PCエンジンミニ~その2~
「その1」は半年くらい前に取り上げた回。今回は実機をプレイしての感想一発目。
届いたのは2日ほど前。マンガにハマってたので放置してたけど、さすがにこのままではもったいないと言うことで遊ぶことにした。本当なら連射パッドと一緒に注文し、さらに言えば「注文後のキャンセルはお受けできません」とのことだったのだけど、
なんだか知らないけど、連射パッドが入って無くて、メール確認したら「何かトラブルがあって4/30になるよ」と。オイオイって感じだったけど、ぶっちゃけUSB接続のコントローラが使えるのであれば、特にPCエンジンのソレにこだわる意味もないし、そもそも、
4/30まで遊んでる可能性はゼロ。
ぶっちゃけ遊び始めて「ああこれは連射が死ぬほど欲しいなぁ」と思うタイトルも少なからずあったけど、
4/30までモチベが維持されてる可能性はゼロ。
で、キャンセル依頼をしたら普通に通った。「キャンセル不可」とはいったい何だったのか、とも思ったけど、そりゃそうか。てかゲーム関連の発売日が延びるのは日常茶飯事だけど、
コアグラフィックスの方はデフォルトで連射パッドだったはず。そっちは大丈夫だったんだろうか。
まぁ他人の心配するほどの余裕はないのだけど。
・・・
接続は、メガドライブミニの端子を電源、モニター共そのまま流用。コントローラが使えるかどうかは試してなかったけど、遊んでみた感じだと、
メガドラの方がかなり遊びやすい印象。
何か十字キーの触りがイマイチなような・・・。ちなみにPCエンジンミニはコナミの商品なのだけど、「必コマ」を作った頃のコナミがこうしたハードウェアも作っているとは考えにくい。どっかの誰かがそれっぽく作ったんだろうな、と。だからクオリティが落ちるのはあり得る話なんだろうな、と。
起動するとリストがズラリと並んだ画面が表示され、出来ることは、、
※全部じゃない。なぜなら覚えてないから
・オプションで画面サイズやレイアウト変更
中には「PCエンジンGT」と言うのもあり、
むちゃくちゃ見づらいエフェクトが。あと枠もそれっぽい。
携帯機であるGTを50インチのモニターに映す感じは、シュール以外の何物でもないけど、まぁこういうお遊びは嫌いじゃない。これで価格がいくら上がったのかはわからないけど。
基本ストレッチしてフル画面で遊んでいるけど、当然横長で判定も大きくなった感じにはなる。まぁ慣れかも知れないけど。
・PCエンジンモードとコアグラフィックス16モードの切替
テレビを消して点けるようなエフェクトが入り、対応してるソフト一覧が切り替わる。ぶっちゃけ「必要?」って感じではあったけど、特に日本語だと思って遊ぼうとしたら英語だった、ってことは避けられる。
ちなみにR-TYPEは海外版のみ収録で、パッと見の違いは、タイトル画面に「PART1」って入ってないのと、
たぶん2本に分かれてないので、4面クリア時のデモがなく、パスワードがなく、6面のボスが居ない等々。
クレジットがデフォルトで3しかなく、増やす方法は、
2コンのセレクトを押しながらB連打、、、だったかなぁ、、、
って感じだけど、日本版のみの裏技だった気も。てか、そもそもフリーコンティニューでいいんじゃないの?とも思った。
てか、このままソフトの話になだれ込んでいくか、、、あ、一応ゲーム中に「ラン+セレクト」で、通常はソフトウェアリセットが掛かったのだけど、ミニではメニュー画面が呼び出される。まぁ自然で当然の仕様か。
●グラディウス
一番最初にやったのだけど、ぶっちゃけ印象はとっても悪かった。てか僕はこれを発売日に買ってるのだけど、その時も、
何かくすんだような?鈍いような印象
があって、つい先日「ファミコングラディウスをアーケード風に」とか「グラディウス高次面」とかの動画を見たばかりだったので、その理由が凄くスッキリした。
