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2019年6月25日 (火)

イコライザー2

※割とネタバレが入っちゃったので、見るつもりだけど見てない人は、読まない方がイイです。

久々にレンタルに行ったら、「準新作100円」。これはいいと。久々だから「当時の新作」も今は準新作だろうと。意気揚々と数本チョイスしてレジへ。

 よーーーーーーーーく見ると、小さく「スマホアプリ提示」の文字が。

一応そのTSUTAYAで以前それを使った事があったので、アプリリストを探すと無事見つかる。

 だがしかしログインが出来ない!

でもそこで諦めると、価格的には倍以上払わなければならなくなる。まぁ諦めてもイイけど。

結局四苦八苦しながらも何とかログインに成功し、借りてきた。恥ずかしい気持ち、もどかしい気持ち、やるせない気持ちがない交ぜになりつつも、レジの兄ちゃんが、

 TSUTAYAスタッフにしては極めて珍しいイイ笑顔だったので、思いっきり救われた。

ちなみにそこでは、「端数をポイントで処理しますか?」と訊いて来る。

 どっちでもいい。

と僕。そしてさらにこう付け加えた。


 「どっちでもいい」と言われたらどうします?

お客様の望むように、、。

 「そう言われた時のマニュアルはないの?」

彼はしばし考え、

 「お釣りの小銭が多くなるようなら、使います」

ベストアンサー。僕の金額は「648円」。さしてお釣りの小銭は多くない。

・・・

デンゼル・ワシントン主演の、サスペンスアクション。てか、前作では、時間を計って仕事(主に悪いヤツをこらしめる=殺す)キャラだったが、

 ぶっちゃけ今回は、あんまというか、時計の意味がほぼなし。

一応ストップウォッチで計ってはいるものの、何で?って感じが拭えず。てか、

 それをやらないとキャラが立たないから仕方なくやってる

そんな感じだったけど。

序盤は、細かなエピソードの積み重ねで、タクシードライバーをやりつつ、ちょいちょい依頼される仕事(悪いヤツをこらしめる<さっき書いた)をする。そしてそれらのいくつかが、徐々に本筋と絡んできて、、、みたいな展開。

相変わらずデンゼルは無茶苦茶強く、見ていて一切不安になることはない。その強さはさしづめ全盛期のスティーブン・セガールを彷彿とさせるが、あそこまでケレン味はなく、同時に派手さもない。

 だがそれがデンゼルの魅力でもある。

つまり、

 とてもかっこいい彼を見たいなら、全く持って満足出来る内容だった。

特にヒロインと呼べる美人は出ず、
※序盤にとてもキュートな女の子が出てきたけど
ほぼほぼ野郎ばっかで展開するのがやや物足りなかったものの、

 乗客が殺し屋のタクシーを運転中にこらしめる

のと、

 「スゲェうるさい中での」クライマックス※後述

は、かなり新鮮。てか、ぶっちゃけスマホのアラームが何度も鳴って、興をそがれてしまったのがとても残念。あと、

 吹き替えで見てたけど、環境音と、セリフの悪さで、何を要ってるか分からなかったのが3箇所ほどあった。

いきなり「同じ泥」と言われても、全然聞き取れない。「おなじどろ」。なんだよそれ。って感じ。

そう言う時は、わざわざ巻き戻して字幕を表示して見るのだけど、一箇所、字幕では「切り刻まれてる」と表示されてるのに、音声では全くそうは聞こえないところもあって、

 あれは、永遠の謎だわ・・・

って思った。

誰が悪役かに関しては、割と早い段階で、

 こいつなんじゃね?

みたいな感じで、ちょっぴり物足りなかったり。まぁミステリーを売りにした映画じゃないから、そこまで安っぽくもなかったけど。てか、

 たまたま投げた玉がたまたま当たっただけだけど。

クライマックスシーンは、まさにこの映画のキモと言ってイイと思う。台風の中、避難指示の出た誰も居ないゴーストタウンのような街で、「1対4」の戦い。

うねりを上げてガレキが舞い、窓はきしみ、海辺の街らしく波しぶきが高く伸びる。「息をのむような緊張感」とは全く無縁でありつつも、一つ一つの殺し方にしっかり気を配っていて、

 ただマシンガンや銃を乱射して悪者を退治する、、、などという、美しさの欠片もないヒーローとは一線を画す「丁寧な描写」。

さらに上手いと思ったのは、主人公の隣人であり、まだまだ青年と呼べる年齢の友人が悪者に見つかったとき、「殺さずにここまで持ってきていた」こと。当然のように殺しても不思議はなかったのに、きっちり「切り札」としてキープしていた判断もイカスし、の手札の使い方も新鮮で良かった。

見ていて、不条理やご都合主義を感じたことは、少なくとも僕はほとんどなかった。
※最後の一人が風で吹っ飛ばされても、「その隙に乗じて、ではなかった」のも良かった

全編通せば、そこまでアクションシーンは多くなかったし、スッキリするカタルシスは「96時間」の方が上だったかも知れないけど、友人周りのエピソードがキレイにハッピーエンドになったのがとても僕好みで、

 トータル★★★くらいの佳作だったなって感じかな。

名前知らなくて覚えられなくて申し訳ないけど、インデペンデンスデイの大統領やってた人が出てて、なんか嬉しかった。この人は、「マイケル・ダグラスの偽物」みたいな印象があまりに強かったけど、

 ぶっちゃけマイケル・ダグラスより全然見てるし、印象もイイんだよな。

しかし序盤のデンゼルのひげ面は、似合わなかったな~。もちろん付けひげだろうとは思うけど、何もあんなカッコ悪くしなくてもいいのにって思ったわ。

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