自分のハートは何で出来てる?
アラフィフが恋バナしてもキモいだけだが、恋愛マンガや恋愛映画、小説、妄想をするのが十代だけってことはない。何となく考えてたら楽しくなってきたので、テキトーに綴る。
●ガラス
壊れやすいイメージが強いが、「割れたら周りも傷つける」。透明度が高いから、みんなに気持ちがバレやすい。「透けてるぜ?」。ガラスの硬度は意外と堅く、傷は付きにくい。「傷つきやすい」のはガラスのハートじゃない。当然一度割れたら元には戻らないが、ガラスの靴は足のサイズが変わったら履けなくなる。思春期、成長期のガラスのハートは、その時のもので、大人になるまで持っていくことは出来ないだろうな。
●ダイヤ
とてもキレイで、とても堅く、でも透けて見えない。いろんな人に好感を抱かせるが、光は拡散し、一人を照らすことはない。カッターの刃先に使えるほど傷つけるのが得意で、自分は全然傷つかない。
そう言う女、居そう。
高値で取引されるし、「本物」であるなら、その価値はきっとずっと失われない。ダイヤのような女性、つまり高嶺の花は、そもそも僕の管轄外なので、仲良くなったりはしない。
●砂
サラサラと形を変える。風に舞ってどこへでも飛んで行ってしまう。雨(涙)もすぐに吸い取るし、自分は傷つきにくい。でも周りは傷つける。きめ細やかではあるけど、ダイヤのような価値はない。砂の人が、心を濡らして気持ちを形にしても、それは長くは続かない。
●レンガ
熱い恋愛を経験して、堅く強くなった心。ちょっとやそっとの風(風評)や雨(涙)では、壊れたりしないが、透明度はなく、意固地。表面はザラついていて、周りの視線を反射したりしない。ツヤがない。つまり、魅力はあまり無い。該当者多数。
●鉄
若い頃レンガより堅かったが、何度かの塩分を含んだ雨(涙)により、錆びてもろくなってしまった。割れたり壊れたりしない代わりに、変な風に曲がるとずっとそのままになってしまう。磨けば光るが、磨けるかどうかはその人の努力次第。ただ、いくら光ったとしても、ダイヤにはなれないし、時が経てばまた曇ったり錆びたりしてしまう。
個人的には、磨き続けられる鉄はとてもキレイだと思うし、かっこいいと思う。傷も付きにくい。基本的には強いが、歳取ると弱い。
●竹
早熟。柔軟。常に成長し続ける。切られるまでは青い。でも中は空っぽ。風(のウワサ)雨(涙)や地震(ゆらぎ)にも強いが、切られたら普通に割れてしまうし、傷も付きやすい。丁寧に扱ってくれる人と一緒なら、死ぬまでずっと壊れないし、腐らない。腐らずに済む人生は、本人が空っぽだからってのもあるかもね。時として強い光を放つこと(フィラメント)も。でもすぐ消し炭に、、、。
●氷
冷たくて、透明度があり、基本的には乾いているが、何か熱いものに触れると溶けて、水(涙)が表面に出てしまう。ガラスと似ているが、全然もろく傷つきやすい。形も簡単に変わる。その分、年齢と共に変化していきやすい。形を維持し続けるのは、本人よりも周りの温度に依存する。ドライアイスではないので、周りを煙に巻いたりはしない。
歳を取ると形は消え、最後に水たまりだけが残る。その水はたぶんしょっぱい。
●金
ダイヤほどではないがポテンシャルが高く、磨けば光る度合いも鉄より遙かに高レベル。柔軟性もあり、相手次第で見た目も心も変わる。でもそれは同時に傷つきやすさでもある。ダイヤのように八方美人ではないので、意外と一途だけど、一見金かと思ったら実はスズだった、ってこともあるので、勘違いは禁物。そんなには居ない。
・・・
自分は、何かと思えば、、、
●ステンレスハート
傷つきにくくとても堅い。そして、何より錆びない。価値としては、時として鉄にも劣るし、金やダイヤとは比べものにもならないが、周りとは時間の流れ方が違う。刃物になって傷つけることもあるし、磨いて鏡のように相手を映すこともある。でも基本はマイペース。鉄や金みたいに加工するのは難しい。
ずっと中二。なかなか変わらないし、変われない。
熱にも氷にもそこそこ強い。もちろん塩分を含んだ水にも強い。だが、やはり素材としての魅力は低いのだ。安っぽくはないが。
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こんなのは適当にそれっぽい関連句を並べただけで、何の説得力も「持たなくて当たり前」。ただ、上に挙げた物の中になくても、
あの人は、○○のようなハートかな とか、
自分はたとえるなら○○かな
などと考えるのはちょっと楽しい。アルミかも知れないし、ダンボールかも、アスファルトかも知れないけど。▲△。
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