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2019年12月 8日 (日)

YESTERDAY

映画ってのは出会いだなと思う。わずか2時間程度の間に、出会って、別れる。きっかけはいろいろだけど、人と出会うのと同じで、自分から動かないとチャンスは巡ってこない。

最近言ってる「楽な道より楽しい道を」。夕方たまたまLINEをチェックしたら、
※ちなみに僕は熱しやすく冷めやすいので、今はほとんどLINEをやらないのだ。やってたときは数時間ぶっ通しで話しまくったりしてたのに。今日はホントたまたま仕事のLINEがあったのでチェック

 「天気の子」リベンジしねぇ?

友達が誘ってきた。仕事終わりのレイトショー1100円コース。そう言えば上映スタートの頃「もっかい見てもいいかも」って話をしてたのを思い出した。人が居なければ、ダラダラと話をしながらとかでも見られるかも知れないし。

 もしクリスが行かないんならイエスタデイにするけど。

ふむ?イエスタデイとな?知らんがな。ちょっとだけ調べてみるか、、、。

 売れないシンガーソングライターの主人公が、ある日世界規模の停電に遭う。そしてその停電の最中に交通事故に遭い、目が醒めると、

 世界は「ビートルズ」を失っていた。

みんなの前で歌ったYESTERDAYは、誰も知らず「いい曲ね」と言う。ビートルズの名前をいくらネットで検索しても「カブトムシ」か「クワガタ」しか出て来ない。名前で検索してもしかり。

 ローリングストーンズは居た。

でも、

 コカコーラは無くなってた!

何が起きたかわからないままに、主人公ジャックはビートルズの歌を歌って、世界中で大人気になっていく、、、。

 みたいな話だった。

・・・面白そう!

 天気の子よりYESTERDAYのがいいんだけど?

 OK。

そんなやりとりをして、ロビーで待ち合わせ。昨日まで存在すら知らなかった映画を観ることに。ちなみに洋画の字幕。てか、

 久々字幕以外あり得ない映画だったわ。

とかく吹き替えの方が情報量が多く、機微の把握もしやすいと言うのが最近の僕の見解なのだけど、

 さすがにこれを日本語で歌われては、興ざめどころの騒ぎじゃない。

「♪昨日~」

いくらなんでもYESTERDAYを「昨日~」とは歌わないだろうが。

ジャックには幼馴染みで、マネージャー兼ドライバーをしてもらってる女友達が居て、彼女は数学教師の傍ら、ジャックの面倒もみてた。

 ナタリー・ポートマンとレイチェル・マクアダムスを足して割ったようなキレイ、、、だけどちょっとだけクセがあるヒロイン。

 合格!

ただ、主人公は、、、最初スゲェヒゲモジャで、正直「ムサい」。かっこいいとはとてもじゃないけど言えない感じで、

 髭を剃ったら平井堅みたい。

まぁひげ面よりマシか。

お互いがお互いを少なからず意識はするものの、一歩踏み込めない「友達以上のマネージャー」って感じ。

 ハッピーエンドになってくれ!

もう僕的にはそれ一点。ビートルズの歌が要所要所で差しこまれたり、ちょいちょいガス抜きでご両親が出てきたり、悪友のロッキーが「ウザいけど最後は美味しい役やりそう感」に満ちあふれてたり、、、

 いろんなところが「お約束」で体裁を整えられてたけど、

 最後どうなるかだけはわからない。

監督のダニー・ボイルは、聞いたことはあったけどあまり馴染みがなかった。見終わるまで思い出せなかったけど、
※「スラムドッグミリオネア」の監督という記憶はあったけど、僕はそれを見てない
調べたら、ジェームズ・フランコが右手を切り落とす「127時間」の監督だった。

 結構好きな映画ではあるけど、1作で評価を下せるわけもない。

つまり、主人公もヒロインも監督も知らないような「いきなり」の作品。ファブロー監督なら十中八九ハッピーエンドにしてくれる安心感があるけど、ダニー監督はそう言う実績が全く無い。

 だから結構ヒヤヒヤしながら見てたけど、、、

・・・思った以上にスゲェ良かった!!

