プロの写真ってスゲェ
数日掛けて作っていた同窓会の合成写真が出来たので、自己満足の勢いで、当日も学校写真を担当していたお店に持っていってプリントアウトしてもらった。
価格はA3で990円税込。A2で1980円。最初視野に入らなかったので聞かなかったけど、A1もあって、3800円くらい。今思うとちょっとそれでもよかったかな、とも思いつつ、それだと入る枠のハードルが一気に上がる。
ソースはフォトショップのpsdファイルと、jpg。サイズは前者が530MB。後者が43MBで、出力結果はさほど変わらないと言われたけど、一応両方持っていった。
単純にこれだけ大きいサイズのプリンターは、一般のご家庭にはまず無いわけで、コンビニのカラーコピーでもせいぜいA3まで。どんな品質になるのかも想像出来ず、フタを開けてみるまでわからなかったのだけど、、、
てか、インクジェットプリンターが台頭して以来、過程でもかなり綺麗なプリントが出来るようになった。つっても我が家でも、子供の写真をプリントしたのは随分前の話だし、実際スマホが常用されるようになってからは、わざわざ紙に印刷しなくてもいい空気になった。
だから、僕の中のカラープリントは、10年以上前に進化を止めているし、実際写真を見ても「そこまで細かいところまでプリントされたもの」のイメージが湧かなかった。
口で、「どのくらい細かいですか?」と訊くことは出来ても、それを実感するのは難しいんだろうなと思ってた。
でもそこはさすがプロ。
「これが実際の印字クオリティです」
と、dpi(ドットパーインチ)でわかるように画面に表示してくれて、そのあとで、
「これが実際に見た時の大きさです」
と、視認サイズも確認させてくれた。
プリント屋、つまりカメラ屋に行くのは、本当に久しぶりだったけど、今のカメラ屋は、こんな見せ方で心を掴んでくるんだなぁとシミジミ感心した。
同窓会当日に撮って貰った記念写真は、大きさ的には「A5くらい」だったと思う。それで1枚1000円(税送料込み)。漠然と記念写真の相場はそのくらいだと思っているので、別段抵抗もなく受け入れていたが、僕らの回生は「2回に分けて撮った」ので、もし全員分が欲しいとなれば、当然2000円になる。送料が重複して取られてしまうが、行程上ご理解下さいと言うところだった。
つまり、実質A4サイズで2000円だったのが、その4倍のA2で1980円なわけで、クオリティが同等であれば、それはかなり満足出来そう。
クオリティが同等であれば。
写真は小さいから、それ用の印画紙とかも当然小さくて、プリントするのも小さそう。大きくなれば大きくなっただけ「アバウト」になって行きかねないと思っていたのだけど、、、
来店時に店のすみっコに置いてあった小学生の集合写真を見て、イメージや不安は一気に払拭された。
記念写真クオリティで、ただただ大きい。
実際は「パネル加工」されていた全判(A1より少し小さい?)サイズだったのだけど、これなら十分だろうと。
ウチの50インチ4Kで全画面に表示した時でも、細部はやはり潰れて見えなくなってしまう。そのくらいまで細かく作り込んだからなのだが、
実際の写真は、それ以上にしっかり印字されていて、
「写真で出すこと」の意味を強く実感することが出来た。
・・・さすがプロだな、と。
時間も2時間足らずだったし、
※昔は2、3日待たされたこともあったのに
透明度の高いビニールに入れ、さらにダンボールで挟んでくれていた。
画面を拡大することなく、凄く小さな「窓の中に押し込んだ僕」とかも見えるし、ツムツムのように顔だけ積み重ねたエリアも、誰が誰か視認出来る。何より、
この大きさが、とても所有欲というか、満足感を刺激してくれた。
勢いでケースもアマゾンで注文した。最初は、よくあるアルミフレームのヤツを頼むつもりだったが、写真がスミのスミまで印字されているので、「フレームの下」に隠れてしまう部分がなんか嫌だな、とやや大きいサイズの木製っぽい枠(でも後ろはダンボール)を注文2085円くらい。
ちなみにパネル加工代は、税込2200円だったが、事前に言っておかないとダメだった。フチを少し折り返す必要があったらしい。
・・・
自分の知らない世界のことってのは、とことん知らなかったりするんだなぁと思った。コストがどのくらい掛かるとか、時間がどう、サイズがどう、精度がどう、、、。
でもとりあえず目の前にある写真は、自分が思っていたより遙かに精緻で、キレイ。コストパフォーマンスが極めて高いお金の使い道だったなぁと思ったよ。
ま、元の合成写真を作ったのが、オレだから、当然っちゃ当然なんだがな<ウザ。
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