傑作の話
これはゲームの話。昔のブログネタを読み返して、いつか死ぬまでにもう一度やってもいいかな、やりたいな、同じようには楽しめないだろうけど、少しでも楽しめたらいいな、と思った過去の傑作の話をもっかいする。順不同だけど、一応ついこないだシューティングの話をしたので、それは除いていく予定。てかただの思い出話。
●キックマスター NES
海外オンリーのTAITOのアクション。開発は「サマーカーニバル烈火」や「きゃんきゃんバニープルミエール」のKID、、、らしいけど、ウィキペにすら載ってない。僕は香港で買った「in1」カセットにてプレイ。
サイドビューで雰囲気はドラキュラにかなり近い。アイテムの取得が特徴的で、ボックスを破壊すると3つに飛び散るのでそのどれかを狙って取っていく。経験値アイテムを狙って取れれば、レベルが上がって新しい技を習得する。
その習得する蹴り技が異常に多く、そしてかっこよく、でもって強くて気持ちよくて最高。
グラフィックも素晴らしく、テンポも良く、言っちゃなんだがファミコン時代のTAITOソフトの中では、「一番面白かった」のに、なぜ日本でリリースしなかったのかが謎過ぎる1本。開発が海外ってわけでもないのに。
裏技でコンティニューがあって、それを駆使しつつ最後までクリアしたのだけど、
スンゲェ面白かった!
でも今やるには根性と環境がなさ過ぎる。AVファミコンを発掘するか、もしくは、、。
死ぬ前にもう一度でいいからクリアしたいな~。ネットで見たら満足度96%とかだった掛け値無しの傑作アクション。
●BUSHI青龍伝 SFC
フィールド移動とサイドビューのアクションマップで構成された、毛色の変わったアクションRPG。ゲームフリーク開発のT&Eソフト販売。
嫌みがなく戦術性が高い戦闘と、ゲームフリークらしいやわらかく人なつっこいグラフィック。当時あまりに面白くてそこかしこでアピールしまくった。
ちなみに僕はこれを発売日に予約で買った。当時はまだ僕に「知られざる面白いゲームを見つける能力」があったんだよね。ポケモンとか、パラソルスターとか。
●エストポリス伝記II SFC
いつもいつもグルベリックで頓挫して、それで満足して止めてしまうのだけど、本当はその先の高難度の謎解きも、幻獣育成も、ストーリーもどれも素晴らしい傑作の中の傑作。
正直一作目は話こそ面白いものの、システムがモノ足りず、三作目はもはや同じシリーズとは言えないスカスカな内容だった。
※制作は同じかわからない
思えばこれもTAITO販売。開発は今は無きネバーランドカンパニー。至って普通の傑作RPGなのだけど、生い立ちが不遇で、ゼルダやFF、ドラクエと肩を並べられなかったのが何とも切ない。てかひとりでクリアするには難しすぎるのが難点なんだよな。
●ヒットラーの復活 FC
「ジャンプがないけどワイヤーがある」という非常に特徴的な移動手段を持つサイドビューアクション。「アクションのカプコン」と言われるようになったきっかけの1本とも言える。ゲーセンでは「トップシークレット」、海外では「バイオニックコマンドー」と言う名前だったけど、ファミコン版が一番面白かったと思う。
何度かリプレイするのだけど、結局最後まではやれず。出来たら実機でやりたいな~。
●スーパーメトロイド SFC
●メトロイドプライム GC
もう一回やりたい。きっと楽しめるはず。初代でもいい。
僕の中で、メトロイドがこうまで印象深く刻まれている理由のひとつは、
音楽が凄くよかったこと。
それは初代もスーファミもGC版も変わらない。あの音楽、あの世界にまた入りたい。特にこの2作だけど、GCは現在千葉にいる娘の元にある。中古を買ってもイイけど、映るテレビが果たしてあるのか、、、。スイッチとかのアーカイブに入ってたらそれ買ってもいいんだけどな。
メインテーマやエンディングも最高だけど、普通の探索の時のBGMが好きなんだよな。居心地がいいというか、「異星感」があるというか。
メトロイドはマリオ、ゼルダと比べると凄く不遇だったと思う。僕は最高に、それこそマリオゼルダ以上に面白いと思うのだけど、世間の評価はそうじゃなかった。もどかしいぜ。
●カオスシード SFC
これもネバーランドカンパニー。本気で遊びたい。「羊の皮を被った狼」。年式は1996年。ピクミンが出たのが2001年。伝説のオウガバトルが1993年。国内では数えるほどしかないRTSリアルタイムストラテジーの傑作のひとつ。てかRTSは作るのが難しいのか、面白いわりに本数が少ない。「タワーディフェンス系」が出て来るまでほとんど認知されてなかった気がする。
※海外ではスタークラフト、ウォークラフト、エイジオブエンパイアとかがあったと思うけど、やったことはない
RTSは、文字通りその都度状況に応じて最善の選択を迫られ続けるリアルタイム要素の強い戦術ゲーム。特にカオスシードは、アクション要素も高く、グラフィックもとても日本人向けで、「遊ぶゲーム」として出色の完成度だった。強いて言えば、シムシティのように一つのマップを遊び続けられてしまうので、
全体の3分の1くらいまでしかクリアせずに止めてしまっている
と言うことくらい。「ゲームが面白過ぎてストーリーを追う気が無くなってしまう」。セガサターン版も買ったけど、結局ろくに遊ばなかったな。あーー遊びたい!スゲェ遊びたい。
●ジオメトリーウォーズギャラクシー DS
元は360でリリースされたモノのDS版。わざわざ海外から取り寄せてまで購入。
スゲェやった。
成長要素の終わりが凄く遠くて、やってもやってもちょっとずつ強くなっていく感じが最高に最高。360度全方位型なのだけど、個々のマップに個性付けが上手く出来ていて、
今もしスイッチ版が出ると言うなら、間違いなく飛びつくように買う。1万円までなら出そうじゃないか!
