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2019年3月10日 (日)

バットマンビギンズ

なぜ今?って感じだろうけど、まぁ僕のブログだし書きたいことを書く。とりあえずの理由としては、

・数ヶ月前からネットフリックス入りして気になってた

・ダークナイトが凄く話題になったとき、それを見て「さほどでもないような」と軽い失望を抱いたのだけど、もしかしたらビギンズを見てなかったから、と言う可能性も出てきた

・インターステラー以来クリストファー・ノーラン監督に対する印象がかなり上向いた

・他のヒーローと絡まないのでちょっと落ち着く

・何より僕は「生みの物語」が大好き

こんな感じ。特に最後の「生みの物語」としてのノーランバットマンを、ダークナイトから見てしまったことで、ノーランバットマン全体の印象が濁ってしまっていたのかも知れない。

 ビギンズから3作全部見直すことで、いろいろと氷解し、さらに満足も出来るのではないか。

で、今は割とネタ不足なので、こりゃいっちょ見てやろうかいと。ノーランバットマンナンボのもんじゃいと。

 何が良かったって、情報がほぼほぼゼロになってたこと。

アーロン・エッカートが出てたような記憶があったり<ダークナイト、渡辺謙が出てたような記憶があったり<ホントにチョイ役、モーガン・フリーマンが執事だったような記憶があったりもしたけど、

 ほぼほぼニュートラルな状態で観ることが出来た。

映画を楽しむ上で最も重要なことのひとつが、

 その内容を知らないこと

だと思うのだけど、僕にとってのビギンズは、いくら昔の映画であろうと、既に評価が語り尽くされていようと、

 全くの新作と同義。

強いて言えば映画館で見た方がより100%に近い感想になったかも知れないけど、そこはそれ。下手にスクリーンの小さな映画館で見るよりは、家の50インチを1m20cm離れて見る方が迫力もある。

 果たして結果は、、、

 かなり面白かった!

やはり生みの物語を丁寧に描いてくれている点が何より素晴らしく、ティム・バートンのバットマン以上にしっかりと気持ちを重ねることが出来た。てかそもそもマイケル・キートンのバットマンは、、、というかブルース・ウェインは、

 感情を表に出さなすぎ。

ホントに(役柄として意図しているとは思えないレベルで)気持ちがわからなすぎで、プリンスの音楽を含め「雰囲気は」悪くなかったと思うが、
※特に紫タイツから黒づくめのニューデザインへの変更は、「上げ幅」がかなりのものだったし

 話自体はさほどでもなかった。

ただ、今回は違う。ただ両親を殺されたからと言うわけではなく、しっかり修行をし、なぜあんな基地が出来たのかも、ゴッサムという街がどんな街なのかも、端から端までしっかりじっくり描いてくれた。

 それによって、僕が映画の感想でよく書くような「なぜ?」と言うストレスがほぼほぼなかった。
※強いて言えば「親を殺されたのに悪人を殺さない理由」が弱いとも思うけど

また、キャスト的にクリスチャン・ベールはイイ感じにバットマンだったし、
※僕の知識では、マイケル・キートン以外はベン・アフレックしか記憶になかったのだけど、実際はヴァル・キルマーやジョージ・クルーニーなんかもやってたらしい。全然覚えてないのはたぶん見てないからと言うのと、

 バットマンはスーパーマンと比べて「素顔率」が低いので、役者の印象が残りにくい

ヒロインのケイティ・ホームズは、かわいさにムラがあるものの、

 乳首(もしくは乳首型ニプレス)が見える衣装で、イイ感じのサービスカット。

まぁそうすることで他の印象が相対的にかなり薄れてしまったりもするのだけど。

しかしそんなの目じゃないくらい好印象だったのが、

 マイケル・ケイン&モーガン・フリーマン

二人とも最近でこそ「ジジイ度」が行きすぎた感じになってしまっているが、当時(2005年今から15年前)は、

 今が旬と言ってイイほどに名脇役感爆発。

二人が同時にスクリーンに出てる時なんか、

 何て贅沢な絵だよ!

と思わずニヤけてしまったほど。勝手な思い込みかも知れないけど、名の売れた俳優は、そうそうスケジュールを合わせない気がしていたので、それだけで結構嬉しくなってしまった。

さらに完全に知らなかったのが、

 リーアム・ニーソン

こんなところにこんな役で!なんだか得した!

ゴッサムの街並みもとてもかっこよく、強いて言えば肉弾戦の殺陣がイマイチ美しさに欠けるなぁと思ったくらいで、

 総じて満足度の塊のような映画だった。

ただ、「満足」と「好み」には微妙な違いがあるのも事実。最終的にホントに点が高い映画と言うのは、「満足のソノサキ」に踏み込む「何か」があるものだと僕は思う。その点で、

 特に拍手をしたり、立ち上がったり、前のめりになったりはしなかった。

「思ってたよりずっとイイ」とは思ったけど、「とんでもなく良かった今まで見なくてゴメン!」ってほどじゃなかった。なので、

 クリス評価は★★★って感じ。

ポーラーと同じ6点だけど、中身は全然違う意味の6点。あっちはエログロの良さ、こっちは完成度の高さで差し引きそれぞれ同じ点になった感じ。

ともかく、これで気持ちよくダークナイト、そしてダークナイトライジングを見ようと言う気になった。1作目も見ずにダークナイトを見てしまったのは、

 タイトルが全然違うし、さらに言えば「バットマンビギンズ」は「バットマンフォーエバー」の続編だと思ってた。つまり、「見なくても大丈夫でしょ?」って印象だった。

結果ダークナイトから見て失敗したわけで、「今回は同じ轍を踏まずに済む」。もちろん、

 あらためて見た結果、「やっぱりつまんない」ってなる可能性は、ゼロじゃないんだけどさ。

・・・

つかこれ見てからベン・アフレックのバットマンを思い返すと、

 バットマンのイメージじゃねぇな

ってシミジミ思うな。アフレックは背が高すぎて、敏捷さを感じにくい。「小柄」までは行かなくても、せめてスーパーマンよりは俊敏な印象を与える体格じゃなきゃ、バットマンとしてはしっくり来ないよなぁって思った。なんでベイルがやらなかったんだろうな。
→監督が違うからイメージも違う。だからなんだろうけど

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コメント

こんちはクリス!!

バットモービルはこのビギンズが初見だったので、メチャメチャテンション上がって何度も何度もそのシーンを見返した。
完全に好みの問題でデザインが、とか、それもあるけどあのシーンあの映像がなんかようわからんけど理由もなくスゲー好きだった。

ノーラン、バットマンは順番にみたけど一番つまらない?いや、きらいなのはやっぱダークナイト。バイクで疾走するシーンはやっぱり好きだったけど。

投稿: nori | 2019年3月10日 (日) 03時02分

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