まさに、グラフィックがしょぼく、色がくすんでた。
これは印象でも何でもなく、「事実」として、タイトルがピンクを基調としたきらびやかなものではなかったし、
※紺色ベースのダークトーン
雑魚もビッグコアも、キャラに使われている色に「メタリカルな感じが一切無い」。背景とレーザーは綺麗だっただけに、とても残念な感じに、、、。
また、音関連も相当微妙。FM音源らしいキラキラした音色というより、「それっぽく移植しました」感が強く、こちらもくすんだ感じで、まぁ理由の一因としてはテレビの液晶が反応が遅いとか、スピーカーの質が悪いとかもあったかもだけども。。。
コナミコマンドは普通に使うことが出来、オプションも4つまでだけど、パッド操作が下手というか、そもそも僕が下手というか、数回やったけど2面終盤の「ダブが出る手前の壁」が超えられず。当時どうやって超えたっけなぁって感じだった。
エミュを別にしたら、アーケードに一番近いグラディウスで、現行合法で普通に遊べるのってどのハードなんだろ。
→調べてみたらPS4のアーカイヴスにアーケード移植があるみたい。価格も900円程度とそこまで高くないけど、ベタ移植である=コンティニューもコナミコマンドも使えないだろうし、PS4ではスティックも使えなさそうではある。でもちょっと欲しい。
●天外魔境II
鬼骨城の前までプレイ。開始時にはシステムカードのローディング画面が入るものの、ロード時間そのものは気にならないレベル。むしろドットの荒さが気になった。
実機で遊んで以来まだ一度も他のハードでやり込んだことはなく、ぶっちゃけ仲間を増やした記憶もない。本気で遊ぶにはいささか「大きすぎる」タイトルではあるけど、連射パッドが必要なわけでもないし、音楽はさすがに素晴らしいので、もう少しがんばってみようかな、とは思っている。
てか広井王子って今何やってんだろ。
●パラノイア
海外版の横シュー。かなりキワモノ臭の強いタイトルだったけど、遊んでみると特に連射が必要というわけでもなく、オプションの使い方が楽しそうな「普通に遊べる横シュー」だった。
ただ、だからと言って傑作かというとそうでもなく、ゲームオーバーになってそのまま次のタイトルへ、、という感じ。
●ギャラガ88
何が切ないって、ダブルで始めてトリプルになる前に死ぬことほど切ないことは無い。人生でも指折りの切なさ。
音楽は心地よく、ヘタクソながらもギャラクティックダンシングはちょっぴりイイ感じ。スコアデータなどを保存するには、リアルタイムセーブ(RTS)機能を使うしかないけど、マジメにやるならそれもまた楽しって感じかな。
●髙橋名人の冒険島
当時から面白いとは思わなかったゲーム性だけど、やっぱり今でも面白く無い。何がどう面白いのかホントに謎。
●ダライアス
スーパーなのかスーパーじゃないのかもよくわからないけど、とにかく自機が大きく、
二つのボタンを連射しないとイケナイのが辛すぎる。
連射による火力増減が激しく、手連では大型雑魚の編隊すら倒しきれなかった。
情けない。
当然のようにボスまでたどり着けず、そのままそっと次のタイトルへ、、、。
移植度ウンヌンより、「今風の遊びやすいアレンジ」がされていたと言う点で、メガドラミニ版の方が「今は楽しめる」感じだったな。たぶんボスとかはPCエンジンのが大きいだろうけど。
※自機もベラボーに大きい
●スプラッターハウス
「ベラボー」と書いて思いだしたけど、スプラッターハウスよりベラボーマンの方が、ゲーム性的にも話題作という点でも「入れるべき」だったんじゃないかと思いつつ、そっちは源平倒魔伝を入れてる(同じチーム)から入らなかったのかな、とも思いつつ。
「ポーズの音」が好きと以前も書いたけど、しっかり移植されていて、ボリューム大きめで鳴らすと普通に「ビクッ」ってする。とても良い。
ゲーム自体はまともに遊んだことがほとんどなかったけど、おもむろに2面ボスまで到達し、
