スターウォーズ エピソードIX~スカイウォーカーの夜明け~
面白かったーーーー!!!
相当良かった。クリス評価★★★★☆。この年末に来て立て続けに充実映画ライフ。スコットピルグリム、6アンダーグラウンド、そしてSW。
言っても過去作を見てる人向けであることに疑いの余地はなく、最低でもエピソード7、8を見てないと何の事やら全くわからないと思われる。でも、マーベルユニバースのように、「一見別の作品のフリして楽屋落ちが山盛り」というわけじゃない。
最初から続き物(エピソード)だと謳っている。
知らない人向けに言うと、スターウォーズは、
4、5、6、1、2、3、7、8、9
の順で映画化され、1→9の順で時系列が繋がっている。なので、もし少しでも見る話数を減らしたい、でも今から見るのであれば、
7、8、9
と見るか、
4、5、6、7、8、9
と見るかどっちかがオススメ。ただ、6と7の間には、リアルで数十年のブランクがあり、その間に1~3が作られているので、映像的にも展開的にも、違和感は拭えないだろうけど。てか、
最初からずっと付き合うことができて、ホントよかった。
前もちょっと書いたけど、やっぱり今からいきなり見るのはキツいと思う。今日日宇宙系のSFは流行とは言えないし、世間的な盛り上がり方も、初代(エピソード4)や、久方ぶりのリリースとなったエピソードIの時とは比べようもない。いくら9が超面白くても、そこにはそれまでの蓄積がドスンと乗っかってしまっている。
だからこそ、その重みを含めて、「超楽しめた」のだけど。
JJエイブラムスは、才能溢れる監督で、ディズニーはこれ以上ないくらい強力にバックアップしてくれていると思う。キャストは吹き替えを含めて隙がなく、やや長尺ではあったけど、一切中だるみも「冗長な0.5秒」も、眠気もなかった。
何を持って完璧とするかは人に寄って違うとは思うけど、超巨大なシリーズ物の結末としては、これ以上完璧な終わりは無理だろうと思えるレベルの完成度だった。
面白かった。あーーーーー面白かったーーーーーー!!!!
何から書けばいいのか。ネタバレを書かずに書いてもいいことは何か。ただ「面白かった」と叫ぶだけなら、小学生どころか幼稚園の子供でも出来る。
・音楽、超最高。上手すぎる
でも、CMで流れてたちょっとセンチメンタルなアレンジがされたメインテーマは流れなかったかも知れない。映画の中では不要だったけど、普通に日常生活で聴くなら、そっちも聴きたい。サントラには入ってるんだろうか。てかサントラも超欲しい。
今回の音楽に限らず、SWの音楽は全てジョン・ウィリアムスが作曲している。でも、毎回毎回少しずつアレンジというか、音色が微妙に違っていて、特にエピソードVが好きとか、エピソードIがイイという人も居ると思う。そんな中、9の音色は、
管楽器の響きがハンパなく厚く、あれで涙腺崩壊させてきた。
ファミコンがスーファミに変わったときのような、重厚にして煌びやかな音色。ラストを飾るに相応しい「特別なスターウォーズのメインテーマ」を聴くことが出来た。音楽に関してだけ言えば、満点付けてもいい。
・笑いに癒された
とても重い話なので、ところどころにあるささやかな笑いが凄く良かった。数は少ないけど「笑って泣いて感動」しなければ、SWとは言えないかも知れないなって。今回初登場の小さなドロイドもかわいかったし、C3-POは、最後までC3だったわ。
・話もよかった
これは、たぶんネットを漁ってれば「SWはこうなっていく」と言う予測とか、想像の話はいくらでも出てきたと思うけど、僕はそう言うことをせず、かつ自分でも特に「読み」ながら見なかったので、
話も十分過ぎるくらい楽しめた。
ネタバレになるので詳しくは書かないけど、イイ感じにつじつま合わせをしてくれて、イイ感じに伏線も回収してくれた。凄くスッキリした。
・アクションもさすがの出来
スコットピルグリムのところで、「SWにもひけを取らない」と書いた。それは9を見た今でも変わらないけど、
それはあくまで殺陣の内容の話。
人と人が戦うその、「人的なスキルと演出」に関しては、スコットピルグリムも相当良かった。でも、
SWのお金の掛け方、VFXを多用しまくった「技術的な演出」は、さすがに太刀打ち出来ない。
もちろん詳しくは書かないけど!
