メガドライブミニ~その1~
中に入ってるゲームのことを掘り下げていく場合、そのタイトルの「その○」の方がしっくり来るかも知れないなぁと思いつつ、まぁそこまでやり込まないかな、とも思いつつ。
発売日に無事到着。帰宅して早速開封、、、ではなく、ひとまず飯食って昼寝。何が気楽って、
最新ゲーム機じゃないから、アップデートとか絶対無い。開けて繋げればすぐ遊べるはずだ。
・・・すぐ遊べなかった。なぜなら、HDMIが空いてなかった・・・。
屋外からテレビの後ろに回って、「これ、抜いてイイかな、、、」とスイッチのHDMIと思しき端子を抜く。今思えば360を抜けば良かったかもだけど。
起動すると、セガのロゴ。別段「セーガー」とか言ったりはしない。言って欲しかった!正直言って欲しかった!!
※ちなみに、タイトルの中には「無事、セーガー」と言ってくれるものもある。何かは、自分で確かめよう!
メニュー画面のBGMは古代祐三氏のものとのことだが、
至って普通。特にイイわけでも悪いわけでもなく、ソツの無い仕上がり。耳障りが良い、普通のBGMという感じだ。
●タイトル以外で気になったことをいくつか箇条書き
・開封時のニオイが新品ハードのニオイで、とてもイイ感じ。随分久々に嗅いだな~このニオイ。
・同梱は、本体、コントローラー×1、HDMIケーブル、USBケーブル。つまりUSBとコンセントを繋ぐ部分はないので注意。0.5Ahで大丈夫らしいけど、パソコンUSB給電でも起動を確認。ありがたい。
・カセットスロットは、ちゃんとバネが入っていて開閉する。この感じは凄くいい。
・イヤホン端子はモールドだけで刺さったりはしない。残念。同時にボリュームキーもフェイク。ただ、スライドはするし、赤いラインとか、金色の16BITの文字とかも、しっかりキレイ。てか、
本体がむちゃ小さくてキュート!
普通に「所有欲」をそそる出来。なるほどファミコンミニが売れたわけだな、と。
※ただしファミコンミニは、小さい本体に併せてコントローラも小型に作られてしまったので、操作性は大いに犠牲になってしまったらしかったけどね
・6ボタンパッドは、実機の6ボタンパッドと同じ大きさだと思う。端子はUSBなので、普通のUSBコントローラ、例えば360のコントローラも使えるかも知れない。抜くのが面倒なので試さないけど!
・端子は2つあるので、コントローラが二つあればマルチプレイも可能。そもそもマルチプレイが出来るゲームがどれほどあるのかって話だけど。
・ケーブルは結構長め。HDMIケーブルも結構長いと思う。1.5mかな。
・・・
単純に作りが良く、中身がもし空っぽだったとしても、1000円くらいの価値があるかなって思った。「メガドラ愛」のある人が作った感じがしたわ。
※16BITのところにセロファンが貼ってあったりとか
●遊んでみたゲームと感想
・テトリス
全然知らなかったけど、これは「アーケード版の移植」だったらしい。てか、僕はメガドラ版テトリスも中国に行ったときに買ってきてて持っていたけど、ぶっちゃけ、
あんまよく覚えてない。ただ、ここまでの移植度ではなかったと思う。
調べてみたら、ブロックの色とか「そうそうこんなだったわ」って感じ。
あと、オプションの設定で回転方向を左右両方に出来たりするけど、ゲーセンで出来たかどうかはあんま覚えてない。てか、
自分の下手さに驚く。あと、あんまゲーセン版をやり込んでなかったことも、今更ながらに思い出した。
あと、単純なことだけど、効果音がとても良い。ゲーセンぽいというか、贅沢というか。
★★☆かな。テトリス自体そこまで思い入れはないので。
・ダライアス
メニューの設定で、画面をストレッチ可能。「フル」「縦をストレッチ」「上下に背景が表示」の3パターンで、背景は黒くも出来る。
当然ダライアスをやるならストレッチ!
