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2021年1月16日 (土)

ブラッドステインド~カースオブザムーンその1~

ブラステのスピンオフ。「もう少し先になる」と書いた舌の根も乾かぬうちに、本家がランダマクリアによってモチベが急激に終息したので、ちょっとだけ、と思い起動してみた。

見た目は「悪魔城伝説」。徐々に増えていくキャラを切り替えながら、多少のルート選択をしつつ右へ右へと進めていく2Dサイドビューアクション。グラフィックもファミコンに則していて、知らない人が見たら「え?ファミコン版?」と思うほど、、、なのだけど、

 実はこう見えて羊の皮を被った狼。

まず、ファミコンでは絶対になかった、

・イージーモード 被弾時の吹っ飛びが無くなり、残機が無制限に

これを開始時に選ぶことが可能。さらに、ボタンのコンフィグや、踏破エリアをほぼ自由にリプレイ可能である点、当然セーブにも対応しているし、
※悪魔城伝説はパスワードセーブなのだ。忘れてると思うけど!

多重スクロールや巨大なモンスターなど、見た目にも豪華になっている。

 あくまで「ファミコン風」であってファミコンではない。

ただ、一点気になったのは、デフォルトだとウィンドウモードで始まるのだけど、それを4Kフルスクリーンにすると、

 なぜか激重に。

最初「それが普通なのか?」と思ってしばしプレイしていたのだけど、どうもそうじゃないらしい。ウィンドウモードの4K設定が重くなるのは理解出来るけど、、、フルスクリーン時も解像度は落とさない設定なのかな。

ともかく、なぜかデカイテレビの真ん中にこぢんまりとしたウィンドウで表示してプレイしてる次第。
※つっても実寸で24インチ以上の大きさだとは思うけど

難度は、ちょっと迷ったけどイージーではなく通常のモードで開始。当然被弾して吹っ飛ばされ、穴に落ちて1発死が頻発するのだけど、

 2面までクリアした現状だと、「絶妙の難度設定」で、まだゲームオーバーにはなっていない。

このあたりも「凄く凄い」と思うのだけど、

ゲームを進めていって死んだ場合、「そのエリアの入り口ではなく決められたポイントまで戻されて復活する」。これはキャラが増えても同じ。キャラごとにHPを持っているので、随時の切り替えで、トータルの被ダメ許容量を増やすことは出来る。でも死んだらやっぱり戻されるし、

 2キャラ居て、1体死んだ場合、残り1キャラのHPは回復しない。

 2キャラ居て、2体とも死んだ場合に初めて残機が1減る。

つまり、仮にキャラが4体になった場合は、残機3は実質12回死ぬことが許容されるということ。

さらに、1面クリア時には残機は3以上に戻される。
※残機が増えた状態で減らされるわけじゃない。残機1~2の場合に3になる

まだ序盤なので、難度は決して高くないとは言え、単純ながらしっかりアルゴリズムを把握しないと倒せないボスや、パターンの学習を余儀なくされる道中など、

 一見当時のファミコンと同じような難度に感じさせつつ、実はかなり簡単になっていて、でもそれを感じさせない「学習の優越感」を演出しているところが素晴らしい。

何を言ってるのかと思うかも知れないけど、僕は冷静で賢いので、

 例えばコレをクリアして、「当時と同じようなバランスのゲームでもクリア出来るんだ!」と思い込んで「悪魔城伝説」をプレイしたら、もうコテンパンに死にまくることを知っている。

ノーマルとイージーがある故に、「ノーマルが当時並の難しさ」であると錯覚させるけど、実際は全然簡単なのだ。

 でなければアラフィフの僕が初見で2面クリアなど出来ようはずが無い。

ちなみに、キャラは現在3体だけど、最初のキャラ、つまり主人公は、ブラステでメインに絡んできた斬月という刀使い。そして二人目が、ブラステ主人公のミリアム。

 お、ミリアム来た。

とは思わず口には出さないまでも、誰もが思うところだと思う。3体目は魔法使い。ブラステに出てた記憶は薄いけど、

 HPが笑っちゃうくらい低くて愉快。

2発喰らえば昇天だ。まぁ攻撃はなかなかに強そうだけど。

各キャラ毎にMP消費系のアイテム技があり、ドラキュラで言えばナイフや斧、聖水、十字架と言った数種のアイテム技が各キャラにある。つまり、

 キャラが4つ居れば、4種類のアイテム技を随時切り替えながら進められる。

上空に強い技、高速移動の敵に強い技、リーチが長い技など、キャラが増えれば対応出来る状況も増えるし、同時に複数の攻撃手段の取捨選択を楽しむことが出来る。このあたりもまたかなり今風のチューンだと思う。

 シンプルな見た目に反して、プレイヤーに出来る事が多い。

それによって巧妙に難度が下げられているのが上手いのだ。

 ってなことを言いつつも、やっぱりイージーで始めればよかったかなぁと思ったり思わなかったりなのだけど!

3回死ぬと、たぶんセーブポイントである「その面の一番最初」に戻されると思われる。イージーなら残機無制限なので多少小刻みになる。当時のファミコンドラキュラよりは簡単に感じるけど、それでもブラステほど「易しいの極み」でもない。

 今からでも最初からイージーでやりなおしちゃおうかな

などと、ヨコシマな考えに流れつつもあるところなのだ。

・・・

クリス評価は★★☆。思った以上に今風で、気配りが行き届いた「見た目は古いが最新のゲーム」。ただ、だからと言ってブラステ並に面白いかと言えばそんなことはなく、このままクリアまでがんばれたとしても、評価は+1点がいいところかなって感じ。
※もし音楽が凄まじく良ければ話は変わるかもだけど

ホリデーセールで476円だったかで購入していて、「2」も960円くらいで買っている。ぶっちゃけ、

 その2本分をブラステに上乗せしても全然不満がないくらい(ブラステに)満足させてもらったので、後悔など微塵も感じてないのだけど、、、

これを本気でやるなら「Ori」や「ラムラーナ2」をやろうかな、って自分も、居たり居なかったりなんだよな。

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