・メカはまぁまぁ
SWのメカで何が一番好きかと言われたら、僕は、
スカウトトルーパーの乗るスピーダーバイク
と答える。エピソードVIのエンドアで出てきた森の中を低空飛行するバイクだ。あと、「インペリアルシャトルタイディリアム」も好き。翼を広げると三角みたいになる白いヤツ。
つまり、メカは好みが出る。
ああでも、もう少しAT-ATとかAT-STみたいな歩行タイプのメカも出て欲しかったかなぁ~。出しようがなかったかも知れないけど。
・・・てか、やっぱネタバレ無しだとなかなか気持ちよく書けないな。
以下見終わった人しか見ちゃダメ。
ネタバレをガッツリ書いちゃうから。
つってもあくまで個人的な趣味指向と、下世話な感想文に過ぎない
見終わった人同士で「どうだった!?」と言い合う時のような、そんな話だ。
・・・
最後、ベンとレイアが消えちゃったのはなんで!?
あの人達は、一体何者?幽霊?てか、ベンが消えるのは、もしかしたら既に死んでて、霊体のような感じでレイを助けてくれたのかとも思ったけど、同時にレイアが消えちゃうってことになると、
二人して人間じゃなかったの?
って感じになる。あと、
ベンのファミリーネームって何?「ソロ」?それとも「スカイウォーカー」?
途中で、タイトルの「スカイウォーカーの夜明け」という言葉を何度も噛みしめまくった。
これってつまり、カイロ・レンが改心して、「ベン・スカイウォカー」になるってことだよなぁ?
みたいな。言ってもレイには別の両親が居たわけで、まさか、
レイアが浮気して別の誰かの子供を身ごもっていた、、、なんてことは無いだろうし。
まぁ、ワンチャンあるとすればルークの子供だけど、それでも繋がりがなさ過ぎる。
でもまぁ最後キレイに「レイ・スカイウォーカー」でまとめてくれたのは、とても良かったです。
てか、あの刀身が黄色いライトセーバー、いつどこで誰がレイにあげたの?自分で作ったの?今までに出てきたことあったっけ?
いろいろ思い出せないけど、まぁ自分のライト・セーバーを持ったから、ルークとレイアのライトセーバーは、ルークのふるさとに帰したってことなんだろうな。
・なぜレイとベンがキスをするのか!!
いや、あれは確かにその流れでしたよ。「するなこれは!」と思いました。ええ思いましたし、期待もしちゃいましたから、決して裏切りではないのですが、
それでも、、、フィンの立場は!?!?!?
フィンは絶対レイのことを女性として好きでしょ!それなのにあんまりじゃない?ベンのことを好きみたいなそぶり、今までに見せてた!?
確かに繋がりがあるのは感じたけど。あと、クライマックスでライトセーバーを「渡した」シーンは、最高に盛り上がって心の中で大喝采&ちょっぴり拍手しちゃったけど!
※ああいうシーンって外国で満員のお客さんとかだと、みんなで超盛り上がるんだろうな~って思った。そう言うの、羨ましいと思うけど、こっちは初日レイトショーで20人くらいだったからな~。7番スクリーンG16だったけど。
映画のあと、フィンとレイがくっつく未来が完全に消えちゃった気がする、、、
特に本作では、ポッと出の黒人の女の子をフィンと絡めてきたから、「フィンは大丈夫、別の彼女をあてがったから」という監督の声が聞こえてくるみたいだったな。
・ハリソン・フォードは本物(本人)なの!?
スタッフロールを見ても、ウィキペディアを見ても、ハン・ソロとかハリソン・フォードって名前は無かったように思う。
※ただ見つけられなかっただけかも知れないし、「強烈なネタバレ」なので、あえて載せてないのかも知れないけど>ウィキペディア
でもビミョーに顔が違うようにも見えたし、でも本人のようにも見えたし、、、
あれは本人だったの!?いや、場面として出てきた時はスンゲェ盛り上がったし、思わず、
「ハリソンはズルいよ~!」って心の中で叫んじゃったけども!!
うーむ本物だったんだろうか、、、。てか、キャリー・フィッシャーとマーク・ハミルがスタッフロールのトップ2なのはわかるけど、、、ハン・ソロはやっぱ別の役者だったのかなぁ。もしくは、
完全CG!?<スゲェあり得る話
・クライマックスで大艦隊が出てきたシーンって、、、
サマーウォーズで夏希のバックに世界中のアバターが押し寄せてきたシーンとスゲェ被った!
音楽が劇中最強の盛り上がりで、「泣かずには居られないシーン」に仕上げてた。あれを最高と言わずして何を最高というのかっ!って感じ。よかった~。つか、
吹き替えで見たけど、
※7番スクリーンレイトショーが吹き替えだったから
字幕でもう一回見たいって思わせるのに十分なシーンだったな。
・海から上げたX-WING、あれ普通飛ばないでしょ!
