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2019年6月16日 (日)

プライベートな日記

普通の大人なら極々当たり前の日常であろう、「飲み会」的な同窓会打ち上げに行ってきた。

僕は普通の大人ではないので、見るモノ聞くモノ全て新鮮のブランニューワールドだったので、普通の人には「そんなの普通だし!」と思われることでも書いてしまう。そもそもただの日記であるからして、そこまで「面白おかしく波瀾万丈な人生を歩んだ男の冒険記」のようにならない。朝起きて、、、

 朝寝るまでの話だ。

待ち合わせは19時だったので、40分あれば着くだろうと、18時20分まで仕事をして出発。強めの雨と時間帯による混雑で、少々気をもむも、概ね時間通りに、

 お店の近くに到着。

もちろん当然普通に余裕で、

 道に迷う。

「もぐらパーク」に止める予定が、信号に「もぐらパーク西900m」の看板を見つけ、反射的に曲がってしまう。だがその刹那「900mが結構遠い」ことに気付き、さらに、何とも言えない違和感を感じたので、車を止めて既に到着している友人に助けを乞う。

 何となく近くに居るとは思うのだけど・・・

結果スマホのマップと電話ナビを駆使して、

 その店の前を2度ほど通過しつつ、

最寄りのコインパークに着陸。もちろん飛行機ではないので、正しくは着陸ではないが、瞬間適切な単語が思い浮かばなかったので、そう書いてしまった。「到着?」

お店は豊橋駅西口近くにある「ベシスト」という飲み屋兼洋食屋。メンバーの兄貴がやってる店という、ある意味身内贔屓なチョイスだったのだが、店はほぼ満員なくらい混んでいて、地元でも相当「美味しいと評判」らしい。色黒でガタイのいい兄貴は、愛想も良く、やや暗めの店内も、とても雰囲気がいい。

 もちろんこんなところで食べるのは初めてである。なぜなら僕は普通の大人ではないので。

と言うか普段ならコストパフォーマンスを気にして、こういうところでの食事には抵抗があるのだが、最近の「コミュニケーションブーム」が背中を押したか、さして食べられず、さして飲まなくても、友達と楽しい時間が過ごせればそれでいいかな、と言う気になっていた。だったのだが、、、

 予想外に料理が美味しい!

と言うか、友人の兄貴の店を持ち上げるのもなんだか恥ずかしいと思うし、さらに言えば、

 全部が全部僕の口にあったわけではないので、

全面的にべた褒めってこともないのだけど、事前に組まれたコース料理の、生ハムのサラダ、胡椒強めのトマト、あとデザートのアップルパイ&アイスクリームは、

 思わず唸るほど。

ただ、皿を取り分けるスタイルながらも全体的にボリュームがあり、

 「広告の品」とも言えるアップルパイは、むしろ空腹時に食べたいんじゃないの?

と言う開始早々での僕の気持ちが、結果まんまとその通りになった。

 スゲェ美味しいけど、もうお腹いっぱいだし・・・

最初それを言った時は、「デザートは別腹だから!」とか言ってた女の子も、

 「クリス(実際は本名)の言ったとおり、もうお腹いっぱい・・・」

「な!」ってなもんである<素人のクセにエラソーに・・・。

他は、アボガドノタルタルソース(+バゲット)、デミグラスっぽい鶏肉、ミートスパゲッティ、ポテトグラタン等々。

全体的に「大人の味付け」、つまり香草系のスパイスが強めで、「子供舌」の僕には今ひとつ合わないと言うか、

 どこでも食べられる、ご家庭で再現しやすい味では、結局お店としての存在価値を出せないってことなんだろうなぁとシミジミ納得。

あとは単純にして当たり前の話、

 お客さんが大人なんだな、と。

大人受けするお店で大人受けする料理を出すのは当たり前だな、と。

序盤で、「自分の箸で取っても大丈夫な人?」と相席の女子たち、、、たまたま「野郎僕1対女子4」に訊いたら、

 「全然平気。でも訊いてくれるのは凄くいいことだと思う! そう言うの大事!」

みんなから褒められてちょっと嬉しかったり。かみさんが凄く気にする人だから訊いただけなんだけど・・・。

・・・

メインディッシュが鶏だったので、そこまで原価は高くないだろうとも思いつつ、飲み放題込みで、幹事から請求された4500円は、

 相当安いんじゃないの?

