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2020年9月27日 (日)

YSI・II

PCエンジンミニのイース1・2のこと。こないだ長男が帰ってきた時、「イース9クリアした」と聞いたり、ゲーセン巡りの道中でイースの音楽を聴いたりしてて、なんかやりたくなってスタート。休日一日で一気に最後まで行けるかと思ったけど、、、

 まぁ無理だった。

イースは、オリジナルがPC8801でリリースされたアクションRPG。当時、不条理とも言える高難度のゲームをリリースしていた日本ファルコムが、「誰でもクリア出来る」こと、「易しいこと」を売りにしてリリースした、ある意味ターニングポイントになったタイトル。実際「当時は」かなり簡単だったのだけど、、、。
※特に「I」

こういう古いゲームを、今遊んで見て思うのは、例えば十字キーとABセレクトスタートというシンプルなインターフェイスや、荒いドット絵、音源の少ないBGM、シンプルな導入分などがあるのだけど、誤解を恐れずに言うと、

 初代は今でも結構というか、相当面白いことが多い。

今回のイースでも、「アイテムひとつ取り逃したのを見つけるのに、マップ全てをしらみつぶしにチェック!それも2回!」とか、かなり「キツい」と感じる場面がある一方で、「やろうと思えばチェック出来る範囲」であることや、全体の中で特に印象に残ってることは、存外忘れてないな、ってこと。

 ドラクエの太陽の石の場所や、イースのシルバーソードの場所は忘れてない。

そしてこれも思う。

 音楽がいいなぁ、と。

グラフィックは確かに荒いし、ポリゴンではないドット絵のが「経年劣化を感じにくい」とは思いつつも、やっぱり物足りない感じは否めない。でも音楽や効果音は、例えばそれが3音PSGであっても、短いジングルであっても、奏でられるメロディラインは同じままで、

 存外高い純度で心に届く。

まぁ操作に関しては、当時からスティックや連射を思う存分使って遊んでいたので、「生(き)のパッド」だと、正直かなり物足りないとは思うけど。

・・・

そんなわけで、Iも何カ所か詰まりながら何とかクリア。てか、PCエンジン版は、「IとIIが一緒になっている」ので、レベルキャップがかなり遠い。パソコン版のIは、地上からダームの塔に入る頃には既にレベルマックスだったのが、ダームを踏破してIIに入る段階でもまだマックスにならない。これがどういう事かというと、

 ボスが超弱い。

最終的にレベルマックスになってからのボスが何体居るかわからないけど、「それ以上強化出来ない状態で戦わなきゃならなかった相手」が、レベルを上げて挑めてしまう。

 結果、ほぼ瞬殺出来てしまう。

まぁジジイの僕にはむしろありがたい以外の何者でもないのだけど、ツーヘッドとか「ホントーーーーーーーーーーーーーに苦労した」想い出が強かった。てか、カマキリもコウモリも最初のボスでさえ、

 とにもかくにも死にまくって泣きそうになりながらクリアした記憶しかない。

でも、

 今回はほぼ1キル。

レベルが高いと被ダメが激減して付与ダメが激増するチューンなんだよね。結果、ボスのアルゴリズムを堪能することもなく、理解咀嚼して攻略法を見いだす必要すらなく倒せてしまう。達成感もゼロ。でも快適でサクサク進める。

 まぁそれでいいのかなぁと。

あと感じたのは、

 マップが狭い。

初見時というのは、とかく未知なエリア故に慎重に行動半径を広げていくもの。でももう勝手知ったる自分の庭のごときフィールドだと、

 死すら平然と受け入れられる。

デスペナルティの重さも理解してるから。
※つまりロードするだけなのだけど。でもってセーブはボス戦中以外いつでも出来るし
→エミュレーター的なリアルタイムセーブだけじゃなく、ゲーム内のセーブね

IIの氷壁とか、もっとずっと苦労して、もっとずうううううっと広かった気がするのに、あと溶岩のエリアとかも、

 体感3倍~5倍くらいあったような気がしたのに、

全然余裕。なぜなら、直前にしこたま経験値稼ぎをして、前半被ダメゼロで進めたから※氷壁エリア。

ファイアボールで倒す時も、初見時は「吹っ飛んでくる敵に当たってダメージをしこたま受ける」ことが多かったけど、「X軸Y軸をズラせば余裕」と言うことを、今の僕は知ってしまっている。ここが稼ぎやすいとかも、ちょっとやって把握出来てしまう。

