似た感じの話
何となく続けて書き記した短めの話が、どことなしか共通点があるみたいな気がしたので、二つまとめてアップする。他意はない。
●ハイスコア
ネットフリックスのドキュメンタリー。任天堂の回、パソコンゲームの回を続けて見て、なかなか面白かった。特にリチャード・ギャリオットが出てきたのはテンションが上がった。
※リチャード・ギャリオットはウルティマの父。ゲーム中でも「ロード・ブリティッシュ」として絶対倒せない無敵の王様として登場。当時は前髪があったけど、気持ちよくハゲに。でも変わらずイケメンで、見た瞬間に「おお!久々見たわ!」って感じで嬉しくなった。
ただ、日本ではドラクエでも海外ではFFだったのがちょっと気になった。
日本にRPGを広めたのは間違いなくドラクエなのだけど、海外では「世界観」や「モンスターのリアルなイラスト」でイメージを膨らませるFFのバリューが、大きく勝った模様。
ミステリーハウスも凄く懐かしかったな。
テキストアドベンチャーの生まれるまでのエピソードは知らなかったので、かなり新鮮で知識欲を刺激された。
※アプリでテキストアドベンチャーとか作れるのありそう。ただ、スマホで文字入力したくない本音。でも遊ぶのはスマホで遊んで欲しい本音。ジレンマ。
第一回はアタリ特集で、結局アタリショックで物語は終わってしまう。でも任天堂や、パソコンアドベンチャー、ウルティマの話は、結末がバッドエンドじゃないので見ていて安心出来るし、興味も増す。
単純に若い頃のミヤホンさんを久しぶりに見られて嬉しかったりもしたし。
※出来たら山内社長も見せてほしかった!荒川社長の若い頃が見れたのはちょっと嬉しかった。
※荒川社長は、たぶん初代NOAの社長。親族を重視してる山内社長のイメージだったけど、何のことはない娘婿だったみたい。違ったかな
特に面白かったエピソードとしては、任天堂がドンキーコングを「キングコングのパクリ」だとして訴えられた時、ジョン・カービィという弁護士がいろいろがんばってくれたお陰で、今の任天堂がある。そしてその功績を称える意味でも、
「ピンクの悪魔」に彼の名を付けた
って話。へ~って感じ。ちょっと丸顔で似てるかも。
任天堂がアメリカで行ったゲーム大会関連のエピソードも多く、当時の熱量の高さをつぶさに感じる事が出来た。言っても当時はまだ海の向こうのことなんてほとんどわからなかったから、今更だけど新鮮だったな。
次回はソニックの話。言うほど面白いゲームじゃない、と言うのが僕の正直なところなのだけど、
※クリアしたのも1作目とソニックアドベンチャーの1作目くらい
アメリカでは彼のお陰でファミコンに肉薄、下手したら追い抜いた?みたいなおぼろげな記憶がある。
昔のゲームの話は、当時だからわかったこともあるし、今だからこその話もある。特に若い子は昔の話に興味なんて無いだろうけど、50歳の僕などは、
ずっと見ていたことなので、
結構普通に楽しめてしまうのだ。そう言う意味でも、ゲーム好きとしてこの歳に生まれる事が出来たことを、結構な濃度で感謝してしまうんだよね。
●途中で見るのを止めてるシリーズ
ARROW、BNA、波よ聞いてくれ、パンドーラ、彼女借りるヤツ、ソードアートオンライン、デカダンス、アニメ恋雨、ていぼう部、海街ダイアリー、うさぎドロップ、浜辺みなみのヤツ面白そう、、、
最近とにかく飯を食うとすぐ眠くなって寝てしまう。動画も見ず、適当にソシャゲのスタミナを消化しておしまい。ごまおつもほぼやってない。
※探索だけがんばって更新してる。聖霊石も相当溜まってるけど、別段回したくなるガシャがない
僕は基本眠るより起きてる方が好きな人だけど、「全てを楽しむ」こともまた同じくらい大事だと思っている。なので、
眠るなら眠るで、いい夢が見たいと思うし、いい夢を見たら書きとめておきたいとも思う、、、のだけど、
割と忘れてしまう。
まぁしょうがないとも思うけど、やっぱちょっともったいないかも。
ただ、
記憶に留めておけることが、必ずしも素晴らしいとも限らないな、とも思う。わかりやすいところで言えば、30年ぶり、40年ぶりに見た映画は、結末も含め全てを忘れてしまっている。でも当時「凄く面白かった」という記憶だけは残っていて、
今見ても存外楽しめたりするものなのだ。
※「天国から来たチャンピオン」「アリゲーター」など
一方で、そんな面白かった記憶すらも忘れてしまう怖さも感じている。映画に限らずゲームでも、中学高校時代、あれほど傾注していたはずの大量のゲーム、、、そのほとんどが、何て言うか、、、
タイトルごとごそっと忘れ去っている感じ?