これも、、、相当つまらないゲームだなぁ
と思った。やり込んでいけば変わるのかも知れないけど、いかんせん「変化に乏しすぎる」んだよな。
●スターパロジャー
遊んだ記憶がなかったので期待せずに起動したら、
カネコだった。
カネコと言えば殺意の塊のような高難度が僕の中の印象だったのだけど、
まるで腑抜けのような敵の少なさ。
見た目に即して低難度に落としたと言うより、「これでいいんでしょ!」とヤケになって手を抜いた印象。
グラフィックは並で、コンパイル系のようなショットの気持ちよさはない。ただ、とても簡単だったのと、オート連射だったのが凄くホッとした。連射がスゲェしづらいダライアスのあとで遊ぶと、
「むしろこっちのが楽しい」くらいだ。
●スペースハリヤー
どんな案配だったかなぁと期待せずに起動。
まんまとつまらない。
キャラが小さく、音が貧弱で、操作性は悪く、見た目も薄っぺら。なんでこれを入れようと思ったのか、スペハリの移植チームに母親を殺されたのか!?と疑念を抱かずには居られないレベルのイジメだった。
・・・お、面白く無い、、、
そんな感じ。
●オルディネス
正直、今日遊んだゲームにはそこまで心から楽しめたタイトルは無かった。特に操作性の悪さを理由に「買って後悔か?」と思ったりもしたけど、
全てはこの1本で溜飲が下がった。
確かに実機も持っていて、エミュを使ってクリアもしたけど、
今ちゃんと合法で遊べることに、強く大きな感謝を送りたい!
PCエンジンミニは11500円くらいだったと思うけど、
この1本の為に9800円分くらい出しても良かったのでは?
ってくらい楽しめている。
連射は確かにしづらいし、操作性も決して良いとは言えないけど、死にまくって復活しまくるフリーコンティニューと、リスタートまでの時間の短さ。ランダムの少ない敵の配置やアルゴリズム
※ランダムはもしかしたら無いかも
死は全て自分のせい
そう思えるバランスが素晴らしすぎる。
RTSを使えば先へ進むのは楽になるものの、全てフルパワーで進めるのが楽しいわけじゃない。「難しいなぁ~」とニヤニヤしながら死にまくり、「やっぱ上のルートの方が楽なのか!?」とか、「ここは鬼の連射が要るわ!」と気合いを入れたり、ボスの安置を見つけて「まぁまぁまぁたまにはいいでしょ!」と誰に言い訳してるやら。
エミュを除いては、PS3とPSPのアーカイヴスでリリースされているものの、現行最新ハードで遊ぶことは叶わず、当然RTSもないだろうから、プレイアビリティも低い。出来たらスティックで遊びたくなるものの、パッドでもそこそこ善戦出来るバランスが心地よく、
気付けば3時半を回ってた。
※途中でもったいなくなって「続きはまたにしよう」と思って止めたレベル
世に傑作と呼ばれるシューティングは数々あるけど、とどのつまりはプレイヤーの技量と好みと経験の果ての産物。ある人にとって傑作なのが、別のある人には駄作かも知れない。
オルディネスは、僕にとっては間違いなく大傑作だ。
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他には、「イースI/II」「ニュートピア」「悪魔城ドラキュラ」「精霊戦士スプリガン」「スナッチャー」「ワルキューレの伝説」「ガンヘッド」などがめぼしいタイトルとして残っているけど、ぶっちゃけシューティングをこのパッドで遊ぶのはかなり厳しそう。
360用のスティックを繋げてみようかとも思うけど、現状部屋があまりにも汚すぎるので、まずは掃除から、、、ってそれが難しいんだよな。
現時点では、メガドライブミニもPCエンジンミニも似たり寄ったり。ただ、オルディネスはガチで良かったので、そこだけは★★★★かな。
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