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2019年9月 9日 (月)

探偵ミタライの事件簿 星籠の海

最近ミステリーとか刑事物とかにハマっている。興味がない人はスルー推奨。てか、何でもいいけど「ハマれるものがある」のは幸せだと思った。

原作が誰かも知らず、ただ、「ソレっぽい雰囲気」にソソられて見ることにしたネットフリックス。ちなみに専売ではない。

年式は2016年で、「せいろのうみ」と読む。主演は玉木宏。隣にいるヒロインは広瀬アリス。人に寄っては彼女の方が妹より美人だという意見もあるけど、自分的にはすずのが好き。49歳のジジイに好かれたくはないだろうが。

大学の教授っぽい仕事をしている主人公ミタライ(たぶん御手洗)玉木宏が、冒頭で早々に探偵じみた警察協力をしはじめる。警察の窓口小倉久寛は、まさしくシャーロックホームズのレストレード的で、出版社?新聞社?よくわからない出所のアリスちゃんは、ガリレオの吉高由里子。柴咲コウほど知的ではない。てか、吉高由里子ほどキュートでもない。

 当然ミタライは、ガリレオでありシャーロック。

まぁ探偵なんてものはどうやっても似通ったキャラになってうのかも知れないけども、、、

 玉木宏は結構好き。相当好きなのにも関わらず、なんだろ、

 「これ1本で終わってしまいそうな感じ」が凄くした。

ミステリーで、謎解き関連も結構練られていたし、キャスト的にも要潤、吉田栄作、石田ゆり子とかなりの布陣。さらにクライマックスもイイ感じの盛り上げがあって、

 でもメインの2人が、、、

玉木宏に関しては、一言で言って「早口が合わない」。感情的になるのが似合わない、クールなイケメンであることも一因ではあると思うけど、例えばシャーロックのように分析と見解を一気にまくし立てるようなシチュエーションだと、

 声が通りにくい。

つまり、凄く大事な場面で、何を言ってるか聞き取れないことが何度かあった。

一方アリスちゃんも、出しゃばらないところはずっとダンマリで、出て来るところは無駄にはっちゃけ過ぎ。脚本通りと言えばそれまでだけど、

 全くキャラが立ってない。

柴咲コウだったらこんな違和感は全く無かっただろうし、

 黙っていても演技してるのが女優だろ、と。

ルックスは悪くないと思うけど、柴コウ、吉高と比べ、しっくり感があるわけでもなく、

 なんだかかわいそう。

かと言って、これを他の誰かにやらせてしっくり来たかと言えば、それも残念ながらNO。つまり、

 彼女が活きる脚本になってない。

開幕で「目や口が縫われた男女」が出てきたり、赤ちゃんの死体が何度も何度も映ったりも、正直趣味がいいとは言えなかったし、

 玉木×アリスならガリレオの二匹目のドジョウが狙えるんじゃね?

と言う安易な企画から立ち上がったんじゃないかと邪推してしまう。

音楽もガリレオのような魅力は全く無いし、冒頭で出て来る「死体島」も、サワリ程度の絡みしかなく、なんだかいろいろ残念。

でも、最後まで早送りもせず、眠くもならなかったことは評価出来るとも思うので、

 クリス評価は★☆ってところ。

まとめてしまうと、、、

キャストはイイが、演出が無駄にグロで、脚本や音楽、設定がかなり薄い。気楽に見て気楽に忘れる。テキトーに楽しむ映画。

って感じかな。

追記。

冒頭に書いたけど、最近は刑事物に傾注している。BORDER、そのスピンオフだけでなく、アンフェア、クライシスなんかをちょこちょこ消化。でもやっぱBORDERが頭一つ抜けて面白い。てか木村拓哉のMr.BRAINだっけ?あれとか見たいんだけど、ネットフリックスにはキムタクの作品はひとっつも無いんだよな。高いのかな。

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