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2021年2月26日 (金)

HGズゴック

我ながら大したモノだ。この歳(50歳)で、仕事を終えて帰宅。普通にご飯を食べ、少しエクスヴィアスをやって、ちょっとマンガを読み、作業を始めたのが21時。

 まさか一気に完成(一応)までこぎ着けるとは。

●クリスの濃い部屋出張版~HGズゴック、、、
https://crisdeep.blogspot.com/2021/02/hg.html

子供の頃は大抵1つのプラモを1日で塗装して組み上げていた。その当時は接着剤必須で、ヤスリとかは使わない。まぁ今も使わないけど、最初は爪切りでパーツをカットしたり、

 クルクルと部品を回して切ったりしてた。

てかそんな話は全く覚えてなかったのだけど、こないだ妹にプラモの話をしたら、

 「クルクル回して切るヤツだよね」

と。はぁ?意味がわからなかったのだけど、言われて見れば「そうやって切っていたかも」とも。てか僕が忘れてることを妹が覚えてたのもちょっと愉快。

ただ、「子供の頃の1日」って「何時間だったんだろ」とは思う。例えばそれは平日だったのか。5時間授業で家に帰って4時くらい?晩ご飯が6時半として、ご飯食べたあとにプラモを作ってた記憶はほぼない。「2時間半の間に?」。もしくは土日に集中して作っていた可能性もあるけど、、、。

今回のズゴックを作ってみて、「ああ、作って作れないことはないな」と実感した。

昔のプラモは今のプラモと比べてパーツが少なく、構造はとてもシンプル。それはスケールが上がっても特に大きな差は無かったように思う。強いて言えばGアーマーは「大物」だったとは思うけど。あと1/24のスコープドッグとか。

昔の僕の作り方は、ランナーの状態で塗装し、説明書通りに組み立て、あとは汚しをするかしないか。一応ヤスリとかも持ってたけど、さほど使うでもなく。

今の僕も、実はかなり同じように作っている。と言うか、

 作る前に3時間4時間掛けて色を吟味し、一気に作業していくのであれば、たぶんHGなら2時間で十分塗装は出来る気がする。

今回のズゴックは、特に組み上げた時に、正面から目立ちそうな部分のゲートを予めカットして塗り始めたりした。例えばツメとか爪先とか。

場所によってはそれによって繋がってるゲートが少なくなって今にも折れてしまいそうになるのだけど、そう言う時は後ろから「塗装棒」を付けて塗る。てか、塗装棒は凄く便利なのだけど、あんまり大量にそれにするとわけがわからなくなるし、パーツによっては「ランナー状態よりは不安定」。その分ゲート跡が塗りやすいのだけど。

なので、「あくまで目立つところ」を中心に、先に少しカットしておいた感じ。

とりあえずまだ組み上げた状態なので、汚しもゲートリタッチもスミ入れも一切してないのだけど、逆に言えばこの状態でもそこそこ見ることは出来る。何度も言うけど、僕のプラモは「雑だけど早くて、オリジナリティのある配色」がキモだ。だから、価値観を異にする人に共感してもらおうとは全く思わないのだけど、

 少なくとも自分は自分に共感する。

昔だって作るプラモ作るプラモ全部が全部大満足だったわけじゃない。だから今同じように組んでいっても、中には失敗というか、非常に不満の残る結果になることもあると思う。でも、手元には20個くらい?未組み立てのプラモがあるわけで、

 ちょっとやそっと失敗したくらいなんだって話。

ちなみに、昔もそうだったなぁと言う話で、「どんなプラモが満足度が高かったのか」を鑑みると、意外とわかりやすく思い当たる節があった。

・隠蔽力が高い塗料
・そもそもフォルムがかっこいい
・独自性の高い配色

ここでポイントになるのは、「隠蔽力の高い塗料」で、これも以前書いたけど、「好きな色」は好んで何度も使いまくる。結果として、

 シャア専用が何体も出来上がったりする。

つまり、今僕が「黒い三連星カラー」で、ザクも、ジェスタも、そしてこのズゴックも塗装したのは、そもそも僕が三連星が好きだったわけでは全く無く、

 ただただカラーの性能がいいので使って塗って満足してたってことに気付いた。

ちなみに「カラーの性能」とは、漠然とミスターカラーを差すわけではなく、その中の「この色」が、と言う意味なので、はき違えないように要注意。

ともかく、今回のズゴックもなかなかにイイ感じの配色になった。が、失敗と学習も多々した。

思うところを箇条書きしてみる。

●改造?

