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2020年7月26日 (日)

GO TOトラベルキャンペーン

僕は別段旅行が趣味というわけじゃない。経験がないわけでも、取り立てて嫌いと言うわけでもないけど、今この瞬間どこにも行けなくて悶々としたりするほど「大好きっ子」というわけでもない。

ただ、世の中には旅行が大好きな人、旅行によって生計を立ててる、、観光会社、旅館、おみやげ屋さん、熱海秘宝館などがある。そう言う人達にとってこのコロナの打撃は、まさに死活問題。人に寄っては自殺する人が居ても不思議じゃないほど売り上げが激減してる。

そんな中、コロナの感染者数も爆発的に増えている。「第二波」が来るのか来ないのかと言う話もあったけど、明らかに、それも第一波以上の規模で押し寄せてきている。

正直僕の住む市にも感染者が出て、それもかなり近い距離らしい。
※5kmくらい?
誰を通じていつどのようにこちらに飛び火してくるかもわからないし、第一波の時と比べて怖いのは、、、

・暑いのでマスクをしたがらない人が多い

・暑いので安全性より快適性を重視したマスクをしてしまう

・一度沈静化して気が緩んでしまっている

・病床数や重症患者の数が少ないので、油断しがち

・長期化しすぎて危機感が薄れてしまっている

要は、「怖くなくなってることが怖い」。それも僕だけじゃなく非常に多くの人が。

たぶんこれは東京でもそうだと思う。テレワークやマスク着用、除菌をしっかりやる一方で、「やってさえ居れば大丈夫でしょ」と言う気持ちに陥りがちな気がする。特に年齢層が低下したことで、むしろ40歳以上、60歳以上の危機感も薄れてしまったのではないか。若年層、特に10代~20代は、罹っても重症化しにくいという「知識」がなまじあるが故に、よりコロナに対して警戒心が薄くなっている気がする。

 まぁしょうがないとも思うけど。実際自分がその年齢だったら、今ほど危機感を高められたか怪しいと思うし。

ただ、そんな状況下でも、半ば強引にGOTOトラベルキャンペーンを実施したのは一体なぜなのか。テレビでは再三専門家の先生を交えた討論がされていたりするけど、

 本当のところ、なぜここまで強引に押し進めたのかの理由はよくわからない。

と言うか、

 決めた方も実はよく分かってないのではないかと思う。

「面白い」と言う言い方は不謹慎かと思いつつ、やっぱりちょっと面白いと思うのは、普段政治家が「相手のミスを指摘するだけ」な弁論を繰り返しているのに対し、今回のコロナ関連では、

 四面楚歌。

つまり、どっちも敵に回したくない人だらけで、特定の誰かをバッシングすればいいと言うわけじゃないのが面白い。何というか、

 みんな真剣に自分の生活を守ろうとしているのが、政治家の先生たちにも伝わってるんだろうな、と。

だから、適当な事を言って自分の立場を確保することが「許されない空気」になっていて、結果、どんな意見も強く言えない。どんな責任がどこから沸いて出るか分からない怖さに晒されてる感じがした。

GOTOトラベルも、先延ばしにすべきだとは思っているけど、それを掲げて叫んでしまうと、今度はそれによって苦しむ人達を丸ごと敵に回すことになる。一度やると言ったことを撤回するのも同じ。「ここまで第二波が爆増するとは想定外だった」と言いつつも、病床数や重症患者、さらには「PCR検査をしたらお金をくれる」なんてギミックまで発動してしまっては、

 以前とは違う危機感になっても致し方ない。

たぶん専門家や総理や都知事は、そう言う僕が知らない、「把握しきれない」情報を全て考慮しつつ、

 「最も敵が少なくて済むジャッジ」をしてるのだろうな、と。

だから、「少ないけど発生する敵」の部分を、他の政治家やらコメンテーターやらに指摘されるのは、ある意味「必要悪」的なことなのかな、と。

・・・

いつどんな職種であっても、コロナに関わらずに生きて行くのは非常に難しい。それこそ離島で世俗と関係を断ってるような人でもない限り、どこをどう通ってウイルスが運ばれてくるかわからない。

