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2019年11月 1日 (金)

上海要塞

ネットフリックスオンリーだったような気もするけど、あんまよく覚えてない。異星人からの攻撃で、地球上の主だった都市は壊滅。上海を残すのみとなった。

 まるでちょっと昔の日本のSFのよう。

まぁ別にその点は今の中国を見てれば「当然」とも思うけど。

主人公は、若い技師から、戦闘機のパイロット候補生、果ては最高司令官にまで上り詰めてしまう若者。

 いかんせん華奢過ぎる。

顔も甘いマスク過ぎるというか、ジャニーズというより「ジャニーズジュニア」って感じ。背も低く、ヘアスタイルもマッシュルームのよう。

 よくこれで合格したな

って感じで、その違和感が最初から最後まで拭いきれなかった。キムタクのヤマトも、ある意味華奢だったとは思うけど、

 ここまでじゃなかったでしょ、って感じ。

ヒロインは二人。一人は入隊時の司令官で、

 どっかで見たことがあるような、、、あ!「クローサー夕陽天使」の人だ。

他にも何度か目にしてた。てかこの人結構お歳を召されてるんじゃないの?

 最後に名前見て「そうそうこんな名前だったわ」と、

 スー・チー(43歳)

凄い!なんとウィキペディアにこの作品が載ってない!
※作品でもスーチーの出演作でも

マイナーなのか新しいのか、、、。

お金のあることをこれでもかとアピールするCGのオンパレードで、

・マザーシップ
・戦闘機
・敵プレデター(大小)
・ドローン(味方)
・大型キャノン

など、なかなかに気合いの入ったメカが多数登場。メカ好きがそれ目的で見るなら、「有りと言えば有り」。個人的にはドローンのデザインがかなりかっこよく、もっと活躍して欲しかったのと、物語中鳴り物入りで登場した戦闘機が、

 非常にカッコ悪かった

のが残念だった。雰囲気的にかなり盛り上げてたから、

 てっきり人型のバルキリーみたいなのが出てくるかと思いきや、、、

スノースピーダーをダサくしたような戦闘機だったわ。

あらすじとしては、

宇宙の特殊な物質でエネルギー問題が解決に向かったが、その物質を求めてエイリアンも襲来するようになってしまった。上海の地下にはそのエネルギーを抽出してシールドを発生する装置があったが、そのエネルギーは、「上海キャノン」と呼ばれるエネルギー兵器にも使われていた。キャノンを撃てばシールドは無くなってしまう、、、みたいな。

主人公の仲間は彼を入れて4人。中には恋仲の男女も居たが、

 中途半端な雰囲気作りで、「彼女は主人公の方が好きなわけ?」と誤解してしまうところも。

まぁ僕の読解力が低いだけなのかも知れないけど。

ともかく、「友情」「成り上がり」「メカ」「美人」「SF」と、いわゆる男子が好きそうなエッセンスをこれでもかとちりばめた娯楽作品。

 誰も見ないと思うけど、以下ネタバレ。

 クリス評価は★☆。

 途中よく眠らなかったなぁって感じ。

 メカはそこそこかっこよく、雰囲気もよかったけど、、、

 あと制服が「科学特捜隊」つまり、初代ウルトラマンの制服みたいだった。

 あと、ちょいちょい理由がよくわからないシーンもあった。

 なぜ全く敵に効果がない武器で攻撃し続けるのか、とか、

 なぜマザーシップが目視できるまで気付かないのか、とか

 なぜ簡単にプレデターの進入を許しまくっちゃうのか、とか

以下ネタバレ。

 死にすぎ。

主人公以外のレギュラーは全員死んだ。てか、主人公も自己犠牲で突っ込んで行ったくせに、

 なぜあの状況で脱出出来たのか甚だ疑問。

全長が30kmくらいありそうなマザーシップの中心に向けて特攻。赤外線センサーで

「僕を狙って下さい!!」

「あいわかった!」

「(キャノン)ズドーン」

「(母船)ドカーン!」

なのに生きてる。オーイって感じ。ただ、意中の司令官の最後の遺品が主人公が送った花だったのはちょっと「上手いね」と思ったけど。

 まぁ古代進こと木村拓哉も死んでしまったわけで。

こういうSFは誰かを殺さないと終われないのかなぁとも思ったりもしたけど。

キスシーンもなく、無理矢理昔を懐かしむような作りも「それっぽい」でも「あざとい」って感じ。でもやっぱ最初に書いた通り、

 主人公が華奢過ぎる。

いや、

 貧弱過ぎる。

背も低いし、
※たぶんスーチーより低い

 ここだけはミスキャストなんじゃないのかねぇ、、、って感じだった。

つか予算的にはかなり掛かってたと思うけど、今のところはまだ中国人に日本人やハリウッドを超える「日本人向けの作品」は作れないなって思った。

 中国人からしたら、「とっくに日本映画は超えてるけど?」って思うのかも知れないけどさ。

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