モノアイをH/EYESに替えようと思ったが、黒いモノアイカバーのパーツと、センターピラーの間に隙間がほぼ無く、ザクのように「盛り上がる前提」では貼ることが叶わなかった。
※付属のシールなら厚みがないので出来る

しかし、せっかく買ったH/EYESだし、その効果が高いことは立証済み。使わない手はないだろうということで、

 黒いパーツをスゲェがんばって削りまくった。

時には鉄ヤスリ、時には100円リューター※使い物にならず、そしてアートナイフで削ったりもした。

このパーツはABSだったので、とにかく堅くてかなり泣けてきた。もちろん直線でヤスリ削るので、「不自然な形状」になる。ここで、

 スンゲェドリルが欲しくなった

思わずさっきポチりそうになったほど。

ともかく、それ関連の作業だけで1時間くらい費やしたと思う。結果、「思いっきり段差がある」状態なのだけど、フラットブラックで塗り直せばさほど気になるもんでもないだろうと言い聞かせて着地。まぁある意味「改造」と呼べなくもない手入れだったな。

ちなみに、頭頂部のカバー部分は、はめるとスゲェ外しにくくなった&頻繁にはめたり外したりを繰り返しつつ削って行ったので、今回初めて「後ハメ加工」をした。

 と言っても穴を広げる発想はなく、棒の方を斜めにガッツリ切っただけだけど。

結果、、、

 ほぼ乗せてるだけ!になってしまった!!

まるで「風が吹いたら飛んでいく帽子」のようである。ん?ヅラ?いやいや、オレはただのハゲ、、ってるせーわ!

●ガイアノーツ「スターブライトゴールド」を使ってみた

初めてだったのでいろいろ試行錯誤って感じ。まず「内蓋」が深くてビックリ。一回開けたらもう空気が逃げなくて締まらなくなってしまったので、外蓋から強引に締めた。

色味は、想像より遙かにオレンジで、そして粒子が粗い。色を文字で例えるのはなかなか難しいけど、

 凄くギラついていて、ある意味おもちゃっぽい。金属感って感じとは違う。

エナメルのゴールドリーフが僕は大好きなのだけど、こっちはかなりトーンが抑えられていて、「一番本物の金っぽい」。決してピカピカに磨き上げた物ではなく、「雑な、でも本物の金」みたいな。

あと、原色そのまま使ったらかなり粘度が高く、一発で塗れる反面凹凸が出来やすい感じ。試しにラッカーの薄め液で薄めて、「足裏のファン」を塗ってみたら、今度は薄くて地色が透けまくり。でもたぶん、正しいのはこっちの塗り方で、乾かしてまた塗る、を繰り返す性質の塗料なのだろうな、と思った。

結構高いので、使わないともったいないとは思いつつも、正直どこに使えばいいのかよくわからない色ではある。でも、

 エナメル、ガイア、4アーティスト

で、全く色味も雰囲気も違う金があるのは、ちょっと楽しいな、と思った。
※4アーティストの金は「一発で塗るとツヤもあってキレイ」。でも重ね塗りするとデコボコになるし、あくまで「凄く小さなもの」を塗るって感じ

●攪拌棒

正式名は忘れてしまったけど、2本で350円くらいだった金属のスプーン。先に凄く小さなスプーンが付いていて、それで調色をする道具、、、だったはずなのだけど、実際最初にスプーンを使ったら、

 あっさり折れた。

以来、「後ろ側」を使って攪拌したり、塗料皿に出したりしてるのだけど、

 これが誠に使い勝手がイイ!

薄くて細いただの棒なのだけど、表面がツルツルなのでティッシュでキレイに拭き取りやすく、ビンのフチでかなり塗料を落としやすい=無駄にしにくい。

今までは手で振りまくることで攪拌していたけど、アクリルの古いものとか、それでは絶対混ざらないものもあったし、一応前回「釣りの重り」を買ってきたけど、それを入れて振るのは「最終手段」でもいいかなって。もしかしたら錆びるかも知れないし。

何にしても「道具にお金を掛けるのは無駄じゃない」ってシミジミ思った。オススメ。

●両面テープ

これもこないだ100均で買った物。「2mm×2mm」くらいの大きさにアートナイフでカットして、H/EYESの接着に使った。簡単に貼れて取れるし、厚さも薄くて便利。

全体の量からしたら1万分の1くらいだと思うけど、他の物で代用出来ないし、これも買って良かったと思った。

●GXハーマンレッド

モンザレッドと軽く迷いつつ、隠蔽力が高いと言うGXの赤と白(クールホワイト)を買ってきた。白はまだ試してないのだけど、今回たまたまプラの地色が明るめのところだったので、下地無しで直接塗装。

 なかなか良い発色!