 何度も言うけど、「このバランスでちょうどいい」のだ。そうでなくても謎解きでガッツリ引っかかったりしてるので。
※あえてネットで調べないけど。

敵の強さでは苦労せず、謎解きで苦労して進める感じ。正直やり始める前は長男に勧めようと思ってたけど、

 正直今の子はこのバランスに違和感しかないだろうな~とも。

僕も今「杵柄無し」でゼロからやってたら、絶対辛かったと思うし。
※開幕サファイアの指輪と金の台座を売って、ちょっといい装備を調えるとか

 それでもIをクリアして、サルモンの神殿に到達するくらいまでは一気に遊んでしまったわけで、

 断じてつまらなくはない。

今の自分が9時間とかぶっ通しで遊べるゲームがどれほどあるか。

 今でもクリス評価★★★☆くらい付けられる傑作ではある。

・・・ではなぜ「ではある」などと、やや怪しい表現を使ったのかと言うと、、、

 初代の魅力だけで言えば、ぶっちゃけ「ドラクエ」「ゼルダ」「ウィザードリィ」「ポケモン」の方が、ずっと面白いから。
※ちなみに「FF」は入らない。なぜなら初代FFは明確につまらないから

ドラクエの「レベルアップが凄く恋しい」バランスと、レベルアップが凄くありがたいバランス。狭いマップなのに、ちょっと遠くに行くだけでスンゲェ敵が怖くなるバランスは、「妙技」としか言いようがない素晴らしいチューニング。

ゼルダも、初代は今でも普通に面白い。ストレスのない操作感と、ほとんど覚えてる謎解き。地味なお金稼ぎで服を買ったり、リーパーを1体だけ残してエリアチェンジしたり。小技も楽しいし、何よりグラフィックとBGMが素晴らしすぎる。

ウィザードリィの経験値稼ぎ、トレハンの楽しさは、永遠のものだと思うし、あれほど「杵柄」が活かせるゲームも無い。1階、4階、9階、10階。全10階なのに、行くのはここだけ。覚える必要があるマップもごく一部。それでいい。それで最後まで楽しい。

ポケモンだってそう。余分な装飾が無く、ただただゲットして育てる楽しさだけがある。初代ポケモンこそポケモンの楽しさの基本であり、「僕が好きなポケモン」だ。今でもラプラスやメタモン、コダックのプリントされたバスタオルを自店で売ってる。最新の商品に、初代のポケモンがプリントされているのだ。「何が素晴らしかったのか」って話。

 それと比べると、イースは正直一枚落ちる。

楽しく稼いでサクサク進めていける。世界もキレイでほどよく狭い。サルモン神殿はガチなので、正直クリア出来るまで続けられるかはわからないけど、

 イースにはイースを期待するのがちょうどいい

そんなことを思った次第だよ。イースはドラクエでもゼルダでもないもんね。

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コメント

ウィザードリィ狂王の試練場地下3階いいですよ。
改めて遊ぶことあれば行ってみて下さい。

投稿: ちびみかん | 2020年9月30日 (水) 21時23分

ちすちびみかんさん、クリスですどもども。

 地下3Fは、この30年、踏み込んだ記憶がないですね!笑

最初にクリアしたのがPC8801版なのですが、その当時ですら、ほとんど記憶にない、、、。ファミコン版だと、

・1Fでそこそこ稼ぐ

・2Fでもうちょっとだけ稼ぐ

・4Fの入り口で選別して倒せるヤツを倒す

・4Fでそこそこの剣を手に入れる

・1Fでマーフィ

・9F→10Fで、倒しやすいヤツが出るまで選別しつつトレハン&レベルアップ

だいたいこんな流れだったと思います。ファミコンは部屋の出入りによる選別がしやすかったので、低レベルでも4Fや10Fで「何とかなった」んですよね。てか「マーフィをいかにはやく倒せるようになるか」ってゲームという気もしますが!笑
※マーフィはホントスゲェ倒しました。GB版の外伝2とか、もう「眠りながら手は動いてる」レベル。一連のルーチンが体に刻み込まれるくらい部屋の出入りをしてましたね

投稿: クリス | 2020年10月 1日 (木) 23時10分

こんにちは。
クリスさんのは定番の安全なクリアー方法ですね。

ウィズは自分も結構遊んだ気がしますけどマーフィで稼ぐ最速育成は飽きました。
(ファミコン、Windows、ワンダースワン版は何回もクリアーしました)

なのでいい方法ないかなと調べたらファミコン版は地下3階が良さげということでそこで育成に落ち着きました。
前衛戦士3、後衛魔法使い3という火力重視で逃走不可のあるポイントだけで戦います。
なぜかそのポイントだけ地下5階相当の敵が出るため配備センター突破前なのにいい装備貰えます。
盗賊なしなのでリスキーですがどうせ10階で漁るまで必要ないと思い割り切って戦うというやり方です。
過去ブログにも書いたのですが真っ二つの剣をホビット戦士に装備させてもワードナは十分倒せるので
LV上げと装備が重要かな、と。

投稿: ちびみかん | 2020年10月 2日 (金) 01時42分

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