これが老化なの?
昨日テレビを見ていたら、スポンサーが任天堂だったのか、東京2020のオリンピックゲームと、ルイージマンション3のCMをやっていた。
オリンピックゲームの方は、正直運動音痴でさしてサッカーやらバレーやらバスケやら野球やらにセイシュンを燃やし尽くした記憶がない僕には、昔からさほどフックすることもなかった。記憶にある「楽しめたスポゲー」と言えば、、、
任天堂ディスクシステムのバレー、プロレス
ビデオシステムのスーパーバレー
PCエンジンのワールドコート
このくらい。サッカーと野球に至っては、あれほどタイトルが出てるのに、ほとんどやったことがないレベル。
一回セガサターンのサッカーを買ったけど、オープニングデモで満足しちゃったレベル。
複合競技のオリンピックやハイパースポーツ系も、触ったことはあるけど、って
程度で、ハマるとはほど遠いテンションだった。
だから今CMを見てピンと来ないのも全然おかしなことじゃない。
でも、、
ルイージマンション3のCMはどうだ。
最後に「ルイージ、三度目の"そうじき"」とは、何とも上手いじゃないか。
グラフィックも、これがゲーム中のものなのか、テレビ用に作られた映像のみのものなのか、判断が付かないレベルに美しく、
30年前、つまり19歳の自分が見たら、小躍りするくらいテンションが上がって、発売日に丸を打ったカレンダーをニマニマしながら見つめるくらいだったと思う。
それが今は、「どこをどう見ても面白そうに見えない」。
実際初代ルイージマンションも「相当楽しめなかった」。何というか、
テンポが悪い、、と言うか、遅い。
キャラが大きく、言ってしまえば「情報量が解像度ほど多くない」。
もちろん解像度に合わせてしこたま情報を盛り込みまくった「FF14」みたいなゲームが、自分にとって最高かというと、そう言うわけでもない。あれはあれで老眼にはキツいし、そもそも人間としての処理能力が追いつかなくなってる側面だってある。
だったらなおのことルイマン3みたいなゲームが魅力的に見えてもおかしくないはずなのに。
しかしふと思い返すと、任天堂のゲームというのは、僕にとって「大切であると同時に、精彩を欠いていく歴史」だった気がする。思い浮かべるままに○×で「やり込んだか、ほぼ買っただけだったか」を書いてみる。ちなみにスーマリ1は「買ってない」ので書いてない。
※途中でウィキペ見始めた
○スーマリ2※ある意味一番好きなマリオ
×スーマリ3※今思えばあの双六マップから微妙だった
○ゼルダの伝説※今やっても面白い!
×謎の村雨城※「ディスクなんだから面白いはず!」面白く無いです
○メトロイド※スゲェ面白かった。今でも楽しめる
○星のカービィスーパーデラックス※大好き。と言うか唯一好きなカービィ
○ポケットモンスター※緑、銀、ルビーくらいまで。あと最近の1つ
×ポケモンコロシアム※空前絶後につまらなかった
×ヨッシーアイランド※長男が2歳でクリアした思い出のゲーム
×ヨッシーストーリー※中古500円だったので
×マリオRPG※文句言いまくりながらクリア
×マリオパーティ※何作か持ってるけどほぼやってない
○F-ZERO※ほとんどミュートシティIしかやってない
○マリオカート1のみ※ほとんどルイージサーキットしかやってない
×マリオカート2以降※アイテムが嫌いに
×ディディーコングレーシング※操作性も悪いし最低レベル
×スーパードンキーコングシリーズ※面白いと錯覚してた
○スーパーマリオ64※新しい面白さに溢れてたけど、、、
×マリオオデッセイ※似たゲームにはその鮮度もなく、、、
×マリオサンシャイン※アクション面だけやりたかった
○スーマリワールド※スーファミという鳴り物ハードのロンチだから
○夢工場ドキドキぱにっく※ビックリするくらい面白かった
○カエルのために鐘は鳴る※一泊旅行中にクリア
○ゼルダ神々のトライフォース※タイムトライアルするくらいやった
×ゼルダ時のオカリナ※難しすぎる
○ゼルダムジュラの仮面※狭い世界が最高。今は楽しめない・・・
○ゼルダ風のタクト※演出が凄くよかった。テンポは悪い
×ゼルダトワイライトプリンセス※最初からつまらなかった
○ゼルダスカイウォードソード※学園物が好みに合致。ライバルも好き
○ゼルダブレスオブザワイルド※360度どっちに行っても満足がある
×ゼルダ神々のトライフォース2※クリアしたけど、、
×ゼルダ大地の章、時空の章※なんか面白く無かった
○ゼルダふしぎのぼうし※簡単だったので面白かった
×マリオギャラクシー※超序盤で飽きた。1分くらい
×スーパーマリオランド※残像がひどすぎて無理
×X(エックス)※凄いと言われてたほど凄くなかった。遅い
×毛糸のカービィ※簡単で薄い
×伝説のスタフィー※簡単で薄い
×ワリオランド※テンポの悪いマリオ
×メイドインワリオ※イマイチ面白さがわからず
○脳トレ※ゲームとして楽しめた
×NEWスーパーマリオ※イイ感じに難しかったけど、、、
○マリオメーカー※ネットのコミュニケーションが楽しかった
○ピクミン※生産性を上げていくのが好みに合致
×ピクミン2、3※期限が無くなって緊張感も面白さも無くなった
○メトロイドプライム1、2※スゲェ好き。音楽も雰囲気も操作性も
×メトロイドプライム3※ビックリするくらいつまらなくなってた
×メトロイドアザーM※チュートリアルで折れたNINJAが嫌い
○メトロイド2※最後の最後で死ぬほど強くなるサムス
×メトロイドフュージョン※クリア出来なかった・・
○メトロイドゼロミッション※上手いリメイク
×カービィボウル※ゴルフみたいなヤツだっけ?