とは思った。7品か8品で、量も十分。雰囲気もいい。ましてやランチでもないコース料理だし。まぁ大皿だけど。あと、飲んでた野郎が余分に払ってくれた可能性も高いけど。

途中グラタンの「大人成分」が何か凄く気になって、友達に尋ねたところ、

 口を揃えて「コリアンダー」。

もちろん子供の僕にはそれがどんな味かわからなかったけど、兄貴に訊きに行って出てきたのは、

 「タイム」と「ナツメグ」

タイムはハーブで、柑橘系のいいニオイ。ナツメグが、たぶん僕が感じた「大人っぽさ」で、みんなは「ハンバーグには普通入れるでしょ!」みたいな感じだったのだけど、何度も何度も嗅いでは、「何かに似てるけど、、、」の違和感が拭えず、最後の最後に、

 木製家具みたいなニオイだ!

とわかって妙にスッキリした。ナツメグのニオイを知ってる人は脳内でフィッティングしてみて欲しい。

あと、ミートスパが、「たぶんこれがアルデンテというゆで具合なんだろうなぁ」って感じの堅さで、「空腹時なら絶対ガッツリ食べたのに・・・」と言うもどかしい気持ちと、普段かみさんが作るスパが相当やわらかく、それに慣れてしまってた分、

 思ったより美味しく食べられないな、、、アルデンテ

と思ったりもした。ちょっぴり残念。

・・・

人数は、女子が8人、男子が5人。やっぱりと言うか思った通り、最初の席の近くの子としかまともに話せなかったものの、以前作ったA2の額入り合成写真を、

 前日包装しつつ副委員長(♀)にプレゼント。

ぶっちゃけさほど喜ばないと思ってて、
※写真の内容以前にそもそもデカいしジャマだし
「要らないなら持って帰るけど?」と再三言うも、「貰う」と。

 ホントは持って帰るつもりだったのだけど、まぁ仕方ない。

その場の雰囲気で「突っ返せなくなってた」のかな、と。だったらもっと最初から返しやすい台詞回しをしてあげればよかったかな、と。

 自分で言うのもなんだけど、同窓会の合成写真なんて、旦那さんはいい気がしないと凄く思うし。

ただ、その場ではとてもその写真で盛り上がることが出来た。デジタルで配信はしていたものの、リアルな写真だからこそ気軽に細部まで探して見ることが出来るし、A2という大きさは、単純に迫力があって愉快。自己満足ではあるけど、コストに見合う娯楽だったなぁと実感する。

車で来ていたのは僕を含め2人だけだったのだけど、迎えを呼んだ子を除き、8人ほどが飲んでたので、分担して送る話になった。

 てか、時刻は0時半。既に終電もない。

最初からそのつもりで、さらに「ドライバー確実」な僕に一切事前に頼まなかった辺りは、

 とても心地よい信頼感を感じる。

「クリス送ってって」。もちろんである。これは男子女子問わない。てか、たまたまもうひとり居たからよかったけど、居なかったらどうなったんだろ、とはちょっと思った。もっとも、

 みんなは大人なので、こういう時サラッとタクシーで帰ったりするのかもだけど。

でもちょっと近所の24ファミレスで朝まで時間潰して電車で帰る、みたいなこともあるのかなって思ったりもしたけど。

 なんか青春のニオイがしなくもない。

まぁ僕らの学生時代にはそんなお店もなかったから、「リアル青春」ではなく「イメージ青春」なんだけど。

ともかく、0時半に追い出された後、

 24時間のデニーズに場所を移して二次会。

つってもベシストでしこたま食ったあとだったので、ほとんどのメンツはドリンクバーのみ。他には禁煙席側にお客さんが数名。喫煙席側に12、3人。1テーブル隔てた隣の席の女性客が、

