寄生獣劇場版
前からネットフリックスに入ってたのは知ってた。完結編も一緒に入ってて、いつか見ようと思ってたけど、
ついに見た。
てか劇場公開当時から「見に行ってもいいかなぁ」と思ってたほどの作品。マンガも読んでて、
タイトルと雰囲気は好きじゃなかったけど、読んでみたら存外面白かった
正直記憶にあるのは断片的なシーンと結末。細かなところは相当忘れてたけど、
映画も、さすがは山崎貴監督。そつなくキッチリ楽しめた。
クリス評価は★★★☆。
あらすじは、既に非常に有名で、アニメ化もされているので、ザックリとしか書かない。
あるとき日本に、なぞの寄生虫の一団が上陸。それは脳を乗っ取り、「人食いのバケモノ」に変えてしまうと言う特性を持っていたが、主人公はたまたま脳ではなく右手から侵入を許し、さらに気付いてヒモで右手を縛り、脳へたどり着くことを阻止。そのまま右手で定着したことで、
元の人間の意識や感情を維持したまま、右手にはエイリアンが居る
と言う状況になる。ミギーと名付けられた「彼」は、シンイチの命と一心同体となり、独学で日本語や文化を学ぶ。しかし、特に「殺戮」に関して、人間の持つ価値観とは相容れない部分があり、違和感を抱きつつもシンイチは彼と暮らし始める。そんなある日、国内で惨殺死体が多数発見され、同種の仕業であることを知る、、、
みたいな。
てか、とにかくグロ。エイリアンは、ぶっちゃけ「遊星からの物体X」と同じようなもん。人の体がいきなり裂けて、そこから複数の目玉と巨大な口が出てきたり、体を槍とか剣とかに変化させて、切り刻んだり。
ミギーに関してはあくまでシンイチから養分を貰ってると言う設定なので、「右手だけで人殺しをして食べたりはしない」。
まぁご都合主義と言えばそれまでだけど。
主人公染谷将太の出来はすこぶるよく、ヒロインである橋本愛、、、どっかで見たことあると思ったら「リトルフォレスト」の子だった。も、相当にかわいくて、劇中のイメージにピッタリ。
てか、
マンガもヒロインとのやりとりがムチャクチャ好きだったけど、その辺もキッチリしっかり描ききってくれたことに感謝しかない。
その辺が「さすが山崎貴」という感じ。僕が好きなシーン、記憶にあるシーンは全て映画でも取り上げてくれていて、「忘れかけてるようなどうでもいいエッセンス」はバッサリカットしてくれる。
デビュー作「ジュブナイル」から、氏とは好みが近いなぁと思ってただけのことはある。
その割に、彼の撮る戦争映画は一作も見たことないけど。見れば面白いのかも知れないけど、ドラえもんも見てないけど、相当面白かったらしいけど。
閑話休題
とにかく、一作目二作目共にヒロインとの絡みがあり、
それだけで僕の評価は6点以上確定である。
てか、
※マンガやアニメの時にも書いたかも知れないけど
僕にとっての寄生獣は、つまりはラブストーリーなのである。
残酷なシーンとかはぶっちゃけおまけで、ヒロインサトミちゃんとの絡み
※胸を触ったり、一緒に帰ったり、買い物行ったり、告白されたり、濡れ場もある
がとにかく出来が良かった。
まぁメインの感想はそれでほぼ終わりと言っても過言ではないのだけど、、、
キャストに早々と表示される「阿部サダヲ」が、
一体いつ出てきたんだよ!?
とずーーーーーーっと思ってた。完結編も見終わって、さらにしばらーーーく考えて、、、
ミギーかぁぁぁぁぁぁ!!!
最近一番のスッキリだった。まぁ何のことだよって感じだとは思うけど。
あとは僕の嫌いな浅野忠信が出てて、軽くテンションダウンしたり、深津絵里があまりにもハマってて感心させられたり。
VFX関連のシーン、ミギーを含め、全く違和感はなく、
※この場合の違和感というのは、いわゆる「不気味の谷」みたいな、「CGで人間を描こうとした際に発生する違和感」のこと。本作ではそもそもエイリアンに寄生された人間が「不気味であることはむしろ狙い通り」であるので、その点が上手くクリアされたんだと思う。
マンガの実写映画化としては、これ以上を望むのは酷
ってレベルに良くできてたと思った。
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無駄なシーン、早送りしたくなるシーンもなく、眠くなったりもしなかった。映画館で見てたら8点もあるかなってくらい満足したのだけど、勢いで他の山崎作品がないかと検索したら、、
ネットフリックスには一作もなし。
うーむ。何か借りてこようかしら。てか橋本愛がとにかく良かった。リトルフォレストの時は色気ゼロって感じだったけど、こっちは「ガチでヒロイン」って感じだったからな。
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