メガサイズユニコーンポチった
またもプラモの話題。てか塗料が乾く間に、「グリムドーン」なるSteamのゲームを起動したのだけど、何かのっけから一気に情報が開示されすぎて、イマイチ理解が追いつかないままにやる気も失せてしまった。安く買ったから別にさほど文句もないけど、長男はかなり楽しんだみたいだから、やれば面白いのかもだけど、、。
「メガサイズ」とは、現行のガンプラの中で最も大きな「1/48」スケールで展開されるシリーズ。ぶっちゃけリリースされているアイテムもさほど多くなく、MGやPGと比べ、
中身はスカスカ、ただ大きいだけ
と言っても過言ではない。
アンリーシュドは別格としても、ある意味時代に逆行してるかのようなシリーズではあるのだけど、ふと冷静に考えてみれば、
MGだからなんだ、と。
別段内部フレームの充実にニヤニヤするってほどでもないし、
※ハッチがあるわけじゃないから組んだら見えないし
ただ値段が高い、組むのが大変なだけかも知れない。そもそも、直近で作った「FGザク」のなんと潔かったことか。確かに足の接地性は低いし、ポーズも大して取れない。でも、ぶっちゃけしょっちゅうポージングしまくって遊ぶわけでもないし、
素立ちがかっこよければそれで十分かも知れない。
※物にも寄るけど
余談だけど、ついでにHGUCのズゴックも注文。ちなみにこの1/144ズゴックは、SDとFGを除く全ての新製品ガンプラMSの中で一番安かった。
※そのショップでは
気分が乗るようなら三連星カラーで塗ろうかな、と。
で、なぜそのユニコーンを買う気になったのか、その話で今日は一回分埋めようと言うさもしい考えだ。「さもしい」の意味もわからず使っているが。
●クリスがメガサイズユニコーンを買ったわけ
・値段が安い
税込送料込みで8140円は、定価の26%OFF。近所では既に置いてない店の方が多く、置いていてもこの値引き率ではないし、amazonでは、
11700円。
ちなみに定価は11000円税込なので、ちょっとプレミアも付いている。
買ったのはDMM。最近お気に入りでよくチェックしている。前回チェックしてから別段「残り個数」が減ったわけではなかったと思うが、
残数2
なら、ちょっと買いたい気持ちも昂ぶる。もし「1」だったら、さらに昂ぶって前回チェック時に買ってたと思うけど。
送料は2000円以上なら無料になるというのも嬉しい。ズゴックだけカートに入れて迷ってたんだよね。二つ合わせても8800円ほどだ。
※ちなみに、サイトには「一回の注文で2000円以上なら送料無料」とあるが、実際は「一回の発送で2000円以上」が正解。出荷日が違えば「遅い方に合わせる」事になりかねないので、注文する際はお気をつけを
・ガンダムを買い損ねて後悔
メガサイズシリーズの第一弾は、言わずと知れたRX78のガンダムだったのだけど、定価は7800円。amazonでは現在1万円になっている。
※DMMでは売り切れ
ぶっちゃけルックスは、当時としてもあまりかっこいいとは言えず、「大きなプラモ」が嫌いではなかった僕も、結局スルーしてしまった。続くザクも然り。
そしてある日、コジマ電気の店頭に山積みされたガンダム(曖昧な記憶だけど特価4999円+税とか)を見て、「ああやっぱりな」などと思ったのも遙か昔の話。
あの時買っておけば、、、
結構後悔しているのだ。だからこそ、今ユニコーンで同じ思いをしたくない。
・変形しない
僕はユニコーンガンダムが言うほど好きではない。世間の評判ほど素晴らしくかっこいいとも思ってない。確かに初見時は「おおっ!」と思ったが、ぶっちゃけシナンジュほどグッと来なかったし、
