マンガ、映画、ゲーム、音楽、アニメ、ドラマ
これらの中で、「昔のをもう一回見たい」と思った時、もっとも容易かつ大量に満たされるのは、間違いなく映画だろう。DVDやブルーレイでリリースされているだけでなく、最近はオンデマンドのサービスも充実しているし、コンテンツを再生する手段が最も容易という気がする。スマホでもテレビでもパソコンでも、だ。
次に「カバー率」が高いのは音楽。今Youtubeで曲名を入れて動画がヒットしないものはかなり少ない。ただ、こないだのKYON2みたいに、お目当ての一番オーソドックスなオリジナル音源が見つからないケースもあるし、当然中古CDやレコードまで踏み込んだとき、えらくプレミアが付いちゃってることもあるだろう。それでもテレビ以外で概ね再生出来るようになってるし、「曲名さえわかれば」大抵は何とかなる。
まぁ、映画も音楽も「どうにもならない領域」は当然あるが。
そこからやや下がったところにあるのがアニメだろう。Dアニメやネットフリックスでも、相当数の作品がアップされいつでも視聴出来るようになっている反面、いかんせん本数が多い。さらに映画と比べて、世代・ニーズの多用さがより色濃く、昔の映画ならコレとコレを抑えておけば、、、みたいなことがアニメでは起こりにくい気がする。僕らの世代なら出崎統の名前がまず挙がってくるけど、最近の「DVD化されないアニメ」なんかは、最初の放送で録画し損ねたり、オンデマンドに組み込まれなかったりすると、「それっきり」になってしまう可能性も結構ある。「俺の好きなのは妹だけど妹じゃない」なんて、
よくもまぁあの作画でDVD発売にこぎ着けたなぁって感じだし。
オタ向けであると言うのは、そう言う局面で強いアイデンティティになり得るってことなのか。
まぁ僕が知らないだけで、DTVとAmazonとHULU全てを契約すれば、今以上かなりのカバーが出来るのかも知れないけど。
さらに下がって次はたぶんマンガ。自分がコミックスを買った昔のマンガなら、いつでも本棚から読み返すことは出来るかも知れない。でも、
もしそれらを手放してしまった場合、現状再度手に取るのは凄くハードルが上がってる気がする。
ブックオフなどの大手古本屋の台頭により、小さな町の古本屋はほぼ絶滅したと言っても過言じゃない。小さな古本屋は在庫を処分したりしないから、結構古くてレアなものも見つけることが出来たけど、今は回転が速くて「商売として成立するように洗練されてきてる」。あとネットオークションやまんだらけのような「高額商品」というカテゴリーも生まれたから、より「ただ古かったマンガ」の価値が急変したように思う。
もちろんこれもネット配信で読むことが出来る作品も少なくはないのだが、それでもいかんせん分母が大きすぎる。特に有名作家のものであれば、そこそこ古い作品でも読むことは可能かも知れないけど、それにしたって限界はあるし、
マイナー作家のマイナー読み切りや、短期打ち切り作品なんかは、どうあがいても見つけることは出来ない。
そこそこ有名どころでも、フレッシュジャンプに掲載された金井たつおの「静香のエース」とか、弓月光の「ランジェリー狂想曲」※エリート狂想曲ではない甘い生活の原点。画集に再掲載されてはいる。
なんかも、いくら読みたくても読めないし、そもそも映画と比べてかなり割高という気がする。映画1本はオンデマンドサービス内なら実質無料みたいなものだし、借りても200円程度。マンガは1冊で400円以上、それが何十冊もあったりする。レンタルマンガサービスとかってあんま聞いたこと無いし。
※今後出来るかも知れないけど
ホント、実家にあるマンガとか、無下に捨てられないようにしないとって思う。もっとも「いつ読み返すのか」って話もあるけど。
そして、ほぼ最下層でリプレイのハードルが高いのが「ドラマ」と「ゲーム」だと思う。
昔のドラマは、もうほぼ見ることが出来ない。TSUTAYAとかにDVDが置いてある作品も、年々マンガレンタルや韓流ドラマにスペースを取られ、さらにDVD化される作品そのものが減ってきている。
極々一部のドラマはオンデマンド配信されてたりもするけど、映画やアニメのカバー率とは比べものにならない。
