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2021年1月12日 (火)

プラモデル用カラーの話

ずっと前にもした気もしないでもないけど、書きたくなったので書く。果たして興味がある人が居るのかとも思うけども。

プラカラーにはラッカーやエナメル、アクリル、水性などがあって、それぞれに特徴がある。乾くのが遅いとか、上から塗ると下地を浸食しちゃうとか、プラが劣化するとか、ニオイがキツいとか。

でも今日したいのはそう言うマジメな話ではなく、

 ただの思い出話。

適当にして曖昧な記憶だけで、アラフィフがプラカラーの話をしたくなったってだけの話。

曖昧な記憶なので、間違ってること、既に現行品には存在しなくなってること、仕様や組成が変わってることなども多々あると思うけど、のべつまくなし書いて行く。

・濃緑色

僕が初めて色を塗ったのは1/144ズゴック。成型色はグレーだったので、それを塗るのに使ったのがコレと、、、青系の色が何だったのかパッと思い出せない。当時はまだ何もかも初めてだったので、

 色を塗った後「つや消し」な感じになることも、ムチャクチャ新鮮だった。

てかガンプラ原体験の子供が「つや消しに魅入られる」のは、そう言う「刷り込み」があるかも知れないな。

・インディゴブルー

ガンダムの胸の色。まだ小学生だったので、「青」が好きだったりしたわけだけど、このインディゴブルーの何がいいって、

 コバルトブルーより隠蔽力が高かった!

もちろん当時はそんな言葉も知らなかったけど、塗っても塗ってもムラになりまくるコバルトブルー※グフの濃い方の色が、どうにも好きになれず、ガンダムの胸にも使ったインディゴブルーに心を奪われたわ。

・エアスペリオリティブルー

もはやどこに使ったのかも思い出せない。ズゴックの爪だったか。とにかく「圧がスゲェ」名前。なんだよ「エアスペリオリティ」って。絵の具の「セルリアンブルー」も相当だったけど、それ以上だわ。

・ニュートラルグレーとミディアムブルー

ガンダムの手とか、関節系パーツで人気を二分した色。どちらも隠蔽力が高く、しっくりとアニメ風の色味が出て、結構使った。でも、、、

・ネイビーブルー

その天下もこの色を知るまで。ネイビーブルーのかっこよさたるや、

 もうネイビーブルーと一生一緒に生きて行く!

と誓いを立てるほど。一言で言ってかっこよく、隠蔽力が高いからムラにもなりにくい。使い勝手が凄く良くて、「好きな色ランキング」でしばらく一位だった。そしてその牙城を崩したのが、、、

・ナイトブルー

見慣れない人も居るかも知れないけど、これも「濃い紺」系の色で、ぶっちゃけ「ダグラムカラー」のひとつ。青いソルティックのベースカラーで、ネイビーブルーにあった「黄色成分」が無くなり、より深く綺麗な紺色に。てか、

 僕が好きなプラカラー№1は今でもこのナイトブルー

なのだけど、タカラがプラモデル業界から事実上撤退して以来、似た色を見たことがない。アクリルカラーの「ダークシーブルー」も結構好きだけど、どっちかというとネイビー寄りで、ナイトブルーのかっこよさには及ばない。

店頭にあったものも最後全部買ったと思う。まだ小中学生なのに、たぶんこの色だけで7本くらい買ったと思うな~。他がせいぜい2本とかなのに。

・グランプリホワイト

白で一番好きなのがコレ。と言うか、グランプリホワイトを知ってから白が好きになった。

普通の白に少しだけグレーが入ってるツヤ有りで、隠蔽力がさらに高く、何より、

 塗り終わったあとの「重み」が好きだった。

僕はずっと筆塗りだけで来てるのだけど、これで厚塗りすると、仕上がりがまるで金属のような感じになる。メタリックという意味ではなく、「車の表面」みたいな。白なんだけど、「堅そう」な白。

イングラムや零式をコレで塗って、黒系茶系で墨入れすると、ホントにイイ感じになる。白を買うなら反射的にコレを買っちゃうんだよな。

・赤二号

これでピンと来る人は結構なおっさんモデラー。ズバリ、初代シャアザクの胸の色であり、あずき色がまだほとんど世に出る前に、これで塗るのがスタンダードだった、、、と思う。