磯臭そう。あと塩水じゃないの?機械とか絶対壊れてるでしょ。
フォースがあれば大丈夫!
そか。そうなのか。そうだね!そうだそうだ!
・結局皇帝を殺しちゃうんだよね!
でもダークサイドには染まらない。イマイチ理由がわからなかったけど、まぁイイ感じに誤魔化したからいっか!てか、
おばあちゃんも居るわけだよね。当然パルパティーン議長ひとりで子供は作れないから。それって誰?
・皇帝の6人の側近みたいな連中、影薄すぎだろ
それぞれが別の武器持ってたから、とんでもなく強い6人なのかと思いきや、
十把一絡げにベンにのされちゃって、オイオーイ!!って感じだった。
もしかしたらしっかりとしたエピソードを綴った上で、冗長だとカットしたのかも知れないけど、せっかく個性付けしてるっぽかったのにいとあわれ。
・ポーの元恋人、顔見せろよ!
美人っぽかったけど、誰かはわからない。マイナーな人かな。
・ハックス将軍がまさかのスパイ
これ、レイがパルパティーンのお孫さんって話と同じくらいビックリした。てか元からスパイだったわけじゃないみたいだけど、だからこそあの地位なんだろうな。まぁ今考えれば、エピソード7の時から相当カイロ・レンには辛酸をなめさせられてたからな。つか、
今回いきなり出てきた偉そうな将軍、アレ誰?
いきなりすぎだあろ。あと、ランド・カルリジアンの人、
イイ感じに太りすぎ。でも、「ランドー・カルリシアン」だと思ってた。前から「過ルリシアン」だった?
御年82歳とは思えない若さだったな。若本ボイスもピッタリだった。
※ちなみに若本規夫はエピソードVIの時にも彼の声を当ててたらしい。通りでしっくりくるわけだ
・(ウィキペ読んでビックリ!)キャリー・フィッシャー、既に他界されてた!
彼女は、フォースの覚醒からの未使用映像(アーカイブ)からの出演だったらしく、ホントビックリ。通りで出番が少ないのに一番最初にクレジットされてたわけだ。
ご冥福を祈りつつ、フォースと共にあらんことを、、。
・荒波の中での殺陣が最高だった
あれはホントスターウォーズレベルの大作じゃなきゃ実現しない派手さ。他にもいくつか殺陣のシーンはあるけど、あれが最高だった。何より、
夜とか暗闇じゃなく、明るいところでやってたのがイイ。
ごまかしにくいから、相当自信と技術がなきゃ出来ないだろうなって。
・レイに呼びかけるジェダイの声が、サラウンドハンパ無かった
後ろから聞こえてきたときとか、ホント、いろんな方向から呼びかけてきて、「なんだか自分が言われてるみたい」な気持ちになった。
・蛇足だけど、、、
予告は「2分の1の魔法」というピクサー、「野生の呼び声」というハリソン・フォードの映画が面白そうだった。逆に、
今から見る9のトレーラーを何回もやるとか、死ねよって思ったわ。
アホウかよ、、。絶対要らないだろ。たまにやるけど。今から見るんだぜ?勘弁してくれっての。目ぇつぶってたわ。
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ブルーレイが出たら買いたいと思う程度に最高だった。特にメイキングが見たい。てかやっぱもう一回見たいな~。初日に行って良かった。何も知らない状態で見たからこその面白さがあったと思うし。
相当面白かったけど、、、
でも実を言うと、僕はエピソードIの方が好きかも知れない。
当時のクリス評価は覚えてないけど、アミダラはやっぱキレイだったし、子供の頃のアナキンはとてもかわいく、ポッドレースのシーン、海底のシーン、クワイガンとオビワン、そしてムチャクチャかっこいいダースモールの殺陣もよかった。てかやっぱダースモールやダースベイダーみたいな「カリスマ性のあるヒール」が居なかったのが、「9の物足りなさ」だったのかも。
音楽はマジ最高だったけど。てかやっぱ最高だったわ。さすがエイブラムス監督。てか今まで撮った映画6本のうち、2本がスタートレックで2本がスターウォーズってスゴ過ぎるよな。
※残り2本のうち1本はミッションインポッシブルだし、最後の1本も僕が大好きなスーパーエイトって言うジュブナイル。完璧超人かよ、、、てかなんでこんな経歴を持てるのかって感じだよな。天才なのは大いに認めまくるけど。写真見ると年下に見えるけど53歳なんだな。
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