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2019年2月 4日 (月)

エクス_マキナ

何かをきっかけにして「ああネットフリックスにあったな、今度見よう」と思っていた洋画。見始めてなおそのきっかけが何なのかわからなかったが、終わり間際に思い出した。

 ヒロインが、トゥームレイダーのララだった人だからだ。

監督は(今調べた)アレックス・ガーランド。視聴経験はナタリー・ポートマン主演のネットフリックス映画「アナイアレイション」、カールアーバン主演の「ジャッジ・ドレッド」。そこまでメジャーな監督ではない。

あらすじは、別世界のグーグルに相当するコンピューター会社に勤める若者ケイレブが、社内の抽選に当選して、社長が開発を行っている山奥の別荘に招待されるところから始まる。別荘で社長はAI(人工知能)の研究をしていて、完成間近のAIを搭載した女性型アンドロイドのチューニングテスト=どれだけ人間に近づいているかをチェックする役割を、ケイレブに手伝って貰いたいと言った。

ヒロインでもあり広告の品でもあり、前述のララ役だったアリシア・ヴィキャンデルが演じるのは「AVA(エヴァ)」と呼ばれる女性型アンドロイド。後頭部、前腕、太ももからスネ、あとあばらからウエスト辺りまでが透明なカバーに覆われた「クリスタルボーイみたいなの」で出来ていて、あとはグレーカバーや、人間っぽい人肌で構成。

 つまりはCGの塊なわけだけど、

主演のドーナル・グリーソン
※「アバウトタイム愛おしい時間について」でとてもとても情けない顔が出来る俳優として印象深かった人。メジャー作品では新しい方のスターウォーズでハックス将軍をやっている

が、これまたイイ感じにマジメで、割とすんなりとAVAに惹かれていく。てか、まさにこのAVAがとても魅力的で、さらに言えばメイド的役割をこなしている「キョウコ」も、その名の通り日本人的ルックスでちょっとイイ。
※俳優さんもたぶん日本人
あとは、社長役でスターウォーズエピソード7とかで黒いX-WINGのパイロット(そこそこ重要な役)をやっていたオスカー・アイザックが出てて、

 4人のメインキャストのうち3人が見たことがあるという、なかなか(僕的に)豪華な配役。

てか、順番が前後するけど、そもそも「エクス・マキナ」って、士郎正宗原作のプロダクションIG辺りが作ってた「エクスマキナ」のことだと思ってた。もしくはそれをルーツとした作品だと。

 でも全然違ってた。

話的には、ネットフリックスオンリーで、以前紹介したAIと女の子が出てくる「TAU」に凄く近い感じで、
※あっちとこっちでは性別が逆だけど。あとCGの技術的には「女性型アンドロイド」の方が遥かに作るのにお金が掛かるだろうけど。

 どうしても印象に既視感がつきまとってしまった。

TAUは脱出が難しい個人の家で、エクスマキナは絶海の山奥。

 ぶっちゃけ同じようなもの。

一見自由に行動出来るようにも見えるエクスマキナの主人公ケイレブだけど、「この家を建てた連中は秘密保持のために全員殺した」とか言われると、そう毎日を安穏としては過ごせない。一応一週間の予定で、「明日にはヘリが来る」とまで社長に言われたが、果たしてそれが本当かどうかもわからない。

割と「ひりつくシチュエーション」な一方で、TAUと違って社長を徹底的に守る「守護者」みたいなものもなく、

 結構酔っぱらったりもする。

そんなの「何とか出来ちゃうだろ」と思ってしまうが、まぁ深く考えたら「負け」な感じもしてた。普通に「全てを受け入れながら見る映画」かな、と。

ともかく、「R15」らしく、アリシアを含めおっぱいが結構出てくるのと、CGで作られたAVAのボディがかなり高い完成度なこと、最終的なオチに至るまで、

 なかなかの映画だった。

てか、見た人の10人中9人がきっと、

 ネタバレ反転「女って怖ぇぇ!」と最後思ったに違いない。

個人的にはTAUの方が全然好みではあったけど、こちらも悪くない。「ああいう映画」が見たいなら間違いなくオススメ出来ると思う反面、どうせ見るならこっちを先に見た方がいい気もする。

 ともかく、「アンドロイドの女の子と恋に落ちそうになる映画」を想定して見れば、大きくは裏切られないんじゃないでしょうか。

クリス評価は★★ってところかな。最後の最後もうワンアクション欲しかったです。

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