久々にかみさんとゲームを
ヘタしたら20年ぶりくらいじゃないかと思う。まぁ30分程度だったし、同時プレイだったわけでもないのだけど、
なかなか楽しかった。
きっかけはこないだ書いた「妹がPCを買う」話。実家に住んでる妹が、給付金を使ってPCを買う話になった。これからの世の中キーボードくらい打てなきゃダメだろう
※昔も似たような話があったような、、、
というところからのスタートだったわけだけど、その際に、
何で(理由ではなく環境)ブラインドタッチを学ぶのか
僕的には、「打打打」というフリーソフトがオススメであり、事実かみさんもそれで習得した実績があったのだけど、ゲームとして面白いのは、
間違いなくタイピングオブザデッド※以下TOD。
調べて見ると20年ほど前のソフトで、ネットで調べても特に最新版がリリースされ続けている感じはない。当時の物が、
本体、ソフト、コントローラ1、キーボード2のフルセットで9000円也
として出品されているくらい。方やSteam版は「英語のみ」。ローマ字入力ではあるけど、英語のみでは正直そこまで楽しめるとも思えない。TODの魅力は、完成度の高いタイプゲームとしての質だけじゃなく、軽妙な「出題文言」にもあるのだ。
ただ、かみさん的には、旦那の妹家族に貸すと言う気持ちと一緒に、当時のこのゲームをもう一度あそんでみたいと言う気持ちもあったらしく、PCを注文した段階であっても、
「探せる?」
と訊いてきた。僕的には、「動くかも知れないけど動かないかも知れない。動かないことが確定してしまうのは、いささか切ない」という気持ちもあり、一瞬攻めあぐねてしまう感じではあったのだけど、
これを機に僕もちょっとやってみたいとも思ったので、
がんばって発掘することにした。
・・・
ゲーム機というのは、使わなくなると一気に扱いがぞんざいになり、さらにそれを片付けてしまうと、
・本体
・ケーブル※接続とコンセント
・コントローラ
・メモリーカード
などがいろんなところに容易に分散する。辛うじてソフトに関しては、本棚に綺麗に並べたまま放置してあったので簡単に見つかったけども、
コンポジットケーブルを見つけるのは正直無理かもな~と思っていた。
何しろ僕は「出来る限り良質な接続で繋げたい」人だったので、ドリキャスのコンポジットケーブルなど、
ヘタしたら捨てちゃってる可能性すらあった。
がしかし、ひょんなところからかみさんが、
「S端子ケーブル」と書かれたパッケージを発見する。
まるで新品のようなそれは、僕の中で、「今のテレビには残念ながら繋がらないんだよな・・・」と言う位置づけであったのだが、
現実は小説よりも地味なり。
と言う言葉通り、意外な落とし穴があった。
本体購入時にS端子ケーブルも一緒に買い、同梱されていたコンポジットをそのパッケージに入れたままにしてた!
我ながらよく気付いたな、とも思ったが、それによってとりあえず目の前には、
・本体
・コントローラ2個※メモリー3個込み
・コンセントケーブル
・コンポジットケーブル
・ソフト各種
・ツインスティック
・ジョイスティック
・ハンドル
・キーボード
が並んだ。効果音を付けるなら「デデ~ン!」と言うところか。
しかし、障害はまだまだ続く。
まず最初にTODをセットし、起動したのだが、、、
時計の再設定画面でカーソルが動かせない。
つまり、これだけあるどのコントローラを差しても、画面がウンともスンとも反応しない。
当然諦めない。
少しだけ抜き気味にする、差す場所を換える、コントローラを換える、電源を入れ直す、、、
いろいろ試した結果、、、
3コンのスロットに、ツインスティックを差した時に反応してくれた。
ツインスティックとは、つまりはバーチャロンオラトリオタングラムを遊ぶためだけに購入し、さらに僕には難しすぎて3回くらいしか使わなかった、でも見た目もかっこよく、重量感があり、「ただ触ってるだけでちょっとニヤッとしてしまうような周辺機器」だ。
つまりは、ほぼほぼ新品であり、動作も安定してた。
しかし、あのスティックを傾けつつ時計の設定をするというのは、なかなかにシュールだ。
もちろんトラブルは終わらない。今度は、
とにかく1コンのスロットが死んでるらしい。
キーボードは1コンか2コンスロットに差す必要がある。つまりひとり用なら1コンスロ、ふたり用なら2コンスロというわけなのだが、
1コンは全く反応しなかったので、2コンに差したら何とか反応。
ほっとする。さらにトラブルは続く。
キーボードが凹んだままになってるキーがいくつかある。具体的には「←」「↓」「Pause」「ScrollLock」キーが凹んだままになっていて、
ちょいちょい勝手にポーズが掛かる。
当初理由がよくわからなかったので、最初に凹んでるのを見つけた「左キー」をハサミを使って外し、さらに他の全ての「凹みキー」もチェック。
