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2019年9月10日 (火)

刑事物

あまりにもヒマなので、何かヒマをつぶせる動画はないかと物色。ぐり旬主演のBORDERがネットフリックス3作新入荷していたので、、、って3作!?これはテンションUP。これを見ることにした。

●BORDER

・本編
・贖罪
・衝動

本編は全話視聴してたので、まずは贖罪から。これは2時間か1時間半くらいの1回こっきりのスペシャル版で、本編の完全な続き。

 てかもう見てた。

テレビで放送時にちゃんとチェックして見てた。完全に忘れてたけど。

 でももちろん見る。それでも、、、

被害者の女の子がかわいく、トリック的にもスッキリ忘れ去っていたので、

 普通に楽しめた。

そして改めて、本作のレギュラー陣のクオリティの高さにウットリ。小栗旬(主人公石川)は言うまでもなく、バディ役の青木崇高(アオキムネタカ)
※今名前調べたら、この役者、相当イイね。役に対する強い気合いが感じられるエピソードが多かった。

も相当イイし、波瑠はまさにハマり役。むちゃくちゃかっこいい。後にスピンオフが作られたのも頷ける。上司のエンケン(遠藤憲一)も、イイ感じに脇に回って他のレギュラーを立ててた。

また、楽曲も素晴らしく素晴らしい。当時本編はザテレビジョンでドラマの賞を取ったようだけど、無駄が無く、洗練されたカットワークに、寸分のズレもないBGMの差し込みで「持ってかれた」。

「贖罪」は、言ってみればおまけみたいなものだったけど、キャストもスタッフも、この作品に対する思い入れの高さが強く出ていて、ひとつひとつのカットの撮れ高が高かった。

特に石川を支える4人の「裏社会の人間」もいい。その中でも細身のハッカー役野間口徹は、今作で名前を覚えたほど。些細な所作にグッと来るのは、演技の質が高いから。情報屋を除いてほぼ無報酬で石川を支えるが、それもなんだか気持ちよくて、家族でも同僚でもないのに、強い信頼と友情が見え隠れするのがとても心地よい。ピリリとするやりとりなのに、どこか癒されている自分に気付くほどだ。

本編のクライマックスで石川が殺した犯人に心を囚われつつ、もう一つの事件も追う。方や被疑者であり、國村隼の、これまたステキ過ぎる取り調べシーンと、チーム裏社会との連携、いつもの仲間たちとのやりとりもぬかりなくちりばめられ、

 自分がイイ感じに忘れてたことを差し引いても、かなり面白く楽しめた。

現時点でも評価は★★★☆ってくらいだったな。國村隼はちはやふるの時とは全く別人で、ギャップも良かった。かっこええ。

◎衝動

ぐり旬、青木、エンケンを始め、いつものメンバーはほぼ出ない波瑠(役名:比嘉ミカ)主演の前日譚。

 とにかく波瑠が良すぎ。

つか、波瑠と言えばラバーガールの大水にとにかくソックリで、見てるとちょいちょい「あ、似てる」と印象が操作される感じになるのだけど、

 でもかっこいい。ステキ。

なんつか「かわいい」と言うのとはちょっと違う感じ。「ツンツン」なキャラは、「デレ」が一切無く、毅然としていて、とても凛々しい。体躯は細いとしか言いようがないけど、女性で、特に肉弾戦、格闘シーンがあるわけじゃないので問題ない。男性でこの細さだと、ただ貧弱で、劇中でいくら強いとか凄いとか言われても説得力がなかったりするけど、彼女の場合はそんな枷もない。

 ただ居るだけで撮れ高が高い。

話的には、検視検察の上司(凄く嫌なヤツ)と一緒に事件解決に挑みつつも、地元の刑事と独自調査も進めて、真相にたどり着く的な感じ。

とにかくその上司が、

 とんでもなく嫌なヤツ。てか、いつもならこういう嫌なヤツが居ると僕のテンションは下がり、再生を止めたり飛ばしたりしてしまうのだけど、、、

 嫌なヤツでありつつ、同時にバカなので、途中から、妙に「役者に対する評価」が高まってしまい、

 スゲェ名演技だなこの人!

みたいな。

 よくぞここまで嫌われる演技が出来るな!スゲェわ!!