って感じでプレイしたのだけど、まず、メガドライブ版「2」が何であんなに楽しめなかったのか、ひとつ思い出した。
あれは、横長を優先するために、レターボックス表示になってた。
つまり、ボスが小さかった。
しかし、こっちは違う。てか、
音楽はやっぱりCDROM2版の方がかなりイイ。
でも、グラフィック的には、そこまで大きく負けてる感じはしないかも。てか、
イージーモードだと、パワーアップの段階が無くならない。
※ただし当然アーマーは無くなった状態になる
これなら、ヘタクソな僕でもがんばれるかも知れない、、、と思いながらも、
あっさり2面ボスでゲームオーバー。
まぁそんなもんかな~って感じ。ともかく、伊達に32メガビットの大容量で作られているだけのことはあるって思った。ちなみに僕の記憶が確かなら、PCエンジンスーパーグラフィックスのダライアスプラスは、8メガビットだったはずなので、実にその4倍の容量で作られていると言うことになる。
まぁ何にそれだけ割いたのかは謎だけど。
音楽かな?
あまりやってないけど、コントローラはそこまで良くはないかもって思った。360コントローラのが使いやすいと思う。でも、それでも出来自体はかなりいい。★★★かな。
・ロードラッシュII
何となくレースゲームがやりたくなったので起動した。ちなみにメニュー画面は、「背表紙」「パッケージ」をBボタンで切り替えが可能。あと、名前順、発売日順、ジャンル順でもソート可能。ただ、、
説明書は一切見られないっぽい。
これは強く残念。ルールとかわかりにくいゲームもあるのに、、、
ロードラッシュIIに関しては、ルールがどうこう以前の問題。
エンジン音が一切ないオートバイを運転して進めるラスタースクロール系のレースゲームなのだけど、
なぜスーパーモナコGPを入れなかったのか!!!
他のゲームを全て遊んだわけじゃないけど、たぶん絶対間違いなく、
これが最低だと思うわ。
評価は「マイナス一京点」。これ以上下げる必要はないと言うほど最低のゲームだったな。TACOX氏なら、1点を付けかねないレベルだ。
・パーティクイズMEGAQ
クイズゲームは時代を映す鏡なので、どんなもんかかなり興味を持って遊んでみたのだけど、、、
予想に反して凄くちゃんとしたゲームになっててビックリ。
マルチでのプレイも可能だけど、ゲームの体としては、「クイズ番組」のように進行していく。つまり、「他の回答者も居る」。と言うことは、
一瞬で他の回答者が正解する早押し問題もある。
てか最初がそれで、結構ガックリもしたけど、やっていくと、そんなのばっかりでもないようで、さらに懸念していたプロレス電車問題もない。
※ただしバイクやF1などのコアな問題もある。「現時点で発売されている中で、最も新しいホンダのバイクはどれ?」とか言われても、わかるわけがない。
全体的に問題の質は悪くなく、最終的に5人の中で2位くらいで終わることが出来た。
全部で20~30分くらい掛かったと思うけど、良質な問題もいくつかあって、また遊んでもいいかもって気になったな。「提供セガ」とか、「CMで6ボタンパッド」とかが差しこまれる作りに関しては、
嫌いじゃないけどな。
って思ったし。評価は意外と高い★★★。クイズゲームがそもそも嫌いじゃないんだよね。カプコンの「虹色町の奇跡」とか、ネオジオの「クイズ探偵ネオ&ジオ」とか。
・ファンタシースター千年紀の終わりに
キャラが動かせるまでやった。絶対買ってるはずだけど、1ミリも記憶にない。ファンタシースターらしい細身のキャラと、予想に反して速い移動速度で、
ちょっとやってもいいかも
って思わせた。ちなみに本作に入っているコマンドRPGは、これと、後述する魔導物語のみ※例外有り。
・ゲームのかんづめお徳用
前述「例外」とはつまりコレのこと。起動すると、16個くらいのミニゲーム、、、と言うか、全然ミニじゃなかったのだけど、小粒なタイトルから選んで遊べるモードになる。
選んだら結構な時間ブラックアウトして一瞬不安になったけど、元からこの仕様だったのかも知れない。この中にRPGっぽいヤツがあるので、それが「例外」というわけ。
で、遊んだのは「ピラミッドなんとか」と言うアクションパズル。パズル要素が結構強めだったのと、固定画面で「いかにも好きそう」な雰囲気にそそられて、
結構遊んだ。つっても苦労して7面クリアってレベルだけど。