そしたら、とりあえず「自動ポーズ装置」は解除された。てか最初から「Pause」キーだけでよかったのだが。
ともかく、これでついにゲームを始めることが出来る様になった、、、が、
画面をよく見ると「下の方が映ってない」。この当時はまだ「4:3」のテレビが主流であったため、「16:9」のワイド画面だと上下が欠けてしまうのだ。
うーむ。どうしたもんか、、
と僕が悩む間もなく、かみさんが「テレビのリモコンから、ゲームモードにしたら」あっさり直った。三人寄れば文殊の知恵とはこのことか。二人しか居ないが。
ちなみに最初の段階ではメモリーカードが上手く認識しなかったが、しばらーくやってたら反応するようになった。まるで昭和家電のような平成家電(てかゲーム機)だが、最初は「ずっとほったらかしにしてた」ことで、スネていたらしい。カワイイ奴め。
コンポジット接続なので、正直画面がボヤけてまともにゲームにならない懸念もあったが、50インチの方より32インチの居間のテレビの方が「相性がよかったのか」、存外普通に読める。まぁ多少画面に近づく必要はあったけど。
で、ヘタクソながらも無事1面をクリアし、
※最初はメモカが認識してなかったので、アーケードゲームのような「その場限り」のプレイで終わるつもりだった
ちょっぴり楽しくなってくる。
かみさんと交代で何度かプレイし、当時を思い出すような、
赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ
とか、
アンドレ・ザ・ジャイアント→元は木こりだった
とか。
当時と違うのは、今はネット環境、検索環境が大幅に進化充実していて、
当時パスワードロックされていた隠し要素とかが、サクサク見つかってしまう。
結果、
当時一度もクリア出来なかった最終面を、20年越しに(コンティニュー使いまくって)クリアすることが出来た!
なかなか嬉しい。てか、当時はたぶんかみさんのが上手かったと思うのだけど、ずっとブログを書き続けてた僕と、ノーパソが調子悪い&タブレットを使ってたかみさんだと、
結構スキルに差が付いてた。
まぁ50歳という年齢からの努力で、どのくらい上達するのかはわからないけど、それでも楽しんでプレイしてたようなので、
苦労して遊べるようにしたのは良かったな、と。
まぁ運も良かったけどね。
→キーボードがもし上下逆にしまってあったら、矢印キーやポーズキーではなく、AとかZとかのキーが使えなくなったと思うから
・・・
その後、ほぼほぼ使わなかったハンドルコントローラを掃除して、クレイジータクシーをプレイ。ヘタだってこともあるけど、全然楽しめず。てか、何が楽しめるのかもよくわからず。
普通のコントローラはほぼほぼ死んでたのだけど、もしちゃんと動くなら、
死に前にもう一度だけ「ロードス島戦記邪神降臨」を起動してもいいかな、とも。
当時は「こんな面白いゲームがあっていいのか!」ってくらい面白かったけど、今見るとグラフィックがショボ過ぎて辛いんだよな。
てか、TODみたいなのも今はホント無い。ソシャゲ全盛、タッチパネル全盛だからって事もあるのかも知れないけど、スイッチなら「タッチ版TOD」とか出てもおかしくない&そこそこ売れそうな気もするんだけどな。
まぁ当時から「OLがターゲット」になってたゲームだから、フリック入力が早い女子高生とかに向けたチューン
※世界観がホラーじゃない方がいいかな
で、一儲け出来そうな気もするね。
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古いハードを発掘して動くかどうか試すのは、前にも書いたけど結構なリスクがある。それは、
「動かない」という現実を受け入れなければならない可能性がある。
「動かそうとしなければ」、「動かない事実は来ない」。押し入れの奥にしまい込んだと思い込んでるプラモが、実はもう捨てられていた、みたいな事実も、
探さなければ知らないままでいられる。「来るはずのないいつか」の為に、「そこにあるだろう」と幻想を抱き続けていられる。
それでも、実際に動いてくれるというのは、殊の外嬉しいものだと思った。押し入れに眠るハードは少なく無い。特にディスクタイプのハードは、今動く可能性が低そうな気がする。ファミコンディスクシステムとかはもう20年前から動かなかっただろうけど。
だからこそドリキャスが動いたのが嬉しかった。今のウチに、
・斑鳩
・バイオハザードコードベロニカ
・ロードス島戦記
この辺をもう一回やってもいいかなって思う。
今頃遊ぶタイピングオブザデッド、★★★。
・・・
今調べたらiosにはフリック版のTODが出てたんだね。それでも2012年だから8年前か。アンドロイドには無いみたいだけど、、、。
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