって話は、単位はともかく、面白かった人間からしたら「そりゃそうだわ」と納得するエピソード。まぁ僕が昼飯の時間に借りに行くなんて、ホント前代未聞な期待過剰ぶりだったしね。
てか今思い出したけどクリフ・カーティスもスゲェイイ感じの役で出てたな。ホントイイ感じの脇役として最近かなり好きだから嬉しかったわ。
トマトの評価は「並」みたいだけど、全然それで構わない。深海なのに魚が居すぎるとか、ガラスが薄すぎるとか、演技が軽すぎるとか、まぁいろいろ文句がある人も居るかも知れないけど、
オレはコレが丁度いいと思ったんだから、何にも問題はねぇ。
トレーラーを何度も見ちゃうとネタバレが過ぎるので、出来たら見ずに借りてくるのをオススメする。「サメの映画」としては、正直「ロストバケーション」は超えられなかったと思うけど、「面白い映画」としては、全然こっちの方が上だったと思う。特に「ジュラシックワールド」や「インデペンデンスデイ リサージェンス」みたいな派手でわかりやすいエンターテイメント大作が好きな人になら、手放しでオススメしちゃうよ!
いや~面白かった。でもやっぱキスはして欲しかった!それがあれば8点だったな!ネタバレごめんなさい。
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