ドライフルーツ
言ってしまえば、ネタとして一回分になるとも思えないような小さな、それこそ「つれづれ」の中に押し込んでしまうのがせいぜいとも思える話。でも何となく広がっていきそうな気もしないでもないので、ひとつとしてピックアップする。
きっかけはブログのコメント。「何が好きですか?」。言われてもマンゴーしか食べたことがない僕は、そうそう答えようもない。ただ、
興味はある。
極めて美味しい世界がその先に広がっているのであれば、多少の散財にも覚悟が出来る。てか、そんな大それたモンでもないのだが。
ただ、何も考えずにネットで「桃10パック」をオーダーする勇気はない。もしかしたら口に合わないかも知れないのだ。
つまり僕は「攻めあぐねていた」。どうしたものか、、、僕がこの世界に踏み込むのは時期尚早なのではないか。モノにはタイミング「好機」というものがあるはずだ。
・・・好機は唐突に訪れた。
仕入れの帰りに寄った名駅のファミマで、ふとドライフルーツを扱っていたことを思い出した。そこまで広い店舗ではないのになぜ?とも思うが、棚には何種類か並んでいる。
僕は覚悟を決めて全種買ってみることにした。
つっても148円(税抜)×3種類なのだが。
●オレンジ 35g
まず最初に開封したのはコレだ。と言うか柑橘系のドライフルーツというのは、ぶっちゃけ見た目が著しくよろしくない。以前食べたマンゴーなどは、
黄色い「イモきり」
みたいな感じで、全く抵抗がなかったのだけど、
腐ったミカン
にしか見えないのである。ルックス勝負だとしたら書類選考で予選落ちだろう。
味はどうか、、、
・・・悪くない。
と言うか、
・・・結構美味しい。
見た目は確かに悪いが、言っても黒ずんでるわけでもないし、「キズ物のミカンにありがちな、触った瞬間にフニッっとする感じ」も、当然無い。
ちなみにドライフルーツには大きく分けて二つある。と言うか、
ドライフルーツ素人、略して「ドラフル素人」の僕が言うのもなんだけど、
1つは、堅いヤツ。そしてもう1つは、ちょっと柔らかいヤツ。
乾物全般に言えることだけど、スルメや鰹節のように、常温で釘が打てるほど堅いものもあれば、
「あなた、それでもホントに勃○してるの?」
と言うほど柔らかいモノもある。僕の話?そんなのはどうでもよろしい。今はするな。
個人的には「食感として柔らかい方が好み」なのだが、、、
何の話をしてる?
ともかく。
柔らかいと言うことは、つまりは水分が多いと言うこと。それはつまり、原材料としての重さはそれだけ少なくなる。カラッからに乾いている状態にする方が、同じ重さなら材料はたくさん要るはずだ。
なんかセミドライタイプって、損した気がしない?
「柔らかい方が美味しい」のに、何を言ってるんだって感じだが、、、ともかく、このオレンジは「割と堅め」。ハードタイプ。ハードコア。ハードコアポルノな感じ。
何を言ってるんだ。
そんなこと(エロいこと)を思いつつも、
クリス評価は★★。
まぁまぁ美味しいが、リピートするかと言われたら答えはNO。「そのまんまレモン」の方が全然美味しいと言うのが本音だ。あっちも高いけど。
●パイナップル 32g
次に開けたのが、パイナップル。かっこつけて言うと「パインアップル」。かっこ悪く言うと「パイナポー」。カジュアルに言うと「パイン」。どれもパイオツとは関係ないぞ?てか今日はそう言う方向で行くつもりかクリス。
こちらはかなりソフト感がある。
ドライフルーツを買う前に我が胸中に去来したことのひとつには、
これって、元は缶詰、もしくは缶詰に使われる果物なのかな?
加工は当然違うにしても、ある程度味を均すには糖分による調整は不可欠。缶詰のようにシロップ漬けではないものの、それをそのまま乾燥させたらドライフルーツになるような気がしないでもない。
「ご家庭で簡単に作れるドライフルーツレシピ」
と言うのがもしクックパッドにあるとしたら、
まず缶詰を用意します。
次にソレを天日干しして乾かしましょう。
アリに注意。
そう書いてあるかも知れない。調べてないからわからないが。
特にパインなんかは、缶詰と生のフルーツ、、、「生」だって。ヤラシー。・・・ともかくその差が激しい気がする。と言うか、
缶詰パインには特有の特徴がある。特徴はすべからく特有だが。
このドライパインは、たぶん缶詰じゃない感じ。
かと言って「生パイ」でもない。・・・つっこみませんよ?「つっこむ!?」。失敬。
僕はパイナップルが結構好きな人なのだけど、ぶっちゃけ味にうるさいわけじゃない。パインは割と「甘い方は甘いけどスッパイ方はスッパイ」果物なので、桃とかスイカとかと比べると、1個当たりのアベレージそのものはそこまでブレがないのだ。
これもまた、割と普通。
美味しく無いことはない。でも3種類の中で最もグラム単価が高く、さらにソフトな手ざわりが、まことにイヤらしい。このスケベ!
評価は★★☆ってところかな。
これなら生パイを鷲づかみにして食べたいわ。それはもういいわ。
●マンゴー 45g
最後はコレ。以前も一応ドライマンゴーは食べたことがあったのだけど、、、
全く違うものだった。
たとえて言うなら、
薄くて四角いベビースターラーメンみたいな形。
カリカリに乾いていて、食感も堅め。ただ、僕の知識として、マンゴーってそこそこ高い果物という気がしたけど、
ことドライフルーツってことになると、「需要と供給のバランス」で、意外と値頃感のあるところに落ち着いているのかも。
てか、このファミマの最大のメリット、購入の決め手は、
口にファスナーが付いていること。
アリがとにかくウザいので、口が止まらない糖分は、我が家ではリスクが高すぎるのだ。ちょっと食べて、口を閉じておきたい人なのだ。だって高いし。もったいないし。
感想は、この三つの中では一番普通。普通of普通。
くれたら食べるけど、買ってまで食べるほどじゃない。評価は★☆って感じ。そもそも僕はマンゴーがそんなに好きじゃないしな。
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税込みで500円ほどの娯楽としては、なかなか楽しく、思った以上にキータッチも軽かった(^^v。
オススメされていた桃や梨は売ってなかったので試せなかったけど、もしまたスーパーやらコンビニやらに行く機会があり、奇跡的に思い出すことが出来るなら、手にとって試してみたいと思う。てか、
パインの感じだと、桃も想像の範疇という気がするけどね~。
結論、ドライフルーツはエロいってことかな!笑。▲▲。
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