思い出の裏技
何を唐突に、と思いつつ、書きたいと思ってしまったのだから仕方ない。てか、大した根拠も担保もなく、ただただ、
●FCロードランナー
ジャンプ落下中にポーズを押すと、効果音がずーーーっと低くなり続ける。
裏技でも何でもないと言えばそれまでなのだけど、僕はこれが大好きで、
何回聞いたか思い出せないほど聞いた。
何つか、「夢がある」と思う。ファミコンという機械が出せる「限界の低音」を、徐々にそして確実に聞くことが出来る唯一無二のチャンス。それが、
ロードランナー落下音
ボンバーマンのエンディングでロードランナーに変わるとかあったような気がするけど、そんなのは別段どうでもよろしい。非常にお手軽で、ついついやっちゃう。そんな「癒し系」裏技だった。
●FCギャラクシアン
ギャラガのオープニング「ちゃーららーら.らららーら.らららーら.ららら.ららら」を覚えてる人は少なく無いと思う。さらにギャラガ88ではメロディアスなギャラクティックダンシングもあった。
しかし、ギャラクシアンには特にコレと言った特徴のあるメロディはない。BGMもない。別にボスが出ようがタイトルが出ようが、音楽は流れない。
でも隠しコマンドを入力することで、数曲ファミコン音源で曲を聞くことが出来る。
当時はまだ著作権とか曖昧だった頃だからってのもあると思うけど、
・シバの女王
・風の人(ナウシカのテーマ)
他数曲を聞くことが出来た。これが何ともイイ感じで、ギャラクシアン自体はナムコのファミコン参入第一弾だったのだけど、この裏技が発覚したのは結構あとだったと思う。つか普通のプレイでは絶対見つからないレベルのコマンドだった気がするから、もしかしたら誰か身内が話題作りの為にリークしたのかもとも、今なら思うけど、、、
こういう気の利いた裏技ってあんま無いよな~
●FCファイナルファンタジー
FFの裏技って何よ?と思う人も居るでしょう。そもそもFFに裏技なんてあるのか、と。
15パズルが出来る裏技、あったな~って。
別に出来たから何か貰えるとかそう言うんじゃない。ただ唐突に遊べるだけ。
むしろ潔い。そして面白くもない。
ご存じファイナルファンタジーは、「これが売れなきゃ俺達もファイナル」という意味で名付けられたスクウェアの進退が掛かったタイトルだった。
なのにそんな余裕あったのかナーシャ・ジベリ!
調べたらクリアで100ギル貰えたらしい。そこは記憶にないな~。
●ゼビウスとドラクエIII
これはどちらも「ゲームをつまらなくした」裏技の思い出。そう、
ゼビウスの無敵と、ドラクエのカジノコインバグ。
大人になる過程で、これを経験するかしないかはかなり大きな事だったんじゃないかとすら思う。結局「思い通りになればそれが最良とは限らない」と言うこと、「楽しいと楽(らく)なのは違う」と言うことを、シミジミと痛感した。
無敵になったら、もう先のエリアが見たいとも思わなくなったし、僅かなスコアアップに一喜一憂していた思い出も、瞬間的に色あせてしまった。
コインをがんばって貯めていたのに、こんな単純なやり方で大量に手に入るなんて、、、
ちなみにドラクエの方は、既に僕が「かしこくなっていた」ので、
全ての報酬を自力で手に入れたあとでやりました。
楽しさのスポイルを自分から進んでするほどの愚行はねぇよ。
●FCゼルダの伝説
これこそ裏技の中でも最高レベルに素晴らしかった、、、と言うか、
最高の裏技は間違いなくコレ!
と言いたい傑作中の傑作。
ディスクシステム第一弾のゼルダの伝説は、当時まだかなりマイナーだったアクションRPG(正確にはアクションアドベンチャー)というジャンルの面白さを存分に味わわせてくれた大傑作。当時はまだ広かったマップをしらみつぶしに探索し、そしてついにメガネ岩でガノンを討伐。
クリア後、よもや全く違う謎解きの「裏ゼルダ」が遊べるようになるとは!