説明書とか操作の基本がわからなかったり、わかりづらかったり、
気付かなかったりすると、それでスンゲェ苦労する。
7面がまさにそうだった。てかパズルゲームってのはそもそもそう言うゲームだと思うし。
普通にプレイすると、死んだりリスタートしたりすることで残機が消費され、最悪ゲームオーバーになるけど、ミニ版ならRTSがあるのでその心配はない。ちなみに、セーブは1ゲームにつき4つ出来るが、さらに、
セーブをロックすることも出来る。
間違って上書きしたくないデータを保護出来ると言うのは、言われて納得の素晴らしい機能だと思う。こういうところが「愛」だよなって思った。
現時点ではピラミッドしか遊んでないけど、この評価も意外と高く★★☆という感じ。クリアまで遊びたいけど、こんなのやってたらボダランが停滞してしまうからな。ほどほどに、、、。
・サンダーフォースIII
あまりの自分の下手さに泣けてきたが、実際はコントローラではなくスティックで遊んでいた、、、と信じたい。
1面ボスにすらたどり着けない体たらく。
僕の拙い記憶では、マニアですらノーミスでクリアしたハズなのだが、、、。てか、
完全学習型なので、敵が出る場所とか武器の切り替えとかを完璧にこなせば、それも出来なくはないんだよな。自機の速度とかも。
現時点では、自分の下手さ加減に涙が出てきそうな感じでしかなかったので、あえて評価は控えさせて戴く。絶対また遊ぶ。
・武者アレスタ
こっちはもっと簡単だったと思ったけど、、、
パッドと相性が良くないのか、思いの外思い通りに動かせない。
速度を速めて多少「しっくりさ」が増しはしたけど、それでもコンティニューしつつ2面ボスクリアがせいぜい。ただ、
そっからまた遊べるのがありがたいところ。
てか、説明書が欲しい。あと、BとCを両方押しっぱなしにしなきゃならないのが、握力が弱くなってきてる自分には地味に辛かった。USBの360スティックが認識するなら、そっちで遊びたいかもな~。★★★。
・魔導物語I
3DダンジョンRPGなのだけど、ダンジョン画面が凄く狭くて、顔とかメッセージウインドウが無茶苦茶広い。正直遊びづらそうだなぁとも思いつつ、シャイニング&ザ・ダクネスを蹴落として入ったダンジョンRPGタイトルなので、
僕がやってないだけで、もしかしたら面白いかも知れない。
もう少しがんばってみる予定。
・ストーリーオブトア
魔導物語以上に説明書が欲しくなったのがこちら。まず単純に操作がわかりづらく、あまり良い印象が無かった理由が、遊んでみてすぐわかった。
マップに変化が無く、キャラが大きい分だけ、情報量が少ない。
そして、
いくら敵を倒しても全く強くなれないし、お金も落とさないので、「倒す理由がない」。
※極稀に回復系アイテムを落としたりはする。でもホント極稀
つまり、
一見アクションRPGに見えて、その実はフィールドタイプのアクションゲーム
って感じ。でも凄くRPGっぽいんだよな。なんか惜しい。クリアまでがんばるのは到底無理だろうけど、せめて一つ目のボスくらいまではたどり着きたいかなぁ。★☆って感じ。
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他にももちろんいっぱいあるけど、今日遊んだ中で一番フックしたのは、「ピラミッドなんとか」。名前覚えろよ、って話だけど、起動しないとわからないんだよな。リストには「ゲームのかんづめ」としてしか載ってないから。
ともかく、買って損したと言う感じは全くない。7500円だったけど、仮に12800円だったとしても、たぶん、許せたかも知れないな~とは思った。ただ、
ジノーグ、ガントレット、スーパーモナコGP、チェルノブ、ゼロウイング、VV、シャイニング&ザ・ダクネス
この辺りを入れてくれたら、だけどさ。
てか、当時はファミコンもスーファミもPCエンジンも平行して遊んでたから、そこまで気にならなかったけど、こうしてみると、
ホントセガってRPGが弱いんだな。
ビックリする。誰も作ってやらなかったんだな。セガのサードパーティは、、てか、セガ自身も苦手としてた感じだよな。ランドストーカーもどっちかというとアクションゲーム寄りだもんな。
メガドライブミニ、トータルでは★★★☆って感じかな。
十分イイハードだと思いますですよ。
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