そもそもユニコーンて足が長すぎると言うか、どこか間延びして見えたし。
だから、過去何度リリースされても、さほどピンと来なかった。特にMGやPG、RGなどの「変形」物は、
塗装したらクリアランスが死んで動かなくなりそう
そんな気配が濃厚で、では塗らずに作ればいいのかって話で葛藤が起こり、「まぁいいか」と落ち着いていたのだ。変形しないHGのユニコーンもあるにはあるが、こっちはこっちで「物足りない」気がしてスルーしてた。
しかし、メガサイズなら話は大きく変わってくる。最近めっきり塗装大好きの僕が作るのに、変形のクリアランスを一切気にする必要がなく、HGみたいに小粒でもない。RGのユニコーンは3500円くらいするが、その2.5倍ほどの価格で、1/48と言う破格にデカいのが手に入ると言うのも、まんざら悪い気はしない。
どのみち変形物って面倒で1回やっておしまいだとも思うし。
・色が白い
ついこないだまでPGのバンシィノルンを買おうか思案していたのだけど、あれはアームドアーマーという「デカイ爪」に惹かれたから。しかしそのアームドアーマーはプレバン限定で、今買うと「結構ボッタくられる」。さらに言えば、
ノルンはノワール、つまり黒い。
何か色を塗るにしても、ある程度明度が低い濃色カラーに限定されてしまうかも知れない。
白ならば、何を塗るにしてもかなり気楽。確かに濃色ではムラが目立つ可能性はあるが、それでも黒に赤を載せるレベルではなかろう。
「塗りやすい」と言うメリットは、「好きな色に塗りたい」僕に大してとても大きなアドバンテージだ。
・長男がフックしてた
MG3.0を買いに行った時、最初に長男がフックしてたのがユニコーンだった。まぁ価格満足比が低そうだったので、結局僕の好みを押し切ってしまったが、もしかしたら僕が作ったユニコーンに「ニヤリ」としてくれるかも知れない。
・パネルラインが明確にして多い
つまりはスジ彫りのことなのだけど、ユニコーンのスジ彫りは、割と「大まか」で、とても分かりづらいのを承知で書くけど、
色を塗り分けした時、ある程度面積が確保出来そうと思った。
アンリーシュドのガンダムのように、「白が2色」「青が2色」みたいな、カラーリングがしやすそうかな、と。そしてそれは、、、
・クリス独自の物にしやすい
結局何で僕が色を塗るのが好きなのかを振り返ってみると、
世界にひとつ(もしくは少ない)だけの配色で、「センスの勝負」が出来るから。
公式のカラーでは、上手い作例がいくらでもあるし、作ってもパッケージ写真にも及ばない「劣化品」が出来上がるだけだ。
もちろんラインを消したり、エアブラシを使って気合い入れて仕上げればその限りではないだろうけど、そこに注力して時間を掛けて得られる満足は、
僕の中では割に合わない気がした。
自分独自のカラーであれば、まず第一に(そのMSを知ってる前提にはなるけど)そのオリジナルな配色に目が行く。これは第三者ではなく僕自身でもそう。ラインが残っていようと、ゲート跡が目立っていようと、
インパクトを出すなら全く違うカラーの方が間違いない。
そして、現状、「白」「黒」「金」がユニコーンのオフィシャルカラーで、それ以外で塗った作例は見たことがない。
俄然そそられる。
自分勝手に塗った結果誰かが過去に塗ってた、なんてこともユニコーンに関してはほとんど無いのが愉快だ。
黒い三連星でもシャア専用でもいいし、トリコロールのガンダムカラーでもいい。
何もメガサイズでやんなくてもいいだろ、とも思うけど!