ま、僕個人としては、見たいドラマがそもそも「無い」から影響もないんだけど。
・・・ここまで前置き。
てか前も書いたけど、古いゲームが急速に遊べなくなっていくな~って。
今は足を洗ったけど、エミュに手を染めてた10年くらい前に、「エミュで遊べるから片付けちゃっていいか」って押し入れの地層のかなり下の方に押し込めちゃって、それまで結構な頻度で遊んでた、
ファミコン、ファミコンディスク、PCエンジン、CDROM、スーパーグラフィックス、メガドライブ、メガCD、32X、スーファミ、64、セガサターン、プレステ、ドリームキャスト、ネオジオ、VEGA9000、ゲームボーイ、同アドバンス、ネオジオポケット、ワンダースワン、、、
これらとほぼ断絶してしまった。
※S端子やAVマルチ端子、D端子で映るテレビがそもそも無い
プレステ1は、プレステ2でも遊べたかも知れないが、テレビとの相性で「とてもまともに楽しめるレベルじゃない」映像になってしまって、プレステ2ともども断絶。てかプレステ3に至っては、ハードが全て壊れてしまったし、
※もちろん前述のハード達も壊れて遊べなくなってるものが確実にある。ディスクシステムとかCDROM2とかVEGAとか
ゲームキューブは娘が「借りてっていい?」と言うので気持ちよく送り出した。
さらに、WiiはPSVRのカメラを付けることもあってセンサーバーを外してしまっているし、WiiUですらコンセントやケーブルが見つかるかどうか、、、。任天堂のハードは概ね「一世代前のゲームまでは動く」ように作られいたけど、スイッチではそれも無くなったし、仮に動くとしてもオンラインのサービス連動が途絶えたことで、「当時のままのゲームとは言えない」ものが大半になってしまった。
何百本と買ったゲームが、ほぼ全てお蔵入り状態になってる現実に、
(結構本気で)愕然とした。
確かに、残りの人生で「ファミコン:ダークロード」が遊びたくなる日は来ないかも知れない。当時あれほど楽しかった「ドリキャス:ロードス島戦記」も一切楽しめなくなってるかも知れないけど、
時々思うんだよな。「あのゲームは楽しかったよな~」って。
思い浮かぶままに「もう一度やってもいいかも」って思うゲームを書き出してみる。順不同。
・クロス探偵物語 セガサターン
・オルディネス スパグラ
・パルスター ネオジオ
・カエルのために鐘は鳴る GB
・BUSHI青龍伝 スーファミ
・鋼-HAGANE- スーファミ
・ガントレット N64
・天外魔境II CDROM2
・イースI/II CDROM2
・オレ、トンバ! プレステ
・キックマスター ファミコン
・リンダキューブ PCエンジン
・凄ノ王伝説 PCエンジン
・闘技王キングコロッサス メガドライブ
・シャイニングフォース メガドライブ
・シャイニングウィズダム セガサターン
・サイバーボッツ セガサターン
・エストポリス伝記II スーファミ
・ブレインロード エニックス
・ブランディッシュ PC98
・ニュートピア PCエンジン
・ゼルダの伝説ふしぎのぼうし GBA?
・ポケモンカードGB2 GBC
・ウィザードリィ外伝II GB
・ガンスパイク DC
・メトロイドプライム2 GC
・ダークソウル PS3
・デモンズソウル PS3
こんなところかなぁ思い浮かんだのは。
結局ゼルダやメトロイドなんかは、今の環境でも割と遊べたりするタイトルが多いんだよね。あと単に僕が思い出せないだけってのもあると思うし。PS2なんて一本もないもんな。FFとかドラクエは、その時に全身全霊を込めて遊び尽くすケースが多いので、その後今日に至るまで、そこまで「遊び直したい」って思わないってのもあるかも。唯一FF12がそれに該当してたけど、PS4で無事焼き直してくれたからな。
ちなみに上の中で今一番遊びたいのは、、、
オレっ!トンバ※正式名。今調べた
魔界村の藤原得郎兄貴が作ったプレステサイドビュージャンプアクションRPG。長男も覚えてるかな、今見たらAmazon中古が1848円だからそこまでプレミアが付いてるわけじゃないけど、
5人の評価が全員☆5!