同じ条件下でモンザレッドを試したわけじゃないけど、文字通りビビッド=鮮やかな発色で、とても塗りやすい。隠蔽力が高いと言うのもまんざらウソでも無さそう。

GXカラーは少し値段が高い印象があるけど、実際は容量が18mlだったかな?通常のミスターカラーの10mlよりもかなり多いので、「ml辺りの値段」で言えば、決して高いわけじゃない。

これはガイアカラーにも言える。ガイアはビンが細いけど、実際の容量は15mlで1.5倍。さすがにメタリック系は高いけど、通常のカラーであれば、

 ミスターカラー140円に対し、ガイアカラー176円

※ジョーシン2割引税込

もちろんカラーを買っても全部使い尽くすわけじゃないので、ちょっとしか使わないような色で、「固まってしまうまで放置」したりすると、それはもう凄く割高になってしまうのだけど、逆に言えばよく使う色であればむしろGXやガイアの方が値打ち、と言うことも、頭に入れて置いていいと思った。

●写真

クソ寒い&夜だったので、まだ屋外で撮影はしていない。なので、こないだのザクやジェスタほど満足できる写真は撮れてないのだけど、それでも、

 ツメを細めてなるべく猫背を感じさせるポーズにし、斜め上から撮った写真は、

 なかなかにズゴックっぽくて気に入っている。

ホントはそそくさとスミ入れとかリタッチとかして、ちゃんと外で写したいし、そうするつもりなのだけど、
※割と天気もいいし

今のところは「コレで満足」という写真はまだ撮れてない感じ。

ガンプラが全てそうだとは言わないけど、今回のズゴックとか、いろんな角度で撮ってみて、

 そのほとんどが「イマイチしっくり来ない」。

何て言うか、「見飽きてる」ポーズで、独自色もなければ面白みもかっこよさも無い。

もちろん僕の立たせ方が悪いってこともあるのだけど、

 一番かっこいい「黄金律ポーズ」ってあると思った。

それを引き出すのがカメラマンの腕なのだよな<ドヤ顔ウザ

●雑感

モノアイ部分を除いては、ホントサクサク塗ってサクサク作った感じ。HGなので塗り分けは少なかったけど、無いわけじゃなく、その部分もとてもやりやすくて、

 塗り分け素人、プラモ初心者にもとてもオススメしやすい傑作キット

だと思った。もちろんズゴックが好きであるのは最低条件だけど、モノアイとコックピットハッチのシールを活かせば、ほとんど塗装しなくてもキレイに色分けされるし、作るのもさほど難しくない。
※腕と足の「骨」が、違う番号なのにどうみても同じ形ってのがあって、それはちょっと違和感があったけど。同じ形なら同じ番号にしろよ、、

お気に入りの紺色(ブルーFS15044+つや消し)のツヤ加減、発色がまことに良く、3体作ってもまだ塗り足りないというか、「どんどんコレを使って行きたい」気持ちに。ティターンズブルー2+黒2割も大好きな色で、今回ズゴックのバックジェットパックにも使ったけど、

 ホント好きな色ってのは、何に塗ってもイイと思った。

繰り返しになるけど、「MSパープル」「ブルーFS15044にフラットベース1.6ml」「ライトグレーFS」「ジャーマングレー」この4色は「最強クラス」。隠蔽力が高く、ムラになりにくく、それぞれの相性が凄くイイ。

 そら、ガイアたちもこの色で塗りたくなるわけだわ。

妙に納得した次第。

---------------

まだズゴックが完成してないけど、次に作るキットを大いに思案中。

・マインレイヤーと、HGザク※ガルマを同じ色で塗って、「黒い三連星ブラザーズ」にしようか。てかHGとFGはプロポーションこそ多少違うけど、ノッポってわけじゃないからな~。マインレイヤーの「デブさ」はちょっと並べてみたくもあるけど

・メガサイズユニコーンの色がバチッと決まらない。作りたい気持ちはムチャクチャ大きいのだけど、決め手になる何かが足りない。暖かくなる前に何とかしたいのだけどな~。

余談だけど、アンリーシュドの再販が掛かったらしく、知り合いのOザワ氏、友人Tが購入。あとはゴローさんが買えば、めでたく知り合いで欲しがってた人の手に渡ることになるのだけど、、。

それに伴ってメルカリの価格が下落。30000円送料税込は、存外高く無い。定価27500円に送料2000円取られることを思えば、僕だったら許せる範囲かな、と思う。まぁ買った直後に店頭で見つけたらショックだろうけど。