・とても大きい
40年にも及ぶ長いガンプラの歴史の中で、最も大きいキットは、
1/30 高機動型ザク 10000円(当時)
身長から割り出した実寸は58cmほどもあり、未だにこの記録を破る公式ガンプラは存在しないはずだ。
ただ、素材はプラスチックではなく「硬質発泡スチロール」。厳密には「プラ」とは言えない。では 「プラ」の最大キットは何か。
コレだ。
全長45.2cmはPGアンリーシュドガンダムの1.5倍。1/144のジムと並べた写真とか見ると、
異次元かよ、、
ってくらいデカい。amazonの評価を見ても、その破壊的な大きさを絶賛するコメントが非常に多く、さらにスタイルや「顔の造形」に関しては、数多リリースされているユニコーンの中でもトップクラスに「美形」とも称されていた。
ガンダムがイマイチブサイクだったのとは大違いなのだ。
ぶっちゃけ置き場に困ると言う意見も多かったが、現在ガンプラを嗜んでいる人の大半は「幾ばくかの積みプラがある」と考えて間違いないわけで、最悪箱に入れてしまってしまえばそこまでジャマにもなるまい。45.2cmは確かに大きいけど、
アンリーシュドの箱のが全然デカいしな。
・LEDも仕込みやすいらしい
これは一歩踏み込んだ話だけど、一応箱には発光ユニット関連は入ってない。その分価格が安いとも言えるけど、市販のガンプラ用LEDユニットによって目を光らせるのは容易らしい。価格を見てきたけど、
緑なら普通に売ってて700円くらい。
さらに、もし全身光らせたいと思った場合でも、デカいボディが幸いして、比較的低難度でLEDを全身に仕込むことも出来るらしい。この大きさなら電池ボックスを内蔵させることも出来そうだし、
※わかんないけど
ちょっぴり夢も見られる。
ちなみに、発光させない場合でも、クリアピンクのパーツには蛍光塗料が練り込んであるらしく、ブラックライトに照らすと光って見えたりするらしい。ちょっと興味が沸くね。
・・・
他にも、水転写デカールが付属してるとか、非常に組みやすいとか、意外と合わせ目が目立たない構造だとか、褒め言葉は枚挙にいとまがない。逆にマイナスな点は、関節がヘタれて自重を支えきれなくなるとか、顔の組み立て難度が高い、指が動かない。顔が上下に動かないなど。
関節は接着してしまってもいいかな、とも思う。
FGザクとかぶっちゃけ他のポーズを取らせようとも思わないしね。
あと気になる点としては、「盾がある」ことか。未だにアンリーシュドの盾を放置してる僕としては、いつ見ても盾を持ってるユニコーンが結構ウザい。「1/48の盾」ともなれば、全長2mくらい?めちゃめちゃ大きそうだ。
●何色で塗るか
問題はコレだ。一応今回もランナーのまま塗装していく予定ではある。強いて言えば外側から目立つ可能性がある箇所だけは、予めキレイにカットしつつ進める予定だけど、接着剤で「ムニュ」するつもりは無い。
実際ほぼ全身白で、角は成型色が黄色らしい。シャーペンでスミ入れをすると良いだとか、角だけは塗った方が良いだとか。
MGやアンリーシュドは、内部フレームのパーツが多い。つまりガワのパーツは全パーツ数からしたらそこまで多くないわけだけど、こいつはそうじゃない。
ほぼ全てのパーツを塗らなきゃならない。
さらに言えば、「チラ見出来てしまうパーツの裏側」も塗った方がいい。間違いない。
だから、バランス的には「相当塗る量が多い」と覚悟しておかなければなるまい。途中で塗料が底を突く可能性も高い。
調色した色を使うのはかなりリスキーだ。
ともかく、現状「こんな感じかなぁ」と考えているのは、、
・案1 LEGOX-WING
「X-WING」とはスターウォーズに出てきた戦闘機だ。そのレゴ版は、
キナリ掛かった白、ベージュ、グレーの3色がまるでモザイクのように絡み合ったボディだった。
それがまことにかっこよく、同系で塗れば、イイ感じにオリジナリティが出せるかな、と思った。
問題点は「どこを何色で」塗るか。白はライトグレーFSでもいいし、それに少しこないだ買ったデザートイエローを足してもいい。調色はリスキーだと書いたばかりだが。
ベージュはデザートイエローか、それにホワイトを足した物。だから調色は、、、。
グレーはこないだ苦労して調色した、、、
全部調色かよっ!
これが案1。てかイメージ的には公式にかなり近い。あとクリアピンク部分は
濃いめのグレーで塗ってしまうか!?