みたいな。

言ってしまえば波瑠の引き立て役であり、マイナスの溜めなのだけど、あまりにも愚直な悪役なので、見ていてむしろ潔さすら感じた。

 つっても2回目に見る時は飛ばすけど。

途中で、波瑠が見切りを付けるところも痛快だし、一緒に操作する刑事も若くてイケメンで、とっても協力的。以前ガリレオのスピンオフで、柴コウの相方を務めた刑事も居たけど、

 彼よりステキ。かっこいい。

謎解きは(僕の洞察力がないのも手伝って)、「なるほど~」って感じだったけど、犯人は、「だよね~」とは思った。でもその犯人周りもとてもクオリティが高く、

 よく作り込まれてるな~。ホント感心するわ。

って感じ。評価は★★★☆。飛び抜けて高くないのは、やはり「波瑠だけ」だったから。本編の充実したレギュラー陣と彼女ひとりでは、さすがに分が悪い勝負って感じだったな。

てか、別に彼女主役で10話とか普通に連ドラが作られても全然見るね。そのくらいこの比嘉ミカというキャラは立ってたし、

 手術(検死)の時にノースリーブに透明な防護服着るのも、微妙にエロくてとても良い。

波瑠自体は胸も小さいし、女性的なわけじゃないんだけど、
※大水さんに似てるし
純粋に演技、表情やセリフが上手いんだろうな。凄く引き込まれるし、

 画面に映った時、自然に目が彼女を探す。

宮沢りえの時もそうだったけど、そう言うのが「役者としてのオーラ」なんだろうと思うわ。

◎本編

2、3話見直してるけど、普通に最高。さっきも書いたけど音楽が素晴らしく素晴らしい。

これと平行してクライシスとアンフェアを見ているのだけど、

 音楽=BGMの点で大きく差が開く。

「感動の9割は音楽で決まる」。感動じゃなくても、場面を盛り上げるのはやっぱり音楽だと思う。いくら役者や舞台や監督が素晴らしくても、音楽が最高じゃなければ最高の作品にはならない。思えば僕が好きなアニメは、どれも音楽が良かった。
※トップをねらえ!、ジャイアントロボ、エヴァ、巨神ゴーグ等々。まぁカリオストロは全て良いのでこの中には入らないかも

個人的にぐり旬は髭がない方が好き。裏世界の連中との出会いも好き。波瑠は相変わらず最高だし、ネタもほとんど忘れてるので気持ちよく見られる。ガリレオは見過ぎてネタを覚えてしまっているので、その点でBORDERのが楽しめるかも。てか、

 ガリレオも「主人公、ヒロイン、音楽」が全て良いんだよな。

逆に言えば、それさえ揃っていれば、クリス的にはほぼ他がダメでも大丈夫なんじゃないか!?って気すらするレベル。今見ても★★★☆くらい面白い。

・・・

今は同じくグリ旬の「CRISIS」を集中して見てるけど、こっちは音楽が負けてるのと、

 話がドロドロしててハッピーエンド感に欠ける

のが残念。でも新木優子?ヒロインもかわいいし、西島秀俊もイイ。あと野間口徹も居るし。あんま活躍してくれないけど。

あ、でも一点だけBORDERより確実に素晴らしい点があった。

 殺陣がイイ。

ほぼステゴロが多いのだけど、スピーディで海外のアクション物よりも日本人受けする仕上げにしてある感じ。ちょいちょ状況を見失っちゃうけど、それを差し引いても、「見ていて安心出来る殺陣」って感じ。毎回のように差し込まれるけど、全く飽きさせない。誰がアクション監督してるのかわからないけど、この殺陣のおかげでCRISISのクオリティが一段上がってる感じがする。あと、BGMは総じて今ひとつだけど、OPチューンは嫌いじゃない。

 CRISIS・・・クリス評価★★☆ってところかな。

篠原涼子のアンフェアは、瑛太がステキ。でもケレン味が強すぎるきらいがある。ちょいエロは嬉しいけど、BORDERやCRISISと比べると、ぶっちゃけ(2話の時点では)弱いかな。クリス評価★☆って感じ。音楽もさほどでもない。

てか、日本のドラマだって毛嫌いせずに見ればそれなり以上に面白いし楽しめるとは思うのだけど、きっかけがないんだよな。

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