ブラッドステインド~その2~
誰も読んでないかと思いきや、長男が読んでるかも知れないし、
プライベートをムチャクチャ占有しているので触れる。
ちなみにコレをアップする頃にはホリデーセールは終了してしまうので、もし興味が沸いたらマッハで購入をオススメ。価格は5480円が今だけ2192円。6日までだから24時間を切ってるかも。
前にも触れたけど、一番近いのはDS版「悪魔城ドラキュラ蒼月の十字架」。
※DS版ドラキュラなら概ね近い
ポリゴン多用ではあるけど、ゲーム性は2Dで奥行きがないタイプのサイドビューメトロヴァニア。「メトロヴァニア」がドラキュラの海外タイトルであるキャッスルヴァニアから来てると思えば、本家をそう称するのは違和感があるけど、
※「メトロイド」を「メトロヴァニア」って言うようなもんだし
さすが本家の貫禄。素晴らしく最高。
そもそも僕は初代メトロイドからの筋金入りのファンであり、これまでも相当数のメトロヴァニアをプレイしてきた。Steamでもかなりの本数がリリースされていて、ハクスラやFPSと並んで、ジャンルとして明確にファンが居る人気カテゴリーだと思う。
ぶっちゃけにぶっちゃけると、、、
その頂点と言って差し支えない。
確かに、スーパーメトロイドや月下の夜想曲は素晴らしかったし、「オリジナルの凄み」や「奇跡」がいっぱい詰まってた。てかスーパーメトロイドなんて未だに謎の操作とかあるし、、、。
・・・よくもまぁここまで作り込んだものよ、、、
思わず拍手したくなるクオリティ。何が素晴らしいかって、
・レスポンスとインターフェイス
プレイアビリティ=遊びやすさと、ユーザーフレンドリィな設定が、とにかく素晴らしすぎる。てか、
これこそが「日本が世界に誇れるゲーム」だと思う。
例えば、
セーブをする時、デフォルトで「はい」にカーソルが合っていて、決定連打で完了出来る
何気ないと言うなかれ。これが「上書きしますか→いいえ」になってるゲームの何と多いことか。そしてそのレスポンスの良さ。SSDであるが故かも知れないが、
ロードが本気で速い。
ウェイポイントへジャンプする時も、体感3秒。ゲーム開始時のロードは体感6秒。気に入らないドロップの時は、ポーズメニューから「タイトルに戻る」も「ゲームを終了」も両方あるし、今にも死にそうでヤバい時は、いつでもメニューを開いてセーフスペースへジャンプ出来る。
※ささやかなアイテムは必要
セーブファイルも10個以上作れるし、クリア後にモードを切り替えたセーブファイルは見た目ですぐ違いが分かる。プレイ時間も表示されるし、
※最近表示されないものが凄く多い!
至れり尽くせりとはまさにこのゲームのためにある言葉!
装備を切り替えてトラップ回避に集中したり、物理メインから魔法メインにしたり、トレハン専用やボス専用と言った装備やアビリティ(ゲーム内ではシャード)のセット切り替えも簡単。素晴らしいとしか言いようがない。
グラフィックも必要十分に美麗で、敵モンスターも大小取り混ぜて描き込まれているし、インディーズ系メトロヴァニアとは一線どころか千線を画す贅沢さ。何百もある装備やアイテムにはそれぞれ固有のアイコンがあり、さらに装備は見た目でも反映。
さらに主人公の肌の色や髪型も、ゲーム内で変更が可能。
これがMMOならいざ知らず、スタンドアローンのゲームにここまでするか!って感じ。
やり込み要素も、「多いと言うよりやり込み要素しかない」ほどで、メトロヴァニアのアキレス腱とも言える、「装備のランダムフィックスがない」つまり、周回して
攻撃力UPと攻撃速度UPとクリティカル率UPが付いた剣が出るまでがんばる、みたいなことがない
点も、「クリア後に遊べる特殊設定」で思いっきり溜飲が下がる。
敵が落とすアイテムや宝箱の中身をランダムにすると言う、ある意味無茶なチューンで始めることで、「強い武器や使えるアビリティを引く楽しさ」を、まんまと達成しちゃっている。
それというのも、このゲームのマップデザインが素晴らしいからこそ。キャラクターを変えたり、ランダムなドロップでも破綻せずに遊べる。これは、一朝一夕に出来たことじゃなく、過去の作品で積み重ねたノウハウと、今の時代にあったバランス感覚の才能あってのこと。
さすが五十嵐孝司。そこまでメジャーじゃないけど、紛れもない天才
てか僕個人にとっては業界イチかも知れない重要人物になったわ。
移動速度アップも、ドロップ率アップも、多種多様に自分好みのチューンにセットアップ出来る。二つ装備可能なアクセサリーに「二つ同じ物を装備してもきちんと効果が重複する」。「二つ目は効果がない」なんてゲームの何て多い以下略だ。
敵一匹にも、4種類のドロップアイテムそれぞれに確率が設定されていて、倒した数や経験値、HP、ドロップシャード、その敵が居るエリア、弱点属性や石化無効化率のパーセンテージまで、一度倒せば見ることが出来るようになる。キーになる「シャード取得済みか否か」はリスト上からも確認出来、
幾重にも重ねられた「遊ばせる施策」に、思いっきり酔わせて貰える。
・・・完璧かよ、、、
ぶっちゃけこのゲームに足りないのはひとつだけ。
新鮮さだけは無い。
でも、全てのゲームに新鮮さが必要であるかと言われたら、答えはNOだ。特に歳を取って新しいことを習得するハードルはメキメキ上がってしまっている。昔取った杵柄を活かしつつ、快適極まりない環境で、自分の思い通りの探索や育成が楽しめる。
これ以上何を望むのか。
てか、ぶっちゃけ2箇所ほど詰まってネットで調べちゃったりもしてるし、長男がプレイ中に「おおっ!それ気付かなかったわ」ってこともある。
※逆に長男が僕のプレイで気付いたこともある
でもそれでもいいと思う。
ひとりよりふたりの方が知恵が活かせることの素晴らしさ。ゲーム内で答えが見つけられなければ、別に自分でネットで調べちゃってもいいと思う。ゲーム内じゃないからこそそこには「良い意味でのプライドを捨てるハードル」が存在するし、だからこそ出来るだけがんばりたいとも思う。
ちなみに、1つめの調べたことに関しては、あと2日あれば自力で見つけれたかな、ってレベル。でももう一つの調べたことは、たぶん自力では絶対見つけられなかっただろうなって思うレベルだった。
ややネタバレだけど、書きたいのでボカして書く。
僕は稼ぎが大好きなので、いろいろと「がんばり過ぎちゃった」んだよね。だからボスとかも、相手に寄っては瞬殺してしまう。「適切なタイミングで攻撃を止める」なんてことは、瞬殺してる相手に「出来ない」のだよ。
まぁ楽しいから何にも問題はない。
途中結構寝オチしたり放置したりしたので、完全に表示時間=プレイ時間じゃないけど、たぶん30時間以上はやってる。
普通に面白い。普通に最高。
クリス評価を★★★★に上げる。こいつは傑作だ。てか、IGAさん(五十嵐孝司さん)の新作は、感謝を込めて新品で買ってもいいかと思ったくらいだ。
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