見た目はファンシーで、一見ヌルそうに見えるけど、その実遊び込める要素がむちゃくちゃあって、どちらかというとマリオよりメトロイドに近いかも。
※ほぼ横移動だけど
あーー遊びたい。それも当時の環境に近い環境、AVマルチ端子のCRTモニターで遊びたいな~。てかそもそも「オレっ!トンバ」のゲームディスクがまだあるかどうか、、、。続編の「トンバ ザ・ワイルドアドベンチャー」もかなり面白かったけど、一作目の方が上。
藤原兄貴は他にPS2で「エクスターミネーション」というSF系アクションRPGも作ってて、こっちもかなり面白かった。てか、「魔界村の」と言う肩書きが付いちゃってるけど、本音は「アクションRPG」を付くって欲しい人だったな。ウィキペ見ると2010年のマッドワールド以来途絶えてるけど。
※マッドワールドも持ってる。プラチナゲームズ開発、松野泰己ストーリーのWiiのアクションゲーム。肩書きは凄いけど、そんな面白くなかった。期待が過剰すぎたかも
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当たり前だけど、何でもかんでもスマホで見たり遊んだり出来るわけじゃない。何でもかんでも4Kテレビでキレイに映るわけでもない。未来に行けば行くほど劣化・絶滅してしまうコンテンツも多々ある。そしてそれは必ずしもロークオリティってことはない。音楽も映画も、そしてゲームも。
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コメント
トンバかー懐かしい
僕はワイルドアドベンチャーのが好きだったなー、ていうのもオレっ!トンバの方は詰んで進めなくなった嫌な覚えがあって。ワイルドアドベンチャーのほうが子供の僕には優しくて(易しくて?)よかったのかな。
実は胃腸風邪でしんどい中、ちゃっかりアークライズファンタジアとWiiリモコン持ってきてました。モチベが出てきてさあやろうとしたら、ヌンチャクかクラコンを挿してくださいって言われた!さらにテレビでやるためにはセンサーバーが必要だった(※Wii Uゲームパッドに映せばセンサーバーなくてもできる)…なのでAmazonで中古のクラコンとセンサーバーを計1200円くらいで買って、ようやくプレー開始。
2時間くらいやった感じ、懐かしさだけじゃクリアまで遊べないかもなと。それに当時はアークライズファンタジアだけに遊びの時間を使えたけど、今はスマホゲーが頭にチラついて意外と集中できないww こういうとこも昔と違うんだなーと思った。
思い出は美しいものだなぁなんて…それでも、1200円分の幸せは感じたかな。ちょこちょこ進めていけたらいいな。
全く話変わるけど1月中旬あたりに急にモチベが出てきてグリムドーンを少しやってた。意外と楽しくて、こっちもモチベが残ってる。なにより日本語化ファイルのクオリティが良くなっててだいぶ遊びやすくなってた!
でも時間とれない。悲しい。いつでも起動できるのに、なかなか起動できない。もし父ちゃんが買ったら一緒にやりたいな。
そんなとこ。セブンのチョコ棒108円は、徳用チョコよりもチョコレートが固くて、味も良くておいしい。
これからまだ寒くなりそうです。お互い元気にゲームしてましょうね!
投稿: 長男 | 2019年2月 1日 (金) 03時19分
ちす。
まぁ「進めなくなること」を「嫌なこと」だと考えるかどうかかも。クリア出来ないもどかしさは、つまりはモチベがあることの裏返し。「がんばりたい気持ち」があることが、自分の中での前作の価値を高めたかな、と。結果僕もクリアは出来なかったけど、ワイルドの方は、「詰まってないけど興味も薄れてきた」感じで終わっちゃった気がするから。
※僕の場合ね。てか見た目の点で特に前者の評価が高かったってのもあるかも。中途半端にローポリゴンのグラフィックは、どうも美しく感じなくて。
アークライズファンタジアもつまりは、そんな「中途半端なビジュアル」に墜ちてしまった作品だったのかな、と推測。僕がシャイニングフォースネオを続けられなかったのと同じで、当時凄く面白い、「グラフィック以外のモチベーターが満載だ!」と思っていたはずなのに、存外グラフィックの経年劣化
※僕の場合は接続そのものが文字通り劣化してたから「さらに悪く」なってたわけだけど
にテンションが下がってしまうと言うか。いっそのことファミコンレベルのドット絵まで退化してしまえば、それはひとつの様式美として受け入れられるのかも知れないのだけどね。今でも初代ドラクエやゼルダが楽しめたりする、みたいに。
僕もあれほどはまったソーマブリンガーを、後年やり直した時あんま盛り上がらないな~って思ったからな。でもそれを踏まえてなおこのネタで書いたタイトルは、「今でも楽しめるかもな~」って思った物だったりはするけども。
グリムドーン、時の流れが加速し、僕のモチベとSteamのプライスがかみ合うようなら、ゴールデンウィークかサマーホリデーセールでも値下げするだろうから、そこで買ってみようか。まぁヴィクターヴランみたいに「サクッと終わりが来る」のも、ハクスラとしては逆に貴重でよかったとも思うけどさ。
まぁ体調には重々気を付けてくれたまえよ。
ちなみに次に買う予定は2/21の「全部入りニーアオートマタ」。他はコレと言ってなかったけど、こないだたまたま見た「新作インディーズドットゲーム」な感じの動画で、※「TOP 10 BEST UPCOMING PIXEL ART INDIE GAMES - 2019 & BEYOND!」って動画
・BUSHIDEN
・DARK DEVOTION
・FLYNN:SON OF CRIMSON
・THE LAST NIGHT
・BLASPHEMOUS
・THE TREEHOUSE MAN
この辺がちょっと面白そうかな~って思った。ブログネタにするつもりだったけど忘れてて今思いだしたわ。まぁ必ずしも「面白そう」が「面白い」になるわけじゃないんだけど。
投稿: クリス | 2019年2月 2日 (土) 22時42分