○スマブラ64※ターゲット壊す面が好き
×それ以外のスマブラ※音楽除く※「X」の音楽コンプ
×どうぶつの森※子供とやってたけど、あんま
○ポケモンスクランブル※やったシリーズは全て○
×リズム天国※音ゲーと言うよりリズムゲー
×パルテナの鏡※3DS版も×
○ジョイメカファイト※さすがは任天堂と思った。シンプルなのに派手
×ディザスターデイオブクライシス※作者で買ったけど5分で挫折
×超操縦メカMG※サンドロットの中では微妙
○ゼノブレイド※面白かったけど途中で挫折
○ゼノブレイドクロス※スゲェ面白かった。徒歩最高
○斬撃のレギンレイヴ※相当面白かった。操作性は良くないけど
×007ゴールデンアイ※話題作だったけど、自分には合わず
○MOTHER※音楽が良かった。バードマンが好き
○MOTHER2※クライマックスは鳥肌
×MOTHER3※途中で挫折。クリアしたかったけど
○ファミコン探偵倶楽部全て※続編が出たら絶対買うくらい好き
×新鬼ヶ島※不条理な難しさ
×遊遊記※同上
○シムシティ※唯一楽しめたシムシティ系。音楽も好き
○マリオペイント※スゲェ好きだった。何枚も描いた
×黄金の太陽※「怒り狂う」くらいなら止めることを学んだ
×バテンカイトス※悪くないけど、どこかハマれず
×リンクの冒険※今思えばクソゲー
×カスタムロボ※やっぱ対戦は合わない
○スターフォックス※最後まで面白かった。テンポはゆったりだけど
×スターフォックス64※いろいろ嫌い。まずは見た目
○ソーマブリンガー※スゲェ面白かった。でも2回目は楽しめず
×ファイアーエムブレム※1のみ楽しめたかも
×マーヴェラス※過剰な期待に応えて貰えず
○怪人ゾナー※実は凄く面白かった。クイズだけじゃなくインターフェイスも○
×パイロットウイングス※鳴り物入り。実はつまんない。
○ウェーブレース※ブルーストームも大好き。キレイな水が評価に繋がるゲーム性
×テンエイティ※5分で飽きた
○エキサイトバイク※初めて買って貰ったゲーム。最高
×エキサイトバイク64※面白いと聞いたけど、面白く無かった
○カービィのエアライド※さすが桜井さんという感じ
×ワイルドトラックス※テンポの凄く悪いオフロードレースゲー
○罪と罰※2は×。一作目は結構好き
○パネルでポン※まともに遊べるようになって嬉しかった。気持ちがいい
○マリオのピクロス※普通にダラダラ遊べる
×ヨッシーのクッキー※楽しみ方がわからず
×ヨッシーのたまご※同上
×モグラーニャ※ちょっと面白いかと思ったけどすぐ挫折
×グーの惑星※最初は面白いと思ったけどすぐ挫折
×カードヒーロー※雰囲気は好きだったけど難しすぎ
○バンドブラザーズ※曲を選ぶのが楽しかった
○押忍!闘え応援団※曲が良かった
×糸井重里のバス釣り№1※釣りは向かなかった
・・・
これらは全て買っているし、
※新品、中古、オンラインはともかく
さらに言えば書いてないものも相当ある。忘れてるとか。
子供がフックしたけど自分は微妙だったものも相当ある。たぶんまだその当時は「そんなに任天堂のゲームが楽しめてないということに気付いてなかった」んだと思う。カスタムロボ、カードヒーロー、どうぶつの森なんかが特にそう。
俯瞰してみて気付くのは、
マリオが嫌い
と言うこと。○を付けたのは「2」「ワールド」「64」「メーカー」だけで、他にも相当数買っている中で、「メーカー」は自分で作った面を主に楽しんでいたし、実に64以降の作品は全滅。特に「NEW」なんかは、2やワールドが楽しめたのなら楽しめそうなものだけど、
※何となくは楽しんでクリアまではやった気がするけど
ガッツリ面白い!って感じじゃなかった。
メトロイドも、あれほど好きだったのに、プライム3、アザーM、フュージョンは楽しめなかったし、
※焼き直しだったゼロミッションは楽しめたけど
ほとんどの作品が、「初代のみ」しか楽しんでない。
これは最初の作品だから楽しめたと言うより、「昔の僕だから」と言う理由な気がする。結局、
今の僕では一作目ですら楽しめないのかも。
