ソードオブデスティニー
ネットフリックス専売の映画。グリーンデスティニーという映画の続編らしく、主演も同じミシェル・ヨー。見覚えがあるオバはんだったけど、明確な記憶はない。グリーンディスティニーの記憶もない。
何となく映画が見たくなり、リストを物色。ハリウッド系で、派手なアクションが見たい。でもクリス・ヘムズワースって気分じゃなかったし、
ついこないだ殺陣について書いたばかりだったので、それっぽいシーンが見られそうなコレをチョイスした。
果たして結果は正解であった、、、のだけど、、、。
グリーンディスティニー(劇中では碧名剣:へきめいけん)と言う剣を巡り、二つの部族?が争う話。
剣劇映画としては話がしっかりしていて、割とキレイにまとまった気持ち良く終わってくれたのは好印象高評価。きっかけの一つは結構好きなドニー・イェンが出てたからでもあるけど、
それを抜きにしても結構見所があった。
まずメインとなる殺陣だけど、
ワイヤーアクションが多く、正直興醒め感が強かった。
何というか、「フワッとしたジャンプ」には違和感しかなく、剣を持って空を飛んでくるシーンなどは、
「アンタは何者?」
と真顔で疑問を投げかけてしまうレベル。別段彼らは「剣の達人であって超能力者ではない」のに。
また、かなりの習熟を感じさせる剣劇シーンではあるのだけど、カーチェイスがそうであるように、
今、見ていて印象に残す、グッと来るシーンにするには、「意外性」「先進性」「革新性」が不可欠
と思った。
意外性とは、つまりは「そう来るか!」とヒザを叩くような見せ方で、先進性とは、例えばマトリックスのようにこれまで見たことがないエフェクトや演出。革新性は、技術の進歩に依存しない発想の新しさ、こないだ書いたワイルドスピードのドウェイン×ステイサムのバックブリーカーシーンでのカメラ回転などがこれに当たる。
つまり、どこかに「見慣れない何か」がないと、ただ技術的に素晴らしいだけの殺陣には、なかなか魅力を感じにくくなってしまってると思った。
ホント、基本は良くできてるとは思うのだけど。
なんかこの書き方だと、殺陣は全くダメみたいな感じに聞こえちゃうかも知れないけど、決してそうではないのだ。そうではないけど、
何かもう一つ「面白さ」が欲しかったかなぁ、と。
てか今思い出したけど、前作のグリーンデスティニーも見てるわたぶん。深く記憶に残ってるわけじゃないけど。
今作にもワンシーン「おおこれは悪くないね!」と言う新しいシチュエーションもあったけどね。
※ネタバレなので書かないけど
テンポも悪くなく、新鮮みは薄いながらも習熟を感じさせる殺陣があり、話も結構しっかりしてる。その上で、、、
ヒロインがなかなかに魅力的。
今作には4人の女性が登場する。ひとりは主人公の剣士ミシェル・ヨー。ぶっちゃけおばさんであり、
ぶっちゃけ浅野温子。
もちろん彼女が魅力的だと言ってるわけじゃない。
彼女に弟子入りする「ほぼ主役?」なのが、
ナターシャ・リュー・ボルデッツォ
顔立ちは、冨永愛と大沢たかおを足して割ったような感じで、一重のまぶたが特徴的なアジア系の女性。
一言で「美人」と書かなかったのは、検索して出てくるスクショがどれも魅力的とは言い難かったため。
・・・でも劇中ではなかなかにステキ。
展開的にキスシーンとか濡れ場もなかったけど、ミシェルがオバはんで撮れ高が低い部分をキッチリフォローしてくれる、「上手いカメラマンさんが居た」感じ。
凄く期待すると裏切られるけど、あまり期待せずに見るなら、応えてくれる、、、と言うか、見てると目が離せなくなるタイプの女優。
つまり、
オーラがある。
以前宮沢りえをして「ついつい目が行ってしまう」と書いたことがあったけど、彼女もまた映ってると知らず知らずのうちに目が追ってしまっていた。
そう言う人を見るのは嫌いじゃない。
あとは味方と敵陣にそれぞれ一人ずつ「紅一点的な役」が居て、二人とも割と「ありがちなかわいさ」。つまり、
主役のオーラがないイイ感じの引き立て役。
「かわいい」と言う尺度だけなら先ほどのナターシャちゃんよりかわいいのだけど、、、
映画ではかわいさよりオーラが重要だったりするしね。
※もっともヴィッキー・チャオみたいにかわいくてさらにオーラがあるのが最強なのだけど
・・・
ほとんど女優の話に終始してしまった感がなきにしもあらずだけど、、
・剣劇
・中国映画
・美人かどうか確認したい
・ドニー・イェンが嫌いじゃない
・グリーンデスティニー?覚えてる覚えてる
と言う人は、見てもいいと思う。クリス評価は★★☆ってところかな。思ってたよりずっと良かった。てか、
ラストシーンが凄く良かった(^^v。
| 固定リンク
コメント