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2019年12月17日 (火)

天国

死ぬと天国や地獄に行くと言う話があるけど、実際のところ「本当に」見て戻ってきた人が居るかどうか、甚だ怪しい。と言うか一時的、例えば数秒心臓が止まってて動き出したって話は本当だとしても、

 リアルに天界や地獄界を見てきたと言う話は信じられない。

でも、そう言う話は世界中枚挙にいとまが無く、それら全てがまるっきりのデタラメと言うのも、何となく不思議な感じがする。存在しない世界なのに、文明の全く無いような未開の地にすら死者の魂がどうのって話はあるし、輪廻だとか不死だとかの信仰も多い。

 まぁそれだけ「死ぬ」と言うことが特別なことだってことなのだけど、

こないだふと思った。てか、今回凄く短い。「短い短いと言いながら、、、」の「短い詐欺」をよく働く僕だけど、今回言いたいのは↓これだけ。

 天国って、死後の世界じゃなくて、死ぬ瞬間のことを指すんじゃなかろうか。

人は死ぬと別の世界に行く。7日ほど霊体で現世をさまよいそのあと「天」に召される、、、。具体的な日数とか経緯はともかく、仏教徒だろうとキリスト教徒だろうと、

 絶対に死ぬ。

死者を敬うのは、生前「敬われたい」という気持ちの表れか。ともかく、異世界である「天」に「移動する」と「信じさせている宗教がたくさんある」。

 でも実際の死は、大抵の場合瞬間だと思う。

交通事故や、銃殺や、落雷だけじゃなく、病死であっても水死であっても、もがき苦しんでいようと、ポックリ逝ける場合であろうと、

 瞬間はきっと「1」が「0」になる。

先の話は、その「0」の先に「マイナスの世界」があるって話だと理解している。変な例えだけど、「-14」が、キレイな光り輝くレインボーな数字なのか、どんよりとした腐ったミカンに生えたカビのような数字なのかが、つまりは天国か地獄の話だと理解していた。

 でも、たぶんそれは違う。

 天国は「0」の手前にあると思う。

マックス健康を100としたとき、死に直面した数値を10とし、息も絶え絶え、死ぬ直前を1とした場合であっても、

 0の前には必ず1があり、0.1も0.0001もある。

一瞬で心臓が止まる場合は、そのメーターの回転速度が超高速で、「痛みや苦しみ、そして安らぎを感じる間もない」けど、文字通りの「即死」以外で、徐々に心拍数が弱くなって、消えてしまう「時間」があると思う。

 その時間こそが、天国か地獄なのではないか。

穏やかに自分の生きてきた過程を振り返ることが出来るなら、その僅かな時間は落ち着いて迎えられる。もちろんそんな人は極めて少なくて、多くの場合は「死にたくない」とか「苦しい」と言った負の気持ちが支配するだろう。

 それって、まさに地獄。

天国か地獄か。人は天国に召されたいと願う。それは、死ぬ瞬間を安らかに迎えたい、後悔がない人生を歩みたい、やり残したこと、心残りがない、安心を抱いて、終わりを迎えたい。それこそがまさに天国であり、

 僕の唯一無二の願いごとでもある。

もしも願いを三つ叶えて貰えるなら、、、

 「心からの笑顔で老衰」

これで十分なのだ。これ以上の願いはないと断言出来る。精神が崩壊するでなく、自我を失わずに笑顔で死ねたら、それ以上の幸せなど無い。三つも要らないのだ。

 それはつまり、僕の言う「天国に行く」ことと同義。

苦しんで、痛くて、後悔して、泣きながら死ぬような人生、死に様は、人生最後に地獄の苦しみを味わうようなもの。そんなのマジ勘弁して欲しい。

・・・

死んだあとどうなるかは、僕らにはわからないし、わからない以上どうすることも出来ない。でも、死ぬ前に、死ぬ直前になら、出来る事はきっとある。保険に入って、残された人達のことを願いことも一つだろうし、毎日規則正しい生活と適度な運動をして健康を維持するのもひとつ。ドナー登録するのも、マスクをするのも、人間ドックに行くのも、塩分を控えるのも、

 全ては天国に行くため。

日々、楽しく、幸せを求めるのも、お酒を飲んだりギャンブルをしたり、女の子に貢いだりするのも、その人その人の選択。追い詰められて選択肢がない状況もきっとあるだろうけど、そう言う時でも、ギリギリまで考え方や受け止め方で「プラスに寄せることは出来る」はず。

 地獄に堕ちるか、天国に召されるかは、今この瞬間の選択にも掛かっている。

これは、11歳の小学生だろうと、17歳の高校生だろうと、49歳のオッサンだろうと同じ。時の流れは止められないし、巻き戻しも出来ない。死ぬまでの全ての一瞬、全ての選択が、死の瞬間の表情を決める。

 天国に向かう生き方をしたい。みんなはしてる?

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