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2019年4月26日 (金)

バイオハザード ヴェンデッタ

ネットフリックスは、スマホとテレビで観ることが出来る環境なのだけど、テレビとスマホで微妙に仕様が違っていたりする。テレビでは出来ないことがスマホで出来る。

 近日公開の閲覧及び視聴予約(キュー。

なぜテレビ版で出来ないのかは全くの謎だが、こないだたまたまキューを入れていた本作が、忘れた今になって表示されたので見てみた。

ちなみに本作はバイオのCGアニメだが、過去何作か作られてきた気がする。1作だったかも知れないが。

・・・

主人公はクリス・レッドフィールド。ちなみに僕のハンドルはここから取ったわけではない。誰も聞いちゃ居ないが。

あとレベッカやレオンなど、ゲーム版に出てきたキャストが何人も出てくる。

 CGのクオリティは無駄に高い。

年式2017年を考えればむしろこんなもんなのかもとも思うが、PS5時代が来たらこのくらいのことはやったりするのかなぁとも思う。

話が思いっきり逸れるが、PS5になったからと言って、ゲームが今の何倍も売れるようになるわけじゃない。かなり久々のハードなので初速はそれなりに出るだろうけど、単純に「PS4クラスの手間暇」を「PS5レベルに向上させる」ほど売り上げが上がるとは思えない。だから、いくら技術が進化してハードの性能が上がり、「やればできる」状況になったとしても、それが実現するかどうかはまた別の話という気がする。

だがしかし同時に、作るためのソフトの進化も進む。今のPS4でも、その前の3でも2でも、もっと言えばCGで作られた映画であっても、昔やろうとしたても出来なかったレベルの演算が、今ならあっという間に出来るようになっているはずだ。だから、精緻極まりない本作の顔のモデリングも、PS5レベルに進化した開発ツールであるなら、「手間を抑えつつ効果を高める」ことも出来る気がする。

 問題はソース。

主人公クリスを見ていて、「あ、平井堅に似てる」と思った。仲間の一人はジェラルド・バトラーに似てると思ったし、レベッカも似た女優を捜せば見つかりそうだ。

 リアルな人間に近づける為に進化したCG技術。でもそれを今後支えるには、逆に人間がCGの構築を支える度合いが加速するんじゃないか。

モーションキャプチャーで動きを人間のようにしたように、俳優のリアルデータから超超高解像度なポリゴンモデルを生成する。もはやそれはリアルな本人そのもののように。

音声に関しても、既に死んでしまった人のデータから好きな言葉を語らせることは出来るようになってると聞いたことがある。まぁ心の機微だとか、本当の意味での名演技となれば、CGのディレクター程度があがいたところで到底たどり着けない高みだったりもするのだろうけど。

 でもって本作はまさにそう言う感じだったのだけど。

 はっきり言って、「スゲェツマンネェ」映画だった。

まず第一にテンポが悪い。全体で1時間半ほどの尺だったが、正直その3分の1くらいに削った方がむしろスッキリして評価が上がるんじゃないかというくらい無駄なシーン、冗長なカットが多い。

 「これ、ホントに要る?」

と思えるカット。見ていて「一切面白みも楽しみもドキドキもない」カット。ここはあと0.3秒短くていいんじゃないの?と思えるカット、、、。

また、話自体も全く面白くない。実写版バイオが好評価だったのは、ミラが魅力的だったことや、時代的にこういったクリーチャー映画が求められていたこと、レーザーでの惨殺シーンが斬新だったことなど、いろんな要素があるが、

 話もそれなり以上に面白かった。

1作目が「あのクオリティ」でなければ、多分きっと間違いなく、4作も5作も作られなかったはずだ。それは「エイリアン」にも「ターミネーター」にも言える。ただ、バケモノどもを出すだけで人気が出るのなら、もっとシリーズが作られまくってる映画もあるはずだ。てかB級クリーチャー映画は、ホントに枚挙にいとまがない。ほぼハズレだが。

あらすじ的には、

武器商人が結婚式に爆撃され、奥さんと親族を殺されてご立腹。復讐にウイルスを開発し、アメリカ全土をゾンビ化してやろうと目論んだのを、ラクーンシティの生き残りたちががんばって阻止する話。

我ながら簡素にして正確なあらすじ。これで全てだ。

序盤、生存者2名の救出に向かうところから始まるのだけど、あっさりそのウチの一人がゾンビ化していて襲ってくる。

 なぜかラジコンカーを布団の下に隠し、チェストの影から操作して。

意味がわからない。ゾンビ化していてラジコンを操作するのもわからないし、布団に隠すのもわからない。すぐに襲ってこないのもわからないし、襲われたあと一切周辺に血痕が残ってないのも、ベッドの向こう側に何人も息を潜めて隠れているのも、襲われた隊員達と連携して襲ってくるのもわからない。

 茶番かよ・・・

よく「掴みはOK」って言葉があるけど、冒頭からこれでは先が思いやられる。「掴みはNG」って感じが、

 結局最初から最後まで一切拭えぬまま進んで行った。

ステゴロの出来は悪くなかったし、中盤四方八方のゾンビに取り囲まれた状況でのクリス単身の銃撃戦もなかなか良かったが、全体の話の中でそこまでウェイトの高いシーンとは思えなかったし、単純に、

 何発撃てるんだよこの銃・・・

って思った。何回かマガジン交換はしてたけども。

ゲームならOKなことが、映画では許せないことってのは多々ある。エースコンバットでロックオンミサイルを200発搭載するとか、普通の洋館に罠が仕掛けられているとか。

 廊下に殺傷性の高いワイヤーが張り巡らされてるとか。

まぁ一作目のレーザーシーンへのリスペクト?ファンサービスなんだろうけど、

 そうは言ってもそこまでの映画じゃないから、逆に溜息になってしまう。ああいうのは、「他がしっかり出来ていてその上で余裕があるならやる」ことだと思うのだけど。

終盤レベッカがウエディングドレスになってたのも、スンゲェ気になった。

 誰が着替えさせたのか。そもそもなぜ同じウェディングドレスを用意していたのか?

レベッカを見るまで、死んだ奥さんとうり二つであることはわからなかったはず。当然奥さんは爆撃で死んでるくらいだから、その時のものは使えまい。

 普通に自分がさっき着てた服と違う服を着ているのに、それに一切触れないとこも、「まぁ要らないと思ったんだろうけど」それでもやっぱ違和感はある。

普通の武器商人で、別段ウェスカーみたいに強化されてるわけでもないのに、いかにも海兵隊なクリスとガチで殴り合えるのも「スゲェ変」。ワンカットくらい「何か入れてる」シーンがあってもよかったんじゃないの?みたいな。

・・・

特に過去のCGアニメバイオが面白かった記憶もないけど、さほど話題にも興収も稼げなかったのになぜまだそこにドジョウが居ると思えたのか、正直不思議。ましてやこの内容で。

今見たら監督の辻本貴則は、他にこれと言った作品も撮っていない。「だったらオマエが撮れるのかよ」と言われても答えはもちろんNOだけど、

 つまんない映画はやっぱりつまんないのだ。

クリス評価は☆。レベッカの唇がかわいかったので1点。そばかすは要らなかった。

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