数百本、下手したら数千本遊んでるゲームのことを、ほんの一握りを除いて忘れてしまう感じ。あれほど楽しかったはずなのに、その記憶がどんどん抜け落ちていく感じ。慌ててメモしないと忘れてしまいそう、僕以外誰も覚えてないかも知れないPC88「未来」の最終形態の強さとか、「アッシュ」の面白さ、「リバイバー」なんて当時「こんなに面白いゲームがあったか!」って思ったのに、もう今調べないとタイトルが思い出せなくなっている。切ない。てか社名「アルシスソフト」だけでも覚えていられて良かった。
「ハイスコア」の動画の中に、「ゲームはクリアしないと次を買って貰えない」というアメリカの子供たちの事情を鑑み、「クリアの仕方を教える仕事」が花形だった時代があったのだそう。
一体何本のゲームが「未クリア」のまま放置してあることか。
もちろんつまらないゲーム、つまらないシリーズアニメとかなら、結末まで見る必要は全く無い。むしろ時間の無駄だし、人生の無駄使いだ。
でも、がんばって最後まで見たことで、忘れられない記憶に繋がる作品もある。「ショーシャンクの空に」なんて、序盤から中盤とんでもないマイナスの溜めだらけなのに、クライマックスのカタルシスは比肩する作品がほとんど無いレベルだ。
何か凄くもったいないことをしてる気になる。
「ダーリンインザフランキス」も最後まで見ることが出来てホントによかった。毛嫌いせずに「トップをねらえ!2」も最後まで見て良かった。感涙むせび泣きだったわ。
ゲームの場合は、映像作品と比べてさらにハードルが上がる。モノクロのチャップリンやヘップバーン、黒沢映画でも、存外今でも楽しめる作品は少なく無い。美人は今でも美人のままだし、気の利いたジョークは今でも十分笑いが取れる。
でも、例えばポリゴンのゲームは、そのグラフィックの粗雑さに、何とも言えない「見苦しさ」を感じてしまうし、ロードの長いCDのゲームも、テンポの悪さに心が折れてしまう。当時はガマン出来ても今はガマン出来なくなってる。
それでも、そんなストレスフルなゲーム以外にも絶対に「クリアしてないけどクリアすれば心に残るような傑作になる」ゲームがたくさんあるはずなのだ。ニンテンドーパワーで書き換えた「はじまりの森」や「マーヴェラス」。任天堂のアクションアドベンチャーで、最後まで遊べば絶対満足が待ってるはずなのだ。
てか、そもそも「MOTHER3」も僕はクリアしてない!
何をやってるんだ。「ドラクエXI」もクリアしてない。どうしたことか、、、。「FFX-2」も序盤しか、、、まぁこれはいいか。FFXIIIも途中で満足したので問題ない。
・・・
死ぬまでの時間はどんどん短くなってきている。もう二度とフタを開くことがないプラモ、表紙をめくることがないマンガ、差すことがないCD、触ることがないコントローラー、、、。
確かに「忘れてしまうなら」、一度やったゲームや映画をまた見たっていい。面白かった記憶だけが残っているなら、「ハズレを掴まされることはない」わけだし。でも、新たな記憶の1ページに記載されることもない。思い出のリプレイは、結局は人生の消費を加速することになると思う。
往路より復路の方が短く感じられるみたいに。
もっと慌てなければ。もっと知らないことに手を伸ばさなければ。無駄使いはしたくないけど、無駄じゃない使い方はきっとある。間違いなくある。それは、ゲームに限らない。アニメでも映画でも構わない。
毎日毎日「恋雨」のお気に入りシーンばかりリピートしていてはダメなのだよクリス。
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ここのところ、毎日のように本屋とレンタルに行きたくてしょうがない。でも結局行かずに帰宅してしまう。
面倒だから。
コロナがどうとかは建前。でも本当は面倒臭がってはダメなのだ。ダメなことを分かっているのに、でも面倒だから行かずに直帰してしまう。歳のせいにはしたくない。
明日は寄って帰りたい。
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