ガンプラは、発売後ほどなくして爆発的に人気になるのだけど、

・・・ちなみに、ガンプラの人気を今のキャラに置き換えるとしたら、

 鬼滅の刃の10倍くらい高い熱量だった。

近所のおもちゃ屋に、朝から10人以上並んでたり、「ビグザムとガウが抱き合わせ」で売られてたり。

なので、割と早い段階で「モビルスーツ専用のガンダムカラー」が発売される。シャアは、濃いグレーと、明るいピンク、そしてワインレッド。これも相当買った。特にピンクは、

 赤系なのに白を入れてるから隠蔽力が高く、さらに半つや消しなので雰囲気も悪くなかった。

ザクタンクやザブングルのプロメウスタイプほか、随分「関係なさそうなメカ」を「シャア専用」に塗ったもんだ。

ちなみに、赤二号は鉄道模型のカラーなので、元々はツヤ有りだったりする。フラットベースを入れてつや消しにするのだけど、フラットベースって、そもそもが「スゲェつや消し」なので、油断するとすぐ固まっちゃうんだよな。そもそもそんな頻繁に使わないし。

・ゴールド

ラッカー系でコバルトブルーと並んで苦い思い出なのは、子供大好き金ピカカラー。子供だから、てっきり「綺麗な金メッキ」みたいに塗れるかと思いきや、

 著しくムラになりやすく、何だろ、「コレジャナイ感」マジパ無い。

シルバーはまだゴールドほどじゃなく、結構愛用してたのだけど、ラッカーのゴールドはホント、「キツかった」。今は改善されてるのかも知れないけど、

 20年くらい前にそう思って試したらあんま改善されてなかったんだよな。

ある程度はエアブラシ塗装を視野に入れたチューニングになってるのかも知れないけど。

そんな僕の「金欲」を満たしてくれたのが、、、

・ゴールドリーフ

タミヤのエナメル系。シルバーの「クロームシルバー」と並んで、著しく高い隠蔽力とムラになりにくい性質。さらに仕上がりが「凄く金っぽい」。決して煌びやかではないのだけど、

 メタリック系はエナメルの独壇場

だった時代があった。ただ、勢いでどんどん使ってたら、、、

 まぁ折れること折れること!

それによって「使いたいけど慎重に!」と言う、浸食や劣化のことも学び始めたんだよな。

ちなみに、ラッカーの上にエナメルを重ねて塗っても、一切下地を浸食しないのだけど、逆にすると、ラッカーがエナメルを溶かしまくって見るも無惨な状態になる。では、エナメルを下地に使いたい場合はどうするか。シルバーの上にはラッカーではなくアクリル(水性)を重ねればいい。当時新井基行さんだったかなぁ、百式かオージェを初めて、

 銀の上にクリアーイエローオレンジで重ねて「金」を表現した。

スンゲェ衝撃的で、ムチャクチャかっこよくて、今に至るまでの僕のメタリック好きへと繋がっていくことになる。

 エナメルクロームシルバーにアクリルクリアブルーで塗った鉄人28号とか、普通にかっこよかったからな。

・メタリックグレー

これは厳密にはプラカラーではなく、たしかタミヤの出していたペイントマーカーのひとつ。未だにこれがラッカーなのかエナメルなのかもわからないのだけど、

 金や銀では派手すぎるけど、メタルな質感が出したい「いぶし銀」

として、超好きな色だった。普通に塗って使ったり、皿に出して筆で塗ったり。ペン先も平たくて使いやすかったんだけど、こないだジョーシン行ったらいつの間にか廃番になっててガックリ。

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年末年始、ブログが閉鎖させられたり、久々ゲームらしいゲームにハマったりしつつ、どうにかこうにか一段落。そろそろPGUに手を付けようかな~って感じ。でも、こういうのは勢いも大事だけど準備も大事。しっかりテンションを上げてからじゃないとモチベが途絶えて途中で放置なんてコトにもなりかねない。

 一旦初代PGガンダムから作るか!?

・・・そんなことしたらまさにそこでモチベも途絶えてしまいそう。

油断しないようにいろいろ考えていこう。てかプラカラーだけで5000円分くらい買っちゃったからな。塗らないとマジもったいないわ。

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