若い頃の自分に言いたいこと
月ノ丞さんのコメントで、「25歳の自分にギターばっかやってないで周りを見ろ」と言いたいと。
なかなか面白い話。
若い頃の自分に今の自分が何か伝えたいことってあるだろうか。
何となく順を追って考えてみる。
●小学校低学年
言いたいことはひとつだけ。
自宅の裏にある駐車場の奥の竹藪にある、錆びたドラム缶をつつくな。
これだけ。人にはいろんな黒歴史があるものだけど、僕はここで派手にあるものに追いかけられ、大声で泣きわめきながら最寄りの病院に駆け込むことになる。その大げささは、当時のみならず、結構後年まで友人につつかれることになるのだ。
「蜂の巣をつついたような大騒ぎ」
をリアルで体験した話。ちなみに、僕はこの事件をきっかけに、蜂が著しく苦手になる。今思えばアシナガバチだったと思う。背中を思い切り刺され、まさに泣くほど痛かった記憶が甦る。
てか今でも蜂は苦手だ。
他に言いたいことは何も無い。別にスカートめくりをしてもいいし、別にスーパーカー消しゴムで遊んでもいい。ガンダムは本放送から見なくてもいいし、コスモスのガチャガチャにハマっても何ら構わない。人生を謳歌してくれ。
●小学校高学年
ここでもさして言いたいことはない。先生に恵まれ、勉強熱心だったし、いろんなことを考え、日々後悔のない人生を送ったと思う。まだファミコンは無かったと思うけど、テレビで遊ぶカセットタイプのゲームを買って貰って相当嬉しかった記憶がある。
※もちろん有名なものではない
毎日楽しく過ごしてたな~。
●中学時代
てか、冷静に考えると、僕は別段それほど多くの後悔や失敗をした記憶がない。もちろん3つ挙げろと言われれば3つ挙げられるし、その話は以前もしたから、その点において過去の自分に助言したいと言えばしたいけども、
たとえばもっと勉強しろ、とか、
たとえばもっと女の子にモテる努力をしろ、とか
たとえばもっと部活を真剣にやれ、とか
たとえばもっと牛乳を飲め、とか、、、これはちょっと言いたいかも。
他は別段「そのくらいでいいよ」って感じだ。
お正月やクリスマスを一緒に遊んで貰える友達も居たし、学校生活も普通に超楽しかったし、勉強も志望校に入れる程度には出来たし、彼女は居なかったけど、ほぼほぼ9割以上の男子は居なかったから普通だったし、ゲームもアニメもマンガもムチャクチャ楽しんだ。
てか、つくづく1970年生まれにとっての小学校高学年~中学時代はサイコーだったと思う。
ファミコンが発売され、ガンプラブームが超盛り上がり、ドラゴンボールや北斗の拳が大人気。
特に後悔するような地雷は踏ま、、、
バンゲリングベイは踏んじゃったわそう言えば。
でもまぁそれくらい。友達が買った微妙なタイトルに「あーあ」と思ってた。あんま言わなかったけど。
「セイシュンを思い切り楽しんで下さい」。言われなくてもそうしたけど。
●高校時代
最初にもう少し勉強しておけば、もちっと違う人生になったかも知れないと思いつつ、、、
※入学直後の実力テストで学年ブービー
それでもとても楽しく過ごせたので、別段さほど後悔はなかったり。
まぁ大学行けなかったことで親にはガッカリさせちゃったかとも思いつつ、普通に現状家業を継いで、それなりに仕事を回してることを思えば、親父も草葉の陰から「オマエの人生だしな」と思ってるんじゃないかな、とも。
親父は僕が浪人中に脳卒中で倒れているのだけど、高校時代特に目立ったコミュニケーションを取らず、つっても本人もマイペースで麻雀や競艇をやってたし、今の僕のように「自分の人生をエンジョイして」生きてたように思うから、
※直接聞いたわけじゃないけど
さほど後悔もしてないのかな、とも思う。
結局のところ、「若い時の自分に何かを伝える」ってのは、「進路を変更した方が良いよ」とアドバイスしたいことがあるってことだと思うのだけど、ぶっちゃけ高校の時に何か別の選択をしていたら、たぶん僕は結婚も出来なかったし、子供も居なかったし、ずっと童貞のままだったかも知れないとも思うわけで、
全てのチョイスは、今どれだけ後悔しているか
ってことだと思う。そう言う意味では、高校時代に僕が伝えたいことは「無い」と言っていい。あの時同窓会委員長を引き受けてなければ、去年楽しく運営出来なかっただろうし、、、あ!ひとつだけあった!