 丈の短いワンピースであぐらをかいていて、パンツが見えそうだなぁと思ったが、さすがにずっと見てるわけにも行かないので、すぐさま向き直った。年齢は24歳くらいだっただろうか。化粧濃いめ色黒めガラ悪め。よかったみんなが居て。

・・・

特に申し合わせたわけではないのだけど、席がイイ感じにシャッフルされ、とりあえず僕に関して言えば、一次会で同じテーブルだった人は一人も居ない状態でのスタートだったので、

 さっきまでとは全然違う「ディープ目」な話をコソコソと。

今回の集まりは、同窓会の打ち上げなので、集まってる連中は当然同級生。つまりアラフィフ。だから、十代二十代の人からしたら、

 そんなジーサンバーサンが、、キメぇわ

ってことになると容易に想像が付くのだけど、

 オレはガチで中二気質なので、普通に恋バナをする。

「○○は××が好き説について」とか。「オレは○○が好きなんだけど」とか。

別に浮気するとか、離婚するとかそう言うレベルの話じゃない。ただ、歳取ってそう言う話に縁遠くなってるのが当たり前の中で、

 ちょっとしたワクワクやニヤニヤが、まだ残ってることを感じるのがとても楽しく、面白い。

「確かにあそこでキレイを連発してたわ!あるわソレ!」とか激しく同意されたりするだけでも、場は相当に盛り上がる。

人に寄ってはそれをただの妄想や想像で終わらせてしまうところだし、そもそも既婚者同士で何を言ってるんだ?ってこともあるにはある。だけど、

 歳を取って死ぬまでの過程で、いろんな感情、好きだとか嫌いだとか、嫉妬だとか切ないだとか、かわいいだとかステキだとかを、全部そぎ落として生きるのが正解だとはオレは思わない。

 「普通」かも知れないけど、「正しい」とは思わない。

むしろみんながそうなってしまっても、自分は抗って、楽しんでいきたいと強く思う。歳を重ねて、60歳70歳になる日が来た時、「50歳ならもっと楽しんだだろうな」とは思いたくない。

若い子に言いたいけど、事故や病気と言ったイレギュラーがなければ、大抵の人は70歳くらいまでは生きる。キモくてウザい僕のようなオッサンの年齢になったとき、僕以上に人生を楽しめている保証なんてどこにもない。他の誰でもない、その時の自分が、あの時のクリスを羨まないとは言えない。

 自分を裏切らない今をチョイスして行きたい。

・・・

最初から3時帰宅は過ぎると思っていたけど、マックスで5時とも思ってた。一番遠い子を送って帰ってきたら、「そろそろヤバイ」な、と3時半でお開きにし、

 メンツのひとりにハグしてもらって、
※念のため男子は3人とも

車に乗った。てか、本来ならスゲェワクワクドキドキのビッグイベントなんだけど、

 もう既にムチャクチャ眠くて、あんまオッパイの実感とかなかった。

もうちょっと早くハグしてくれよ!っとにもう!<何にキレて?

 え?それは眠かったからじゃなくて、その子の「起伏」の問題では?

・・・ごめんなさいごめんなさい。

女の子を送り届けて、野郎を送り届けるウチに、雨は強く、そして空は徐々に白んできた。自宅近くの母校の横を通ったので、おもむろに、写真を一枚パシャリ。

 「最新映像」。LINEに上げる。

時刻は4時40分。家に着いて靴を脱ぎ、おしっこをし、そのまま寝室へ直行。

 寝た。

くつ下も履きっぱなし、風呂も歯磨きもせず、ジーパンのまま。

 でもスンゲェ疲れててすぐには寝付けない。

軽い頭痛と格闘しつつ30分くらいで眠りに落ちた。

・・・

翌朝の目覚ましがいつもよりけたたましく感じつつ、7時55分無事起床。仕事に行く。

 とんでもなく眠い。

明け方まで誰ともしゃべらずにゲームをするのとはワケが違う疲労感。もう若くないのに、無理すると疲れが長引きますよ?と天の声が聞こえる。

普通にスンゲェ楽しかった。★★★☆。てか、リア充は毎日こんな生活なんだろうな~。

 ・・・早死にするわ。

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