とも思ったり。ちょっともったいない気もするけども。
・案2 ノルンになりかけ
パネルラインが明確にあるのを利用して、正面から見て「斜めに大きなイナズマが走ってるように濃紺を塗装」。
ベースは白(ライトグレーFS)で、濃紺はセミグロスのブルーFS。案1と比べて塗る場所は決めやすいかも。
全体的な印象は完全にインパクト重視。でも、「それが結果かっこよくなるかどうか」はイマイチ自信がない。
余談だけど、昔ガレキソフビのサーバインを塗る際、「油絵」のように水色系を「描いて」塗った。
結果、何とも微妙な感じに。
何がどう悪いってわけでもない。熟考した結果と、自分のテクニックに大きな乖離があったというか、とにかく「しっくり行かなかった」。
案2も、自分が思ってるような印象にならず、「ただの塗りかけ」に見えてしまいそうな怖さはある。
・案3 全てメタリック
最近ガイアノーツの「スターブライトアイアン」や「スターブライトジュラルミン」に興味津々なお年頃。塗料代としてはミスターカラーよりかなり高く付くけど、筆塗り非対応というわけでもないらしく、「何かに使いたい」と言う衝動がフツフツと沸いていた。
もちろん上手い人の作例のように内部フレームに使うのが常道ではあろう。でも中には百式のボディを「スターブライトゴールド」で塗った作例とかもあり、
ちょっと面白そうかな、と。
そしてそれを1/48と言うバカデカいスケールのプラモに使った場合、
アホみたいに重そうなユニコーンが出来上がる。
「え?これって20kgくらいあるんじゃね?」と見た人が軽く引くような塗り方が出来れば、
それはそれでとても愉快だ。
ちなみに「ジュラルミン」は基本アルミなので、見た目からして重そうではないのだがな。
難点があるとしたら、パッと見全くガンプラに見えないただの銅像みたいになってしまいそうと言う点。何かしらのプラモらしさがないと、努力も報われまい。それを考えて、、、
・案4 案1と案4の複合
つまり体の節々に嫌みなくらいメタリックカラーを使いつつ、ベースは白系数色でまとめるパターン。
大きいとそれだけパーツ毎の相対的な精度が上がり、同時に「情報密度が低くなりがち」。広い面積に何もしないのはやっぱちょっと寂しく見える。
しかし、全体をこうしてガッツリ色分けすれば、それだけでかなり「満載」な感じになり、その上でデカールなりシールなりを貼っていけば、
まんざら悪くない気がする。
ただ、これも「どこをどう塗るか」が非常にセンスを問われる。熟考すべきはソコだろうな。
・案5 縦縞迷彩?
ライトグレー、ニュートラルグレー、デザートイエローの3色を、
約3mmくらいの穂幅の筆で縦3cmくらいのタイルのように塗る。
筆塗りとエアブラシのメリットデメリットを考えた時、エアブラシ派の人が一番嫌がる、つまり、「上手い人の作例で見かけない」ような塗装とはどんなものか。
マスキングが死ぬほど多そうな塗装。
だからアンリーシュドの立像フィギュアや塗装済みのコックピットアムロに高値が付いたりする。
筆塗りをとことん嫌う人は少なく無い気がする。
そして、筆塗り大好きな僕は、「それを活かす」ことで「いい意味の個性」が打ち出せる気がした。
迷彩のパターンを一切下書き無しで塗っていくのはとてもリスキーだけど、イメージとしては「非常にオリジナリティ溢れる感じ」になりそうな気がするし、凄く大変そうだからこそ達成感も得られそうだ。
大変過ぎて途中で嫌になってしまいそうな気も多々するが。
・案6 カルバリーテンプル
カルバリーテンプル(ヘルミーネ)は、エルガイム終盤に出てきたヘビーメタル。当時ほとんどのHMがキット化された中で、最後までされず、でも劇中の印象はすこぶるかっこよかった「左右被対象」の顔が魅力的な一機。
クリーム色にワインレッドのポイントというカラーリングは、ユニコーンのクリアピンク部分を活かしやすく塗りやすそう。
※裏地をダークアイアンで塗るとか
ただ、本気でカルバリーテンプルっぽさを出すなら、
片眼を加工して左右被対象にする
くらいの度胸が欲しいところだ。てかガンダムで隻眼って、、、修理しろよ。
・・・
とにかく何色で塗ろうと僕の勝手なわけで、それこそがユニコーンを買った一番の「妙味」だ。イメージ的には汚しが似合うとは思えないスタイリッシュさがあるが、だからと言って迷彩で塗っちゃダメってこともない。重要なのは、
自分と、自分の友人数名が「いいね」と思えるか、思ってくれるかどうか。
価格的にはPGの3分の1なわけで、そこまで覚悟は要らない。失敗したところで死ぬわけでもコロナに罹るわけでもない。てか、
今ちょっぴり風邪気味なので、無茶は出来ないのだがな。
PS.翌日確認したら売り切れてた。よかった買っといて
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