「ザ・テレビゲーム」という本を大事にしとけ!
これは伝えたい。僕が無くしてしまってとても残念に思ってるゲームの本なのだけど、ことあるごとにネットで探して見るも、一度も見つかったことがない。さして個性の薄いタイトル故に、より見つけづらいと言うこともあるとは思うけど、この本の何が悔しかったかって、
全部読んでないのに無くしちゃったこと。
カラーページが多く、リングで閉じられていて、3段それぞれ別にめくれるような特殊装丁の豪華本で、価格はたぶん2500円とかだったと思う。
これがどうしても見つからない。
たぶん買ったのは高校時代だと思う。つか5000円くらいまでなら出してもいいから、結構本気で欲しいんだよな~。
ついでに、「アバター証明書」も、無くしちゃってちょっと後悔してる。ロードブリティッシュのサインが入ってて、日本で8番目に「ウルティマIVクエストオブアバター」をクリアした証明書。そのサインが直筆だったかどうかを、今確認したい。でも無くしちゃったからわからない。まぁ思い出そのものは色あせないけど。
●ひとり暮らし時代
浪人時代は別に何にも思う事はない。勉強しても大学入れるレベルじゃなかったと思うし、ほとんど1年遊ばせて貰ったと言う意味では、予備校の学費だけ親に負担掛けて申し訳なかったなってくらい。これだったらその分別の何かを買ったり、「子供に使わずにいた方が」良かったかも知れない。
で、僕は19歳くらいから5年ほど、静岡県小笠郡大東町というところに、衣料品小売店の修行に行くことになるのだけど、
別段ここでも後悔らしい後悔はない。
1年自炊したこと、地元の友達と対戦格ゲーを散々やったこと、しょっちゅう本屋や中古ゲーム屋を回って、相当いろいろ買い漁ったこと、PC9821APという当時最高峰のパソコンを買って貰って、ニフティやまだ黎明期だったポリゴンRPGをやったり、エクセルやドローのイロハを覚えたこと、
まぁモテはしなかったけど。
てか海沿いの町なのに一度もプールや海に行かなかったし。彼女居なきゃそんなもんだ。
でも楽しかったし、最終的にかみさんと結婚するきっかけになった場所でもあるので、後悔は全く無い。
ネオジオを買ったことも後悔してないし、メガCDを買ったことも後悔してない。
※ジェネシス32Xを買ったことはほんのちょっとだけ後悔してる
この当時は、とにかく欲しいゲームやマンガをほぼ全て買っていたので、
※FC「ギミック」「聖鈴伝説リックル」、SS「心霊呪殺師太郎丸」、MD「魂斗羅ザ・ハードコア」「ガントレット」等々プレミアタイトルも少なく無い
特に買いそびれて悔しい思いをしたものも、、、PCエンジンの「聖夜伝説」くらいかな。
あ!でも、「ときめきメモリアル」が大爆発した時のニフティを覗かなかった、一切遊ばなかったことはちょっとだけ後悔してるかも。でももうかみさんと一緒に暮らしてたし、
もし僕がときメモに傾注してたら結婚出来なかったかもなので、やっぱこれも特に「変更の必要なし」だわ。
●愛知に戻ってから
まぁ一点だけあるとすれば、
かみさんにFF11をやらせるな
かな。これでたぶん後の人生が大きく変わったと思う。でもたぶん人生は因果応報。何かが良くなったように見えても、もう片方で大きく悪くなってることもある。
生きて行くということは、常に選択を繰り返していくと言う事。その選択が常にベストであると信じてチョイスし続けて行くだけの話。同じ状況で同じ選択肢が出たとしても、きっと僕は同じ選択をする。未来の僕のアドバイスに耳を傾けるかどうかもわからないし、
ぶっちゃけ、何かを伝えることで、結果今の状況が大きく暗転する可能性も少なく無い。
例えば別の職について、その職業で今以上の給料や生活が出来たとしても、このコロナで一気に奈落の底に落ちてしまったかも知れない。
それよりは、、、
中学時代、高校時代の自分に、「未来のゲームはこんな風になるんだぜ?」って話をしこたまして、文字に起こさせておく。
このくらいが娯楽としてちょうどいい着地点って気がしたな。そらもうワクワクしまくるだろうしさ。笑
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コメント
こんばんは!!クリス
竹藪!!
40年以上ぶりに当時の映像を音付きで思い出した。
僕はラッキーに土下座?したことかな。
投稿: nori | 2020年8月30日 (日) 01時01分