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2019年8月20日 (火)

ボヘミアン・ラプソディ

Queenの映画。映画好きの知り合いが、

 人生№1かもしんない

と言っていて、でもまぁ僕にはQueenの歴史がないから大幅に間引いて考えなきゃと思ってた一本。幾度となく店頭で見かけていたけど、別の人からも「良かったよ」と言われ、期待をせずに見ることに。

大抵のフィクションは、事前に一切情報を得ない方が楽しめると思う。誰が犯人なのかという直球なものだけでなく、映画とは本来2時間前後の中で始まり、そして終わるものであると思うから。

でもだがしかし、本作は事実に基づいて作られたノンフィクション。特に題材となっているバンド、Queenの知識ゼロで臨むのは、むしろ「より楽しみたい」といういつもの僕のポリシーに反する。

 とりあえずウィキペディアだけ目を通した。

リアルタイムでハマることもなく、国内のCMソングを耳にするのと、

 スーパーファミコンの「伝説のオウガバトル」が、本来のBGMにQueenの「オウガバトル」を使いたかったけど使えなかったと知って、興味を持ち、初めてそのサウンドを聴いた、、、

くらいの接点しかなかったので、

 自分の中で一番有名だと思ってた「ボーントゥラブユー」が、Queenの曲ではなく、ボーカルであるフレディ・マーキュリーのソロ曲であることも、あんまよく知らなかった。

まぁそれは、木村拓哉のドラマが盛り上がったとき、Queenのベストアルバムにも入ってたし、その曲がそもそも主題歌だったからしょうがないとも思うけども。

ともかく、そんな希薄な思い入れの「ニワカ」が見たこの映画はどうだったのか。

 ・・・悪くなかったけど。

普通に涙も流したし、グッとも来たし、最後まで早送りもしなかったけど、、、

 本当に楽しめる人の、たぶん1割くらいしか楽しめなかったんだろうなぁって。

僕が知ってるのは、その曲と、タイトルのボヘミアンラプソディ、バイシクルとチャンピオンと、ウィーウィルロックユー、聴いて聞いたことあると思ったドントストップミーナウ。そんなもんだ。

 それが掛かれば反応も出来るけど、それ以外の曲にフック出来ないのはどうにももどかしく、もったいない。

フレディの見た目だって、ほんの1、2年くらい前に初めて見たレベルだったし、
※見た瞬間に「この人ゲイっぽいなぁ」と思ったらまんまとそうだったけど
なんで死んでしまったのかすら知らなかった。

 ライブ・エイドの実際の映像も見たこと無かった。

●Live Aid- Queen- Full Set HQ
https://www.youtube.com/watch?v=TkFHYODzRTs

てか今初めて書きながら再生してるけど、

 本物のがカッケーわ<当たり前

てか、バンドメンバー全然映さないのな。音源はこれをそのまま持ってきてるっぽいけど。

まぁそれはそれとして。

映画は、Queenの映画というより、フレディ・マーキュリーの映画って感じで、多くのバンドがそうであるように、ケンカして、ソロやって、また仲間の元に戻って、、、ってのを、ノンフィクションでやってた。

見てていいなって思ったのは、

 仲間がイイヤツ。

これが純度100%のフィクションだったら、もっと黒い恨み辛みが「絶対」描かれたと思う。その方がカタルシスがデカくなると盲信されてるからなんだけど、本作では(僕が珍しく飛ばさなかったくらい)恨み辛みのエピソードが希薄で、

 「ファミリー感」がいいなぁと。

まぁあくまで映画だから、実際はもっとどす黒いものが渦巻いてたのかも知れないけど。

出会いもかなりあっさりで、元のバンドのボーカルが都会に行くからって抜けたその日に現れて、気付けばメンバー、さらに1年後そこそこビッグに。

グレイテストショーマンっぽい展開と言えなくもないけど、あの時のヒューほどは調子に乗ってる感じでもなく、

 それとは別の問題で「起承転結の転の部分が描かれる」。

それはつまり、

 彼がゲイであること。

僕にはそう言う趣味が全く無いので、割と唐突に男性同士のキスシーンが出てきて、軽く引いてしまうわけだけど、
※てかもしかしたら生まれて初めて見たかも

これもまた内側の人間にとってはとても大切なパートナーであり、人間関係だから、映画だからとか、アーティストだからとかじゃなく、「人は人、自分は自分」として受け入れるべきなんだろうなぁとは思った。

役者は見たことなかったけど、背格好や雰囲気はなかなかに近く、
※ただし脇毛だけは濃すぎると思ったけど
がんばってるなって感じ。つかここが大きく乖離してたら、当然涙を流すことは出来なかったわけで、、、。

 十分及第点、、、だったのかな、と。

それでもクリス評価は★★くらい。ゲイではないし、エイズでもない(予定)だし、知らない歌もあったし、思い入れもファンだったこともない、、つまり、

 外側の人間としては、このくらいが精一杯な評価かな、と。

個人的にそんな外側の人間として思ったのは、タイトルにある「ボヘミアン・ラプソディ」のパートが割とあっさり済んでしまったのが、いささか肩すかしだった。この曲によって市民権を得て、一躍スターダムにのし上がったのかな、って思ってたから。

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