当時は既に「ドルアーガの塔」が同じような「裏ドルアーガ」を実装していたので、新鮮味という意味ではMAXではなかったものの、裏ドルが「所詮普通の人に自力でクリアは無理」なレベルだったこととは違い、
裏ゼルダはガチで「イイ感じの高難度」だった。
最初に剣がないところも上手いと思ったし、とにもかくにもLV7のダンジョンの場所は、まさに語りぐさになるほど。
ついついスーファミ版神々のトライフォースにも期待しちゃったけど、それはさすがに無理というものだった。
当時のボリューム、構造だから出来た裏ゼルダ。もう無理なんだろうな~あんなことは。
ちなみに「裏」があると言えば「女神転生」もそう。ただ、こちらの場合は、
表のクリアがそもそも死ぬほど難しくて、クリアした時点で100%燃え尽きてた。
なので、今から裏ですよ!と言われても、そこまでモチベが高まらなかった覚えがあるね。
●コナミコマンド
世間で裏技と言えば、最も有名なのがこれだろう。「上上下下左右左右BA」。ゲーム中にポーズを押して入力すると、ほぼ最強になれてしまう禁断の秘義だ。
後続作では、「入力するといきなり死ぬ」とか「左右左右」が「LRLR」になってたりとかもあったけど、コナミのゲームと言えばまずこれを試してしまう、と言う時期が確実に存在したし、
グラディウスVとか、コレ無しではクリア出来なかったような、、そんな記憶もあるような無いような、、、
ちなみにグラディウスで思い出の裏技としては、スーファミ版IIIで、「超高難度面をプレイするデモ」が見られる裏技も良かった。
スーファミは、色こそ綺麗だけど、全体的にスピードが遅く、PCエンジンやメガドライブと比べると「ウェイトが掛かりやすい」印象が凄く強かったのだけど、
あの凄まじい撃ち返し弾をかいくぐるデモは、当時あったそんな「ヘボさ」を完全に忘れさせる美しさがあったんだよな。
●PCEプロテニスワールドコート
結果どうなったかは覚えてない。ただ、パスワードが、
あかいきつねのおつゆはうまい
※調べたら画面4分割でスピードが上がるモードへの切り替えだった
なんつー愉快なパスワード!てかそれを今でも覚えてることが妙に嬉しい!
たぶんファミコン版のパスワードがそれっぽい単語の連なりだったような気もするけど、記憶はメチャ曖昧。つかゲーム、スゲェ好きだった。今でもああ言うクエストモードのある別ジャンルのゲームとかあるのかなぁ。「ファイナルラップツイン」とかも「そのために」買ったくらいだったもんな~。
●FCスーパーマリオ
別に裏技というか、バグじゃないのだけど、ワープ土管を最初に知った時は相当衝撃だった。
あれほど売れて、あれほどやってる人がムチャクチャたくさん居るのに、普通のプレイでは誰も友達で見つけた人が居なくて、
巧妙というか絶妙な隠し方に、今更ながら惚れ惚れする。
きっとちょっとしたバグフィクスとかの過程で発覚した「画面ギリギリだと引っかかる」という動作を、裏技的に織り込んだものだと勝手に想像するのだけど、
あれを自力で見つけた人がこの世の中に居ると思うと、ホントスゲェと思った。
まぁ無限ワンナップ見つけた人もスゲェと思ったけど。
●GBポケットモンスター
これも、ともすれば面白さ楽しさのスポイルになる話だけど、
幻のポケモン「ミュウ」を手に入れることが出来る裏技
これも衝撃だった。もうほとんど「開発者しかわからないのでは?」ってレベルのコマンドだったと思うけど、
それでもイベントとかに行かないと手に入らなかったまさに「幻の中の幻」。
またそのポケモンが「スゲェかわいい」と言うね。憎い!憎すぎる!!笑
150匹全部自力で集めたからってわけじゃないけど、あの裏技だけは「許してしまう」自分がいたな~。
後の作品でも、バグでいろんなポケモンを手に入れる
※マジコンとか使ったり
人がいっぱい居たけど、そっちは「許せなかった」んだよな。許せるのは初代のミュウだけ!わがままでもなんでもそうったらそうなの!もうホントに!
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歳取っていろんな裏技を忘れちゃう。ゼルダでニワトリ攻撃し続けると反撃喰らうとか、ドラクエで姫を抱っこしたまま宿屋に泊まるとかも裏技だと思うけど、インターネットが普及して、せっかく仕込んでもすぐに拡散されてしまう世の中になっちゃったから、
裏技の魅力がそもそも無くなってしまった気がする。
あの頃だからこそワクワクもしたし、ドキドキもニヤニヤも出来た。時代の「徒花」というヤツなのかも知れないな~。
何か、思い出の裏技、ある?
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コメント
クリスさんこんにちは
裏技懐かしいですね
大技林とかいう辞書みたいな分厚さの
裏技が大量に掲載されていた本をよくみてました。
隠しコマンドとか
いまだに覚えているものもありますw
スト2の下R上LYBXAとかw
あとドラクエのカジノは3じゃなくて4ですねw
FF3の99個ポーション持ってて
敵がポーション落とすと武器が変化するバグとか
FF4のアイテムが255個になるやつとか
FF6の機械を防具として装備するバグとか
このあたりが印象深いですねw
いい時代でしたw
投稿: キリオ | 2020年11月13日 (金) 16時40分