甲鉄城のカバネリ 海門決戦
ちょっと前にネットフリックスに入った、劇場版カバネリ。つっても1話30分×3話構成で、さらにOPやEDが各話にあるので、実際の尺は75分くらいと短め。
テレビシリーズもネットフリックスで見たが、時代劇×蒸気機関車の「スチームパンク」の世界観で、美樹本晴彦原案の気合いの入った作画と、オリジナリティ溢れる設定、
※ゾンビである「カバネ」と人間の狭間である「カバネリ」が葛藤しつつも人と共に人を守りつつ生きる、的な話
ryoさん作EGOIST歌の主題歌がハイクオリティで、なかなかの佳作だった。
劇場版もぱっと見の印象は同じ。監督も同じ人で、他には進撃の巨人やらギルティクラウンやら。ぶっちゃけどっちも見てないけど。
あらすじは、ふるさとに帰る甲鉄城の先に現れた「カバネに冒された城」を、地元の領主?みたいな連中と一緒に攻略しましょうという話。
前作にもあったけど、相変わらず序盤にマイナスの溜めが入る。
「このカバネめぇ~!死ねぇ~!!」
聞き飽きたわ。はっきり言っちゃうよ?
それ要らないから。
「怪しいそぶりを見せたら殺せばよい」とか。
笑わせる。
がんばって「そうなりそう」な気配を出してるから許されるとでも思ったんだろうか。
薄いわ。
無きゃ無いでやりようがあんだろ、と。
まぁネットフリックスのバナーが「カバネになっちゃったっぽい生駒(主人公)」で、「え?え?生駒クンカバネになっちゃうの!?興味津々!」と言う層を狙ったのかも知れないけど。
これだったらもっとアヤメ様(甲鉄城城主)や、クルス(アヤメ様大好きっ子)を活躍させてくれた方がよかった。
てか、前作の終わり方が相当綺麗だった分、アレを超えるのは難しいだろうなぁと思って見てたけど、
やっぱ無理だった。
ただ、
※以下重大なネタバレがあります。すぐあります。読みたくない人はストップ!ザ・交通事故!
キスシーンがあって良かった!
これはホントそう。もうこれだけで評価+2点!
新曲もryoさんとEGOISTだったけど、こっちは普通。てか全く耳に残らない。
作画は相変わらずアップの無名ちゃんが際だって凄い。生駒に噛まれそうになってるとこなんて、
「これが描けたら、オレもう死んでもいいッス!」
と言うメーターの声が聞こえてくるよう。
※あと終盤の葉っぱの背景も引くぐらい綺麗だった
声優は、、、こんなだったかなぁとは思ったけど。
殺陣関連の作画は正直普通。クライマックスの片付け方も特にグッと来るでもなく、当たり障りのないまとめ方。
見て損したってことはないけど、
※絵がキレイだから
テレビ版と比べて「劇場版の+α」があったかと言えば、正直そこまでじゃない。ガンダムの劇場版とテレビ版の差ほどもないと言うのが僕の感想かな。
評価は★★。何だかんだ言って無名ちゃんはかわいく、嫌いになれない。乙女チックなエッセンスも好みだし、、、でも最後キスしたあともう一ひねり欲しかったかなぁ。
・・・
追記
エンディングの踊りのシーン、センターが無名だったのは、なんか違和感ありまくりだった。言ってもアヤメさんが城主なわけで、彼女を脇にするのは、
変じゃね?
みたいな。ただのアニメのエンディングだし目くじら立てるトコじゃないのかも知れないけど、でもやっぱ変だったな。
それぞれセンターで複数の場所でやればよかったのに。お金掛かるけど。
| 固定リンク
コメント