僕は幸いにもアンリーシュドを無事組み上げることが出来たのだけど、あの後もし「何が一番欲しいか」で突き詰めて自問自答していったら、

 メガサイズユニコーンにたどり着いた可能性が凄く高い。

つまり何が言いたいかというと、

 モチベーションは極めて高い

と言う話。だって「今一番欲しい物」をもう持ってるんだもの。

まぁ何色で塗るかってのはまた別の話なんだけどさ。欲しい物だからこそ失敗したくないわけで。

・リバーシブルガンダムとガンダムアスタロト

DMMから届いた新しいヤツ。てかふと気付けば、アンリーシュドの後に買ったプラモはほぼ全部作ってきてるのだよな。
※作る気なのも含め

だからこの二つもチャッチャと作ってしまいたい気持ちも強い。てか、別に失敗して捨てることになっても平気なのだ。作らずに「過去」にしてしまうのが嫌なのだ。PGガンダムとか、今見るとホントモチベが上がらない。もったいないことだ。ホント、

 もったいないグレーターデーモンが出るわ。

リバーシブルガンダムは、変形を楽しませるキット。もちろんトイではないので、その過程で「ポキリ」と行ってしまいそうな可能性も高いし、「変形出来る事」が楽しいのであって、「変形させたいわけじゃない」。部分塗装でサクッと作ってしまおうかとも思う。

 ただ完成品が増えていくだけで、ちょっと楽しかったりするしな。

そう言う意味では、メッキの「1/100アカツキ」なんかもかなり気軽に手を出しやすいキットではあるけど。

・オージ

「何に使うのか」と上の方で書いたスターブライトゴールドだけど、冷静に考えたらオージの色がまさにそれにピッタリ。ただ、今度使う時は空ビンに取り分けて「適正濃度」に希釈しつつ「2度塗り」をイメージして塗装しようと思う。さすがに厚ぼったい塗装のヘビーメタルはかっこ悪いと思うし。

また、今なんでオージかと言えば、結構な純度でRRRエルガイムマークIIが欲しくなってるから、と言うのもある。メルカリで7700円くらいで出品されてて、
※もう売却スミかもだけど
定価6050円+送料で考えると、「あり得ない値段じゃない」と思いつつ、じゃあホントにMGクラスのキットをスッと作るのか、と問われたら、答えに窮してしまう。

 HGクラスでいいんじゃね?と。オージ、いいんじゃね?と。

スターブライトジュラルミンもまだ一度も使ってないし、ずっとセミグロス系作ってきて、そろそろグロス仕上げのプラモが恋しくなりつつある今日この頃。有りかも知れない。

そう言う意味では、零式レイバーでもいいんだけどさ。グロスの白と黒。かなり古いキットでプロポーションにも難があるのが気がかりだけど。

・・・

要は自分が今何を一番作りたいかって話、、、だとしたら答えは簡単だ。

 メガサイズユニコーンが一番作りたい。

しかし、「何が一番作りやすいか」という問いの答えは、残念ながらユニコーンではない。

 失敗上等のガンダムアスタロトだ。

もう煮ても焼いても大丈夫。リバーシブルガンダムのオマケのように買ったキットだ。

ただ、時間は有限。気楽に作れる物を作って貴重な人生の残り時間を浪費してはならない。

 つっても大したこともせず、ただのんべんだらりと過ごすよりは、2、3時間集中して「その時間の結果」が残る方が遙かに有意義だとも思う。

 ・・・どっちやねん!

今回のズゴックも、ツメの色、、、上腕を紺、根本の円形パーツをジャーマングレーとSBゴールド、ツメの根本はフラットブラック※折れたら嫌なのでアクリル、刃と反対を同じくフラットブラックで、刃の部分をハーマンレッド、、、まぁSBゴールドの色味に違和感は残った物の、「コレで塗ればいい!」と決まったからこそ一気に作ることが出来た。


 ユニコーンにはまだ決め手の一撃が無いんだよな、、、。うーむ。

明日は貴重な休日。特に買いに行く物も無い。朝から、、、もしくは今から手を付けてもいいのだけど、かなり気温が低くて、風邪ひくのも怖い。あと花粉もかなり舞ってる感じで、多少症状が出てきつつある。

 仮組と称してユニコーンを一度組んでしまう選択肢も無くはないけど、、、
※比較的新しいキットなので、ある程度は後ハメ出来ると期待するし

塗装→組み立ての感じが好きなんだよな~。組んだ後だと絶対的に塗りにくくなる箇所が出て来るから。まぁ「完全に隠れて見えなくなるところを塗らずに済む生産性の高さ」はあるけども。

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