公開は12/12までなので、もう間がない。てかもうすぐ終わっちゃうので、見に行くなら急いで行かなきゃダメだけど、

 さっき書いたあらすじに抵抗がなく、ビートルズの歌を4、5曲聴いたことがある程度の知識で十分楽しめる良作だった。

ともすれば、ステロタイプのフォーマットの上に作られた「商業作品」っぽさが見え隠れはした。カワイイヒロインにむさい主人公、おちゃらけた悪友と、評価してくれたアーティスト、スゲェ怖い新しい女マネージャー"デブラ"。てかデブラ最高!マレフィセントの時のアンジーみたいだった。

伏線やお約束の組み方も、悪く言えば普通。よく言えば安心して見られる感じで、その上でビートルズという最強のサウンドが彩ってたから、

 悪くなるわけなかった。

僕は売れ筋のミーハー映画が大好きなのだ。変に人種差別とか人権問題とか言われちゃうと面倒臭いと思ってしまう人間なのだ。

 多少強引だろうと、気持ちよく見れればそれが最高なのだ。

クリス評価は★★★★。一緒に見に行ったヤツも同じツボで声出して笑ってたのが居心地良かった。

以下ネタバレ少々。見てない人は読まない方がイイ。

ちなみに最近ハヤリの「SFエッセンスをラブストーリーやヒューマンドラマに混ぜるタイプ」の映画なので、ある意味「君の名は」っぽいとも言える。SFは、スターウォーズやエイリアン、ターミネーターみたいな「ガチ」の物も嫌いじゃないけど、こうした「身近なもの」にブレンドするのは、厚みが出るし、個人的にも凄く好み。「タイムパラドックスラブストーリー」が鉄板だと思ってたけど、こういうアレンジもいいなって思った。

 主人公がイイ人なのがスゲェ良かった!

ヒロインも魅力的だったし、でもやっぱ主人公が善人であることがこの映画のキモだったと思う。ほとんど最初から最後まで自分に自信が無く、自分自身の気持ちにすら自信を持てない「ヘタレ」野郎だったけど、ビートルズを心から尊敬してることがよく伝わってきたし、

 ジョンと会うところとかマジ最高だった。

何て言うか、そう言うシーンもあるだろうと思える人も居るだろうけど、僕は出来なくて、だからこそ「78歳のジョン・レノン」が居ることを喜べる気持ちが素直に共感出来た。世界からビートルズが消えてしまった、、ってことは、彼らは当然「ビートルズではない普通の人」として生きて、そして死んでいくわけで、

 何もかもが悪いばかりじゃないんだよな、って思えた。

絵的にも、彼女と二人で夜のトンネルを歩くシーンとか、

 スゲェ最高。

全く同じ事をしたわけじゃないんだけど、自分の記憶、中高生くらいの頃の記憶に、好きな子とする「ああいう行為」が楽しすぎることが刻まれてて、

 いいシーンだな~って。

ヒロインに妹が居る設定も、別の男性と一度くっついちゃう流れも、そいつがスゲェいい男で自分から身を引きつつ、エンディングでちゃっかり妹とくっついてる流れも、

 キレイにトゲを無くしてくれていて、素直に嬉しい。

多少の強引さはあっても、僕はやっぱりハッピーエンドが大好きだし、

 善人が報われるストーリーが大好きなのだ。

調べたらヒロインは「シンデレラ」のシンデレラや、「ベイビードライバー」のヒロインもやってた。ベイビードライバーの時はほとんどお人形だったけど、普通にかわいくて、イイ感じだったな。

・・・

思い返してみると、一人も嫌なヤツが居なかった。早送りしたくなるシーンも飛ばしたくなる展開もなかったし、
※映画だからそもそも出来ないんだけど!

 また見たくなる映画かも知れない。

二人がトンネルでダンスするシーンがまた見たい。

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