当時海外版のWiiでのみ動く海外版がリリースされ、本気でハードごと買おうか迷ったほどなのだけど、実は一番面白いのはDS版で、「絵がキレイなだけじゃない魅力」があったんだよな。てかなんであんな面白いゲームの正当な続編が出てこないのかが謎だわ。
●ファミコン探偵倶楽部 FC
気楽にリプレイして気楽にクリアし、気楽に怖い気持ちになりたいのに最適な一本。僕はホラー映画が大の苦手で、ゲームのバイオハザードも怖くてろくにプレイ出来ない人なのだけど、ファミ探だけはしっかり遊べる。理由はたぶん、「怖いのが一瞬だから」だと思う。弟切草とかは「大半怖い」から無理です。今回のリストの中で一番気楽に遊べそう。
●クロス探偵物語 SS
逆に一番気楽に遊べなさそうなのがコレ。セガサターン版しか持ってないから、ハードが動くかどうか、、。てか、
スゲェ推理アドベンチャーが遊びたい。
XBOXONE用に作られてるって言われてた「ミステリート2」も結局立ち消えになっちゃったと思うし、エロじゃない良質のミステリーアドベンチャーが遊びたい。PSP版の「アナタヲユルサナイ」でもいい。クロス探偵物語、本気でハード発掘して遊ぼうかな~。
今遊んだら全然楽しめないかもだけど!
●ブレイズ&ブレイド PS
いろんな意味で今遊んでも楽しめないだろうと思える、「思い出の中だけの傑作」。T&Eソフトはパソコン時代「ソードワールド」というRPGシリーズを出し、SFCでもその続編をリリースしていた。これも相当傑作ではあったのだけど、今遊ぶにはあまりにも情報不足。そんなソードワールドをアクションゲーム化したのが本作。しかし、
セーブ時間、アイテム整理時間が長すぎてたぶん無理。
ゲームはグラフィックが間違いなく今見るとショボイ。でも目的が段階的かつ多層で、「遊んで居て楽しい」と言う当たり前の魅力が詰まってた。
過去に戻って遊んだら、さぞかし楽しいだろうと思う。
●ガントレット MD
これは正直遊ぶのが大変。でもきっと間違いなく遊べば今でも楽しめると確信する。ああ何でメガドラミニにこれが入らなかったのか。
何ならこれ1本入りの拡張パックとかでもいいくらいなのに、、、
ストーリーがほぼ存在しないアクションRPGというのは、実はそれほど多くない。多かれ少なかれ、それっぽい設定とそれっぽいきっかけがあり、それっぽい目標に向けて物語は進んでいく。がしかし、ガントレットは全然そんな感じがしない。ただ戦場に投げ出され、敵を倒し、出口を目指す。
MD版は自分が強くなっていく感じが特に楽しく、、、ってよく考えたらSteamでハンマーウォッチをもっかい遊べばいい気がしてきたな。あれがほぼガントレットだったわ。
-----------
書きながら気付いたことなのだけど、たぶん僕が本当に欲しいモノは、
S端子と、D端子が付いてるブラウン管のテレビ
もちろん壊れてないヤツ。それに昔のハードを繋げて、当時の環境に近い状態で遊びたい。
もちろん視力も、そしてモニターのフォーカスも甘くなってるだろうけど、重要なのは「遊べること」そして「レスポンス」「コントローラー」。当時の環境で遊ばない限り、当時の面白さを「今」語るのは難しい。
本当に面白かったのかどうか。
確かにロード時間とか「今だとキツい」ことも少なからずあるとは思うけど、ホントに面白いゲームだったら、きっと今でも絶対面白いと思うんだよ。
・・・ちょっと調べたら、
S端子→HDMIに切り替えるアダプターは5000円前後で売られてた。ただ、元画像をシャープにするわけじゃないので、過度な期待は禁物。D端子やSONYのAVマルチ端子を強化するのは難しそう。あと、純粋なブラウン管テレビ自体、amazonでは見つからなかった。ヤフオクなら在りそうだけど、「現状渡し」「稼働未確認」「タバコ臭いかも」って感じで、なかなか気楽に買える感じじゃない。
ちなみに現在我が家には17インチのSONYのVAIOに使っていたテレビ機能付CRTがあるのだけど、
この20年、動かしたことがない。
たぶん壊れてるだろうな~と思いつつ、「もしかしたら動くかも」という「夢を見続ける道具」として、そのまま置きっぱなしなのだ。「動かないことを確認したくない」んだよな。放置する前は動いていたはずだけど、、、。てか昔の電化製品とか修理してくれたりはしないのかね。
番外「ダークソウル」
そんな昔のゲームじゃないけど、現在我が家にはハードがない。でも出来たらまた最初から遊びたい。少しは「杵柄」が活かせるのか、それとも「老化」によって全く楽しめなくなってしまっているのか、、、。
これも紛れもない傑作だったもんな~。
| 固定リンク
コメント