GIジョー
数日前からネットフリックスにリストインしていて、「昔のヤツかなぁ」と思っていたのだけど、「昔のヤツでもいいや」と思って見始めたら、
全然見覚えがない。
2009年って結構古いのに見覚えがないと言うことに違和感を覚えつつ、
どうやら「2」だけ見てたらしかった。
てかこれを書き始めて調べて発覚した事実。結構ビックリ。
通りで「話が前編続き物みたいな終わり」だったわけだよ。
主演はチャニング・テイタム。監督はスティーブン・ソマーズ。テイタムはホワイトハウスダウンとか、他にもいくつも見た作品があるし、ソマーズ監督もハムナプトラをはじめ、僕好みの作品をいくつも撮ってる監督。
そんな作品を今まで見逃していたことに軽くビックリ。
てか、漠然とGIジョーと特攻野郎Aチームが頭の中でごっちゃになっていて、
てっきりリーアム・ニーソンが出てると思い込んでたらしかった。
※GIジョー一作目
ともかく、そんな曖昧な知識から見始めたのだけど、映画自体はきっちり「一作目」の作りで、登場キャラの掘り下げも丁寧だし、出自もわかりやすく、さらに言えば、
非常に豪勢な映像。
VFXてんこ盛りで、水中シーンのクオリティが無駄にスターウォーズレベルだったり、かと思えば「特殊戦闘機」の光源エフェクトが一時代前の「甘いポリゴン」だったり。
※11年前だからムリもないとも言えるけど
キャストは、長官がデニス・クエイドで、チョイ役でブレンダン・フレイザー。悪役の方にイ・ビョンホン、ハムナプトラのヒールでもあったアーノルド・ヴォスルーもキーパーソンで出てたり、スゲェ重要な役所でジョセフ・ゴードン・レヴィット(ロビン)が居たり。てかロビン好きなんだけど、今回はかなりクセのある役だったな~。
見知ったキャストがいっぱい居ると、それだけでちょっと安心出来る。
あらすじは、兵器開発会社が世界征服を企み、ナノロボットを使った爆弾で「街全てを消滅させる」みたいな話。それを結構アウトロー(法律無視しちゃうよ?みたいな)なデニス・クエイド率いるGIジョーという特別チームが阻止します、みたいなそんな話。
え?GIジョーって「ジョーって名前の人じゃないの?」
調べたら、米軍兵士を指す一般的な呼称なのだそうな。へーって感じ。てか僕の中のGIジョーの知識と言えば、
おもちゃがとてもレアで、ちょいちょいこち亀に取り上げられてた
その程度。タカラのミクロマンの前身である「変身サイボーグ」の方が、僕的には強く訴求されたな。
・・・
先にも書いた通り、映像的な演出が過多なくらい派手で、テンポもとてもよく、
スゲェ眠くて今にも寝そうな状況から見始めたのに、気付いたら最後まで楽しく見てしまってた。
ナノロボットを使った演出は、キアヌ・リーブス主演の2008年「地球が静止する日」に酷似したもので、でもタイミング的に「パクるには時間がなさ過ぎる」タイミング。たまたま(ホントに)そう言う技術が話題になって、それを使って映画を作ろうとした企画が被ったのかなぁと。
※「地球が、、」は2008年12月。ジョーは2009年8月。ただ、地球が、、は制作費8千万ドルに対し、ジョーは1億7500万ドルと倍以上掛けている。絵的な贅沢さではジョーの方が遙かに上という感じ。興収もジョーの方が良かったみたいだけど、益率は地球が、、のが優秀
ともかく、「何でも瞬間的に食い尽くす」ナノロボットの「怖さや凄さ」は、地球が、の方が遙かにインパクトがあり、逆にジョーは「それも見せ場のひとつ」として、捉えてる感じ。メンバー間のラブな要素や、次回作に繋がる伏線もいっぱいあって、その上で「ピープル誌が選ぶセクシーな男№1」のテイタムの裸もキッチリ見せてくれる。
子供からお姉さんまで、「儲けるための仕込み」を徹底的にちりばめた商業作品
って感じで、
大いに結構!って思った。
僕はそう言う「お金のためにいろんな美学とかを犠牲にする」のが大好きなのだ。言っても「君の名は」だって、「エイブラムスのスターウォーズ」だって、そう言う割り切りがあったからこそ、「エピソード3」より全然エンタメとして楽しめるものになっていたと思うし、数字にも繋がった。
てか、今すぐにでも続編を見直したいと思ったほど。
※ただし監督は別の人になってしまっている。あと主演がドウェイン・ジョンソンになってるし、ジョセフ・ゴードン・レヴィットもデニス・クエイドも出てない
・・・
派手で子供向けなアクション映画が見たい人には、十分過ぎるくらいオススメ出来る。ヒリヒリするような緊張感はほぼ無いけど、僕的には全然嫌いな作品じゃなかったよ。クリス評価★★★。
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