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2020年3月21日 (土)

キュア~禁断の隔離病棟~

暇な休日久々にネットフリックスで映画を探す。条件的には、

 コロナウイルス的なヤツ。

不謹慎と捉えられるか、勉強熱心と捉えられるかはともかく、先日見た「コンテイジョン」みたいな映画が見たいと。何かそこに、実生活に活かせるような情報が潜んでいるかも知れないし、全然違う映画かも知れないし。

で、とりあえず「ネットフリックス専売」は外す。まぁ当たりがないわけじゃないけど、ハズレの方が多い印象だから。

で、「ウイルス」で検索して、ちょっと面白そうな、

 「ウナギのような生き物と女性がバスタブに」映ってる写真が。

期待2割くらいの気持ちで見始めたのだけど、、、

 前半は微妙だったけど、終盤一気に溜飲が下がった。

結構な長編で、最後のスタッフロールに入った時点でのタイムスタンプは2時間20分。主演はデイン・デハーン。クロニクルと言う超能力映画で強い印象を受け、アメイジングスパイダーマンではグリーンゴブリン役に抜擢。最近ではヴァレリアン千の惑星の救世主にも出てた。パッと見はジェームズ・マカヴォイみたいだけど、なかなかにいい演技、惹きつける演技が出来る若手。

あらすじは、株とかを扱う会社員の主人公が、突然会社をほっぽりだしてアルプスの山中にある療養所に引きこもってしまった社長を連れ戻してこいと命じられ、そこに赴く。そこには白い服を着た老人たちが何百人?も居て、「ここから帰る人は居ない」と耳にする。

うーむ難しい。ちなみにウィキペにあるストーリーも読んだけど、

 結構ネタバレが過ぎるんじゃないの?

と言う気がしたので貼り付けたりはしない。

ともかく、風光明媚な診療所に居る老人たちは、ゲートボールやたこ揚げ、カードやクロスワード、スパ施設に美味しい食事と、ある面では非情に快適なスローライフを送る一方で、次々と歯が抜けたり、やせ細っていく人も少なくなく、一体何が原因なのか。「誰が悪いのか」。所長は回復には「水」が必須だと勧め、飲まされるのだが、、、。

ジャンルは「サスペンスホラー」。どう考えても所長が悪いヤツで、でもどこかオカルトなニオイが拭えず、さらに言うとその舞台が、

 とってもとってもファンタジック。

見た人の何人がそう感じるかはともかく、僕が見た印象で言えば、

 舞台はまるで「ダークソウル」のよう。

古びた城を想起させる中性の建物や地下道、教会の跡、酒場やダンスホール、治療に使う道具や部屋も、まるでゲームに出てきそうな「個性的なのに統一感がある」ものばかりで、

 「この舞台で僕はダークソウルを遊んだのだなぁ」などという「ありもしない思い出」に浸ることすら出来てしまう始末。

決してモンスターや血みどろの殺陣シーンがあるわけじゃないし、もちろんレベルも上がらなければボスも居ないのだけど、地底湖とかタイトルにもある「隔離病棟」とかも、凄くゲーム的で、

 ある意味居心地がいい。

不気味だけどどこか既視感があり、特に大きな音で驚かせるようなシーンも「それほど多く無い」。

ヒロインと呼べる女の子は一人だけで、その診療所の所長曰く「ハンナは特別」。年齢は16歳くらいの細身で、物心ついた頃にはここに居て、回復したら父親が迎えに来ると所長に言われて居ると言う。

主人公が迎えに来たはずの社長も、一度は「荷物をまとめる。すぐに立とう」と言ったかと思えば、「脅されて仕方なく」と手のひらを返したり、主人公含めちょいちょい「幻覚」が出てきて、「どこまでが真実なのか」を(意図的に)わかりにくく演出している。

なので、少なくとも「コロナウイルスの対策に活かせるようなファクター」があるような映画では全く無かったのだけど、

 先に書いたとおり「クライマックスの展開」がなかなかに魅力的で、
※ヒロインのおっぱいも出るし

 クリスの評価は★★★と存外高くなった。

中盤まではせいぜい2点くらいかなぁって感じだったのに。

ともかく、かなり気持ちよく終わるし、長尺の映画でも眠くなったりもしなかった。ハッキリ言って「グロ」は相当あるので、そっちに免疫のない人には一切勧められないけど、お化けや幽霊が出てくるようなオカルトではなく、どちらかと言えばSFに近い
※宇宙人が出てくるわけじゃないけど
ストーリーだったと思うので、

 それ聞いて興味が沸いたなら、見ても損はないかな、と思う。

・・・

ウィキペを見ると、制作費を回収出来なかった失敗作であったことがわかるのだけど、今僕らが見るだけなら、

 そのお金の掛け方は決して悪くない。

ド派手なVFXやCGにまみれてるわけじゃなく、とても丁寧な世界構築と小物の数々は、まさにダークソウルをはじめとする「ダークファンタジー」のニオイがとても強く、それが実に魅力的。

メリハリのある様々な部屋や、シーンもゲーム的で、見ていてまるで主人公になったかのような場面も少なくない。
※ライターやスコップを見つけて持って行ったりとか

そう!ある意味「ダークソウルのような映画」だった気がする。決して主人公はスーパーマンでもないし、時代は現代ではあるのだけど、纏ってる空気と雰囲気は、まさにそんな感じ。てか僕がたまたまダクソの動画を直前に見たからそう感じたわけじゃない、、、と思うけど?

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