未だに特効薬がない状況は怖い。でも、その一方で、

 特効薬がないから必ず死ぬというわけではない。

年齢や本人の健康状態にも寄るのだろうけど、「罹ったけど直った」人も相当数居る。つまり、もし罹ってしまっても、

 肉体的な意味での「死の恐怖」はそこまで大きく無いのかも知れない。

怖いのはむしろ、それによって、例えば働いている職場が閉鎖に追い込まれるとか、近所や知り合い、家族との距離がおかしくなるとか、

 精神面での恐怖の方が大きい気がする。

例えば僕がもし罹ったとしても、店を他の従業員でがんばって回す事が出来るなら、回復までおとなしく安静にしていればそれでいい気がする。

 でも実際は、そんな簡単に回せたりはしない。

誰かが感染すれば、その接触者もみなそのリスクはあるし、職場もお客さんも取引先も、同じように「恐怖に晒される」ことになる。つまり、

 安静にしては居られない。

ぶっちゃけインフルエンザの方が死者数が多く、実際罹った時の「つらさ」は、ともすればコロナのそれよりもキツいかも知れない。僕はまだコロナの経験がなく、ありがたいことにご飯も美味しく戴けているけど、今年の1月にインフルった時は、マジで死ぬかと思った。

 何て言うか、コロナの怖さって、

・メディアが感染者数を大きくアピールしすぎてることなんじゃないの?

確かに特効薬はない。でも直らないわけじゃないし、高齢者のリスクだけ言えばインフルの方が大きい気がする。とにかく「罹ったら何もかもおしまいな空気」がヤバイのであって、、、って、

 だったら世界中でここまで死者は出ないのか、、、。失敬。

・・・

自分の立場でわかるのは、以前「5%還元事業」が実施される時、政府の対応がムチャクチャ杜撰だったってこと。今回も「22日から始まりますよ!」って一旦口にしちゃったからその方向で「動かざるを得ない」って感じで、

 たかが4連休の為に、そんな切羽詰まった計画を実行に移さなくてもいいのに

とは凄く思った。だって、業者に対する説明会が21日とかなんだよ?23、24日休みのところだった少なく無いだろうし、
※旅行会社は違うのかな。まぁ通常休みであってもここは営業するだろうけど

 ホントに1万円なり2万円なり還付されるのか?(旅行会社とかに)

お客様には「安くなる」と言わざるを得ないと思う。だって「ずっと少なかったお客様をここで捕まえなくてどうする!」って空気になってると思うから。でも、そこに一切の保証がない。

 スゲェ怖いわ。

キャンセル料だなんだの話もあるし、旅行にさしたる興味がない僕からしたら、

 よくこんな状況で出掛けようと思うなぁ
 ※コロナという意味ではなく、キャンペーン適用が不明確な状況で、と言う意味

って感じ。まぁ「だからこその4連休間に合わせ」なのだろうけど。

一言で「もし政府が保証してくれなくても旅行会社が何とかするだろ、だってそう言う話で申込みを受けたんだから」というのは簡単。でも、

 一旦全額支払った後で「返ってくる分」が返ってくる場合は、会社が潰れたら返ってこなくなるんじゃないの?

まぁそう簡単に大きな旅行会社が潰れることは無いのかも知れないけど。

でもまぁ行きつけの旅館とかがあって、ずっと行けなくて申し訳ない気持ちになってた常連さんとか、やっぱ行きたかったりするんだろうな~。思い出のホテルとか、そこが無くなっちゃうかも知れないって思ったら、潰れる前にもう一度だけでも、ってことはあると思うから、、、。

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結局誰も悪くない。と言うか、例えば感染者がそれを偽って大多数の居るイベントに参加するみたいな「テロ」でもしない限り、本当の犯罪者はきっとほとんど居ない。だからこそ政治家たちも「マジメに考えざるを得ない」。普段全く興味が沸かなかった政治家たちの言葉に興味をそそられるのは、「珍しくマジメな彼らが面白い」からなんだろうな。
※不謹慎と感じさせたならお詫びします

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