そもそも買ってもいないタイトルが激増してるし。ちなみに「スプラトゥーン」なんかは、一作目の発売前に体験版をやって、1分もしないうちに「×」。対戦は、そもそもスポーツゲームが嫌いだった自分には「合わない」んだろうな、と。強いて言えばストIIタイプの対戦格闘はたまたま「最初から入れた」から楽しめただけなのかな、と。
余談だけど、上のタイトルの中で、一番良かったのと一番悪かったのをひとつずつ挙げるとするなら、
○ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド
×黄金の太陽
違いは、「動かせない時間」。前者はほぼ無く、後者は凄くある。チビキャラの人形劇が頻繁にあって、キレて止めた。それ以外も全く面白く無かったし。
最近のマリオが好きじゃないのも、つまりは「無駄が多い」からだと思う。マリオメーカーで「1画面マリオ」を好んで作ったのも、「死ぬことが嫌い」なのも、やり直しのために残機表示を見たり、簡単に到達できる「やる必要性の薄い箇所」を再度プレイしなければならないことが「殊の外大きなストレス」になったからだと思う。
※同じことがメガドライブミニのリアルタイムセーブにも言える。あれがあるから楽しめる、みたいな
歳を取って、時間を「無駄にしたくない」「無駄だと感じる時間を敵視する」傾向が強まった。
任天堂は言っても全年齢を対象にしたゲームを良しとする会社。本作が初めてという人もわかりやすい導入を組み立てるのが得意な会社だ。
だがしかし、それが煩わしく感じることも少なく無い。
レクチャーやチュートリアルを別モードにしてしまうと、それを見過ごした人にかなりシビアな印象を与えかねない。先日までやってた「ボーダーランズ3」でも、そうした導入にはかなり腐心されていた。
単純に、マリオの導入部が僕の好みと大きく乖離してるってことか。
ズバリ言ってしまえば、
最近の任天堂ゲーって、生産性が低いと感じるから嫌いなんだろう。
ルイマン3もまさにそう。キレイだけど、おどおどしながらゆっくり進むルイージ、、、
もうそれだけでイライラする。だから全く魅力的に映らない。
では足が速ければ良いのかと言うことで、ソニックが楽しめるのかというと、実はそうじゃない。てか、
ソニック、ぶっちゃけ足が速いわけじゃない。
あのゲームは、高速スクロールの印象が凄く強いけど、実際は緩急がメチャメチャあって、かつ高速エリアの「マップ密度」が劇的に低いため、やってて「手応え」というか「レスポンス」「見返り」「おかず」が少ないゲームだった気がする。
※近年1作だけ面白いヤツがあったけど、タイトル失念
・・・
歳を取ってガマンに弱くなる。物覚えが悪くなる。時間に対する意識がシビアになる。これらを言い換えれば、
既にやったことがあるテンポが良く、変化が多いゲームが「楽しめるゲーム」と言うことになる。
それはつまり、
「ジジイが昔を懐かしむ」と言うことであり、「老化」ってことなんだろうな、と。
あとは単純に、友達なり子供なりと言った、一緒に遊んでくれる人が居なくなったってのも大きい。コミュニケは好きな方なので、エクスヴィアスの書き込みややりとりは今でも好んでしてるけど、
オフで顔をつきあわせて一緒に遊べる環境があれば、たぶん今でももっといろんなゲームをあそんでただろうなって思う。
老いると言うことは、隣人を失っていくと言うことでもある。それは死別とは限らない。
・・・
僕ほどゲームが好きな人は、それほど居ないだろうと思ってた。実際嫌いになったわけじゃない(はずだ)けど、楽しめるゲームは明らかに減ってしまった。でも、
やってない、知らないだけで、まだまだ楽しめるゲームは絶対にある。
数年前のキャットクエストとか、笑っちゃうくらい楽しかった。必ずしもそれがみんなに訴求しないのもわかる。
だって、年齢が違うんだもの。
環境も経験も収入も違う。でも、
抗っていきたいと言う気持ちは、今でも強くある。
ハゲてても中身は若くありたい、、、ってこれこそ老人のセリフだわな。
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